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中世ヨーロッパの説話: 東と西の出会い (中公文庫 ま 21-1) 文庫 – 1992/3/1
松原 秀一
(著)
- 本の長さ340ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1992/3/1
- ISBN-104122018900
- ISBN-13978-4122018907
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1992/3/1)
- 発売日 : 1992/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 340ページ
- ISBN-10 : 4122018900
- ISBN-13 : 978-4122018907
- Amazon 売れ筋ランキング: - 490,889位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長年いろいろ探し続けていた書物です。本物の名作とはこの書物のことだと思えます。
2005年11月22日に日本でレビュー済み
学者が書いている教養書としては、稀なほど分かりやすく面白い本です。フランス中世文学の専門家が、ヨーロッパ中世の説話と日本の説話の類似性を、懇切丁寧に解き明かしてくれます。とかく大学の講義のような専門性の高い内容も、一般人にも理解しやすく平明に書かれているのも嬉しい。地道な調査の一方で、常にグローバルな視点を持った研究のすばらしさを間近に見た感じがしました。特に、17世紀日本への宣教師が伝来した「聖ジョザファ伝」が、すでに11世紀の「太平記」に同様の話があった、そしてその起源は...というくだりは、知的好奇心が大いにくすぐられました。また随所に、著者の原点であるパリ留学時の逸話や、戦時中の読書少年の暮らしぶりが書かれているのも楽しめました。
2014年8月10日に日本でレビュー済み
1979年に東京書籍から出た『中世の説話-東と西の出会い』の改題・文庫化。
著者はフランス中世文学、説話学の研究者。
本書は、ヨーロッパとインド・中国・日本の説話を比較し、その発生と伝播の歴史について考究したもの。大学の研究紀要等に発表された論文を中核としている。
たとえば、浦島太郎によく似た説話がフランスにあることを指摘し、モティーフの共通点を比較したうえで、起源論へと踏み込んでいく。ヨーロッパの説話には、インドを起源とするものが少なくないようで、同様にインド起源のものが多い日本の物語とは、似ているようで似ていないといった感じなのである。
原則的には伝播説によって説明されるのだが、そうではない点も多く、簡単には結論づけられない。著者も一貫して慎重な立場を取っている。それは仕方ないのだが、読んでいてフラストレーションがたまるのも事実だ。
明確な結論のない本であった。
著者はフランス中世文学、説話学の研究者。
本書は、ヨーロッパとインド・中国・日本の説話を比較し、その発生と伝播の歴史について考究したもの。大学の研究紀要等に発表された論文を中核としている。
たとえば、浦島太郎によく似た説話がフランスにあることを指摘し、モティーフの共通点を比較したうえで、起源論へと踏み込んでいく。ヨーロッパの説話には、インドを起源とするものが少なくないようで、同様にインド起源のものが多い日本の物語とは、似ているようで似ていないといった感じなのである。
原則的には伝播説によって説明されるのだが、そうではない点も多く、簡単には結論づけられない。著者も一貫して慎重な立場を取っている。それは仕方ないのだが、読んでいてフラストレーションがたまるのも事実だ。
明確な結論のない本であった。