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文章読本 改版 (中公文庫 み 9-7) 文庫 – 1995/12/18

4.3 5つ星のうち4.3 44個の評価

この商品には新版があります:

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1995/12/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1995/12/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 236ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4122024889
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122024885
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 44個の評価

著者について

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三島 由紀夫
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(1925-1970)東京生れ。本名、平岡公威。

1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。1949年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。

主な著書に、1954年『潮騒』(新潮社文学賞)、1956年『金閣寺』(読売文学賞)、1965年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。1970年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
44グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年8月5日に日本でレビュー済み
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森鴎外、谷崎潤一郎、川端康成、志賀直哉、堀辰雄、梶井基次郎、バルザック、ゲーテ、ドストエフスキー、プルースト、ヴォルテール、ジャン・コクトオ等々、三島由紀夫が高く評価する作家の文章や、三島自身による批評が収められた、三十三歳の三島の手による極めて貴重な良書です。

三島は本書の目的は、読者を「普通読者(レクトゥール)」から「精読者(リズール)=ほんとうに小説の世界を実在するものとして生きていくほど、小説を深く味わう読書」へと導くことだと述懐していますが、本書を読んで幾分かはリズールになれた気がします。

死して尚、本書を通して、三島から学べるという事実がとても有難いです。

多くのレクトゥールに読んで頂きたい、日本文学においても重要な書の一つだと思います。

以下、文中から印象に残る文章と各作家に対する三島評を紹介いたします。

・結局、文章を味わうということは、長い言葉の伝統を味わうということになるのであります。そうして文章のあらゆる現代的な未来的な相貌のなかにも、言葉の深い由緒を探すことになるのであります。それによって文章を味わうことは、われわれの歴史を認識することになるのです。
・ヴォルテールの文学は政治諷刺の文学であり、同時に小説のひとつの規範であります。
・鴎外の文章はあくまでも完全な簡素の上にたった短篇小説、および小品のための文体。
・志賀直哉の文体も同様で、氏は真の長篇小説としては『暗夜行路』を書いただけでありますが、それすら苦吟に苦吟を重ねて長い年月を要しました。
・泉鏡花の物語は思想的な主題もなく、知的な個性もありませんが、厳然とした物語の世界を長々と展開することができました。
・谷崎潤一郎氏の文体は鏡花に比べると、はるかに写実的文体に近く、文学的伝統から言っても、平安朝文学の影響を受けて洋々たる感情の流れを叙しながら、同時に広大な写実的世界を再現することに秀でていますが、その端的な例があの大作『細雪』でありましょう。
・川端康成氏、堀辰雄氏、梶井基次郎氏はノヴェリストと言って紹介されるよりもポエットと言って紹介された方が適当な代表でしょう。川端氏のものでは『反橋』『しぐれ』『住吉』など連作の三篇は、純然たる一個の詩であって、中世風な詩情の中にかすかに物語が織り込まれています。
・(『しぐれ』から)このさり気ない詠嘆の中に、作者は文章を鴎外のようにも、鏡花のようにも使わず、極度に明晰に物体を指示するのでもなく、また自分の感覚を、いろいろな修飾語で飾り立てるのでもなく、ただ淡々と情念の流れを述べながら、その底に深い抒情的悲しみや、鬼気をひそませています。川端氏がこのような文体に達したのは『雪国』以降のことでありますが、氏の文章はますます小説的でなくなりながら、ますます作品としては傑作を生み出していくという、不思議な傾向をたどっています。
・最も迅速なスピードをもった文章は、ジャン・コクトーの『山師トマ』と『大股びらき』の文章でないかと思います。
・子供の世界を大人の目からながめたジャン・コクトオの『怖るべき子供たち』や谷崎氏の『小さな王国』によって、われわれは再び子供の世界へ、芸術を通して連れていかれるので、私にとっては子供の書いた文章よりも、大人の魂が子供の世界にふれた文章の方がずっと貴重なのであります。
・非常に適切な比喩は、小説の文章をあまりにも抽象的な乾燥したものから救って、読者のイメージをいきいきとさせて、ものごとの本質を一瞬のうちにつかませてくれます。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日記でも、覚え書きでも文章を書くのが苦手な人は多い。
その反面、自費出版ブームだ。
 文章を書く際、こんなにも気を使うのかと思うと、やはり怖くなるね。
 まあ!気にせず一度は読んでおくのもいいかも・・・
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品はとても綺麗な状態で、迅速に配送いただきました。
2018年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 人に分かりやすい、読みやすい、面白い文章が書けるといいなぁと購入しました。その分析能力の高さ、博識ぶりに驚嘆です。若くして自決してしまったのが全く残念で、改めてよぼよぼになってどんなことを話してくれるのだろうか、と無念に感じてます。なんとなく私の心の中では、三島由紀夫、石原慎太郎、江藤淳とこの世の中を導く思想界の指導者と思っていたので、二人がすでに欠けていない。
 あまりこれを読んだからと言って文章が上手くなるとも思えませんが、それぞれの個性で好きなように表現していけばよいのでしょう。受け狙いの文章は書かない方がいいのかな。あらゆる文体を誉めたたえているように思えます。だから、自分なりの表現が最も大切なのですかね。勿論、名文に学ぶことをした結果が文章読本・・・あらゆる文体を知る。手立て。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年8月15日に日本でレビュー済み
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三島由紀夫が読書とは何か?、学校で学ぶ国語との違い、読書の楽しみを分かりやすく学べました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年3月28日に日本でレビュー済み
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美しい文章とはいったい何なのかがわかる1冊。
数多くの名作を残した三島の言葉だからこそ、説得力がある。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2002年9月9日に日本でレビュー済み
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文章読本というより、小説の書き方のススメであるような感がした。本書に、良い文章例を挙げ、その良いポイントを三島氏が解説している。その解説のポイントを読み取ることが至極重要であり、またそのような文章を書かなければ人々の言霊に触れない。そのためにも、良い文章を読む必要があること大切であるとわかった。
32人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年7月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初版のものを買いました。私が生まれた翌年に出た三島由紀夫の文章読本。文庫版では読んだことがありますが、やはり文庫版では物足りないです。旧字体、旧仮名遣いのままの大型本が味わいがあります。未読のままこんにちに至ったようで、中は綺麗です。持っているだけでも心豊かな気持ちになりそうな、名著の初版本です。59歳、男。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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