息子、久作の全集は二度出ているが、父は戦後ものすごく評判が悪いため、全集は出ておらず、
大手の出版社からの再版も少ない。
父、茂丸も言葉を巧みに操る才能の持ち主で、明治の元老たちの信頼も厚かった。
児玉源太郎は、後藤新平とともに台湾の近代化で、本格的な実績をあげた人物で、茂丸と親しい人物のひとりだった。
講談調で面白く一般向けに描かれてあるため、初版は総ルビ振りだったと思われる。
国会図書館もすべての本をオンラインで公開しているわけではないので、
所蔵図書に限りがある地方で、お金を掛けずに茂丸を知るにはありがたい。
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児玉大将伝 (中公文庫 す 11-1) 文庫 – 1989/8/1
杉山 茂丸
(著)
- 本の長さ432ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1989/8/1
- ISBN-104122016398
- ISBN-13978-4122016392
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1989/8/1)
- 発売日 : 1989/8/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 432ページ
- ISBN-10 : 4122016398
- ISBN-13 : 978-4122016392
- Amazon 売れ筋ランキング: - 694,756位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 490位明治・大正時代
- - 4,462位中公文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年1月11日に日本でレビュー済み
児玉源太郎というと、司馬遼太郎の「坂の上の雲」で有名であるが、これは児玉と個人的に親しかった杉山茂丸によるものだから興味深い。内容は大きく分けて、幼少期における父の変死事件、熊本の神風連の乱、西南戦争における熊本城籠城戦、台湾総督時代、日露戦争に分けられよう。日露戦争以外は知らないことが多く、講談調の口調を差し引いても面白く読ませる。あとがきに著者のことを書いた文が載っているが、杉山のことをコンパクトに紹介してあって、これはこれで貴重な内容になっている。
2010年1月13日に日本でレビュー済み
明治の軍人で官僚でもあった児玉源太郎の自伝を、児玉と交流のあった杉山茂丸がかなり砕いて書いた本。どちらかというと一般向けの自伝的要素が強く、杉浦と児玉との暗部については当然ながら一切触れていない。また、どちらかというと読みやすさに重点を置いた為に、講談的な内容となってしまい、伝記としての信頼性についてはかなり疑問府を付けるしかない。
とはいえ、読み物としてはなんら遜色はなく、当時の冒険活劇をよむような面白みがある。又、極右運動家としての杉山のもう一つの側面を見るようであり、その杉山が尊敬した児玉自伝であっても、政治的臭みがない。
とはいえ、読み物としてはなんら遜色はなく、当時の冒険活劇をよむような面白みがある。又、極右運動家としての杉山のもう一つの側面を見るようであり、その杉山が尊敬した児玉自伝であっても、政治的臭みがない。