時代は18世紀ロシア。
エカテリーナII世は元はゾフィーという名の二流貴族の公女。母の出自などのめぐり合わせからロシア女帝エリザベータよりロシアに招かれる。皇太子ピョートルの妃候補として――
エカテリーナと名を改め皇太子妃になっても皇太子には生殖能力がなく、暗黙の了解で愛人との間に公子をもうけることになる。愛人への思いに悩み、傷つき、やがて、愛人との関係と自分の置かれた状況を知性と判断力で完全に分けられるようになる。
ロシア帝国の宮廷においてどのように身を処せばよいか判断し、運命を待ち、また自ら運命をつくる。
エカテリーナの雌伏の時である。
彼女の知性と教養、なによりロシア人であらんとする努力、これだけでもエカテリーナは類まれなる女性である。
運命は彼女に何を与えようとしているのか?さあ、次巻である第二巻へ!
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女帝エカテリーナ 1 (中公文庫 コミック版 い 1-1) 文庫 – 1994/9/1
池田 理代子
(著)
帝エカテリーナ (1) (中公文庫―コミック版) [文庫] [Sep 01, 1994] 池田 理代子 …
- 本の長さ413ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1994/9/1
- ISBN-104122021456
- ISBN-13978-4122021457
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1994/9/1)
- 発売日 : 1994/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 413ページ
- ISBN-10 : 4122021456
- ISBN-13 : 978-4122021457
- Amazon 売れ筋ランキング: - 404,355位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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劇画家・声楽家=ソプラノ。東京教育大学(現・筑波大)哲学科在学中より劇画を描き始め、『ベルサイユのばら』は社会現象ともいえる大ヒットとなり、今もなお国際的な人気を博する。『オルフェウスの窓』で日本漫画家協会優秀賞受賞。また2009年に、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章を贈られる。 1999年東京音楽大学声楽科を卒業、現在はソプラノ歌手、ミュージカル、コンサート、ディナーショウなどでも活躍中(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『知識ゼロからのオペラ入門』(ISBN-10:4344901827)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっと見つけ買えましたが、一緒に他巻が買え無かったので残念です。
2010年9月22日に日本でレビュー済み
小学生の時「婦人公論」に連載されてたのを読んでました。
「ベルサイユのばらの時と絵が全然違う〜」とか思ってたものの、
田舎貴族出身、無器量、あるのは野心と知性だけってゾフィーが、 ロシアの女帝になっていくのが、面白くて面白くて。(笑)
政略結婚で嫁いだけど夫はバカだし、立場は弱いし、宮殿内は陰謀渦巻くし。
恋人が出来て心安らぐかと思ってたら恋人もただのチャラ男だったし、 夫も浮気しだすし、 現女帝の死で宮廷内のバランスが崩れだすし…
物語が進むにつれゾフィーがどんどん強く美しくなるのがもうかっこよくてたまらない。
面白いですよ〜!
しかしエカテリーナ二世といえば、悪女の代名詞らしい。大人になって「世界の悪女」みたいな軽い歴史本読むと必ずいる気が。
「気に入らん夫より複数の愛人、読書大好き政治大好き」 カッコイイじゃないかあ。
「出来る女はカッコいい」これに尽きるか…。
だからこそ最終話は哀しかったですね…。
老いるってこういう事かあ、と…。
「ベルサイユのばらの時と絵が全然違う〜」とか思ってたものの、
田舎貴族出身、無器量、あるのは野心と知性だけってゾフィーが、 ロシアの女帝になっていくのが、面白くて面白くて。(笑)
政略結婚で嫁いだけど夫はバカだし、立場は弱いし、宮殿内は陰謀渦巻くし。
恋人が出来て心安らぐかと思ってたら恋人もただのチャラ男だったし、 夫も浮気しだすし、 現女帝の死で宮廷内のバランスが崩れだすし…
物語が進むにつれゾフィーがどんどん強く美しくなるのがもうかっこよくてたまらない。
面白いですよ〜!
しかしエカテリーナ二世といえば、悪女の代名詞らしい。大人になって「世界の悪女」みたいな軽い歴史本読むと必ずいる気が。
「気に入らん夫より複数の愛人、読書大好き政治大好き」 カッコイイじゃないかあ。
「出来る女はカッコいい」これに尽きるか…。
だからこそ最終話は哀しかったですね…。
老いるってこういう事かあ、と…。
2018年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前もう少し大判のを持っていましたが、もう一度読みたくて文庫で購入。
歴史的な文は文字が細かくなりますし、せっかくのゴージャスな絵柄を堪能するには、文庫だと少し物足りない感じがしました。
でも、今となり理解できる部分もあり、読み返した事に関しては満足しています。
歴史的な文は文字が細かくなりますし、せっかくのゴージャスな絵柄を堪能するには、文庫だと少し物足りない感じがしました。
でも、今となり理解できる部分もあり、読み返した事に関しては満足しています。
2004年6月8日に日本でレビュー済み
帝政ロシア時代の女帝、エカテリーナ二世の生涯を追ったドラマです。
ロシアの血を一滴も持たないドイツの田舎貴族の娘…それが、幼少時のエカテリーナ。
そんな彼女が野心に燃え、ロシア皇太子の妃となります。
野心に満ち、数奇な愛に翻弄された人生。
為政者としての並外れた器量と、理想と現実とのギャップ、老いによる精神及び肉体の変容…。
ここには、彼女の全てが描かれています。
ありきたりの「偉人伝」ではありません。
世界史で習うような姿はどこにもありません。
どこまでも生々しく、赤裸々に一人の人間としてエカテリーナ二世は描かれています。
この作品の中で、生き、悩み、そして死んでいきます。
エルミタージュ美術館を創立し、国の母と崇められたエカテリーナ二世。
そして、晩年「ピンクの色眼鏡をつけている」と揶揄された女帝。
野心、夢、失望、出会い、別れ…一人の人間の一生を追体験する、壮大なドラマです。
気軽には読めません。
圧倒的な存在感と、パワーが溢れてきますので、どうしても頭も心もエカテリーナでいっぱいになってしまいます。
どうぞ、じっくり腰を据えて読んでみて下さい。
ロシアの血を一滴も持たないドイツの田舎貴族の娘…それが、幼少時のエカテリーナ。
そんな彼女が野心に燃え、ロシア皇太子の妃となります。
野心に満ち、数奇な愛に翻弄された人生。
為政者としての並外れた器量と、理想と現実とのギャップ、老いによる精神及び肉体の変容…。
ここには、彼女の全てが描かれています。
ありきたりの「偉人伝」ではありません。
世界史で習うような姿はどこにもありません。
どこまでも生々しく、赤裸々に一人の人間としてエカテリーナ二世は描かれています。
この作品の中で、生き、悩み、そして死んでいきます。
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そして、晩年「ピンクの色眼鏡をつけている」と揶揄された女帝。
野心、夢、失望、出会い、別れ…一人の人間の一生を追体験する、壮大なドラマです。
気軽には読めません。
圧倒的な存在感と、パワーが溢れてきますので、どうしても頭も心もエカテリーナでいっぱいになってしまいます。
どうぞ、じっくり腰を据えて読んでみて下さい。
2013年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作「ベルサイユのバラ」の作者こと池田理代子先生の作品。「残念ながら私は美貌に恵まれなかった様だ。」だが野心的な少女はやがて愛も情も捨てロシア皇帝の妃、果てはロシアの女王となる、エカテリーナの壮絶な人生がよく描かれていて興味深かったです(全3巻)。
2007年3月4日に日本でレビュー済み
当時高校生だった私のロシア史への扉はこの本でした。ドイツの小国の「容姿には恵まれなかった」公女が、自分の知性と努力でロシアの女帝への階段を登ります。ロシアの血を一滴も持たない彼女が「大帝」と呼ばれ、輝かしい治世を歴史に残す…あり得ないような話だと最初は思いましたが、エカテリーナという傑出した人物、その並外れた頭脳と精神力、魅力を見出だし、納得させられました。池田理代子先生の描くエカテリーナは最初は器量よしとは言えない女の子ですが、忍耐と年月を重ねるごとに美しさが増して行きます。彼女の知性と人柄が内面から美しさ、魅力を出すようになるのが分かります。あと、エカテリーナの愛人だったグレゴリー・オルローフがお役目御免になった後、放蕩している時に偶然プガチョフ一行と行動を共にする事になっちゃった、という設定が面白かったです。「プガチョフの乱」を近い視点で見る事が出来て、興味深かったです。この作品でエカテリーナという偉大な女性の軌跡を知れただけでなく、ロシアという国の歴史、風土のイメージがつかめました。
2004年1月12日に日本でレビュー済み
池田理代子の歴史漫画作品は「ベルサイユのばら」に始まって「オルフェウスの窓」を頂点とし、その後はどうも暗くなりすぎ・地味になりすぎて下降気味の印象を受けるのですが、この作品は少女マンガと大人向けマンガのちょうどいいバランスが保たれていると思います。特にエカテリーナが女帝の地位に就くまでの前~中篇が面白い。あまり容姿に恵まれなかった、そのかわり知性には大いに恵まれた14歳の少女が、幼い野心をしたたかな権力闘争能力に変え、幼いときからの野望を追い続ける姿は異様な迫力に満ちています。でも戦いのなか、彼女の女としての甘い夢は、夫にも恋人にも裏切られて無残に破れていく。そういう彼女の微妙な心の揺れが描かれる作品前半がいちばん面白いです。「たとえこの恋慕の情は断ちがたくとも、この私に飽きたという男のことなど、今日から二度と再び考えるまい」「もう二度と恋に傷ついて泣く女にはならない」「決して男性を自分の世界の中心には置かない」。そして、優しくて誠実な男性から差し伸べられた真実の愛の手を拒み、「この手を離してはいけなかったのかもしれない。これは最後の扉だったのかもしれない。人間らしく、一人の女らしく立ち返るための」。 そしてエカテリーナは恋人も友人も道具として使う孤独な王座への戦いに突き進みます。いよいよ人生の賭けに出る彼女の言葉、「神よ、私は紅海を渡ります。この海を分かちたまえ」。スケールの差はあれ、どんな人生にもこういう瞬間ってあるよなあ、と受験を控えたおばかな高校生だった私は思いました。