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マンガ日本の歴史 1 (中公文庫 S 12-1) 文庫 – 1997/3/1
石ノ森 章太郎
(著)
秦・漢帝国と稲作を始める倭人
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1997/3/1
- ISBN-104122028221
- ISBN-13978-4122028227
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1997/3/1)
- 発売日 : 1997/3/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 212ページ
- ISBN-10 : 4122028221
- ISBN-13 : 978-4122028227
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,012,160位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年11月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
石ノ森章太郎の傑出した筆致力によるマンガ「日本の歴史」とは、随分と贅沢な企画である。このような企画が実現したことだけで、とてつもなく素晴らしい成果である。倭人に関しては資料も少ないが、逆に、稀代の漫画家の創造力と構想力によって、その当時の日本を我々もイメージすることができる。漫画というメディアの素晴らしさを知る思いである。歴史的考証に関しては、そもそも学術的なレベルを、このような漫画に期待するのが間違っていると思われる。このような漫画によって、当時をイメージできるということの有り難さを感謝するべきだと個人的には思う。また子供の読者に媚びることなく、描かれているところも評価したい。
2016年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代だけに、想像で書かれているトコロが多過ぎると感じました。
2014年9月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
kindle本としての評価5点(resolution細かく細部まではっきりと見れる、絵の大きさは変化可能)、作品の評価4点
十年ほど前から、歴史に関する本を読んだり、歴史資料館や史跡を訪ねて歩くようになり古代史のことにも、
少し興味を持つようになった。
受験のために勉強した歴史の知識以上は持ち合わせていなかったが、
縄文式土器でも、弥生時代の環濠集落でも、実物を見たり、現地に行ったりすると、全然迫力が違うし、
歴史資料館につくられたジオラマ等を見ると、
試験のために覚えた年表中心の知識と、歴史を学んだり、実感するということが全然違うことに感激していた。
1989年に出版時にこの作品は読んでいるはずであるが、石ノ森のこのシリーズは、キャラクターの顔が似通っていたりして、
わざわざ漫画にする意味をほとんど感じなかった。
しかし、改めて作品を読むと、どうしてそうなったのかというイベントが起きた背景を描こうとしたのではなく、
どんな時代だったのかということを、読者に感じさせようという、疑似体験に似たものを作品に込めたんだなと思うと
すごくよくできている作品である。
「倭は百余国に分かれ、その一部が前漢の楽浪郡に朝貢する」とか、「倭の奴の国王が光武帝より金印を授けられる」とか
書かれても何も感じないのだが、
そこに実際の当時の生活の様子や、当時の人が感じた自然の驚異や、後漢の首都、洛陽に至る黄河の大きさや、
楽浪郡の大夫が銀印しか得られなかった時代に倭の奴国王が金印を授けられる様とかを描くことで、
知識に肉付けがされていくのが楽しい。
作品をよく見ると、その時代の生活を、細部まで徹底して描写した背景が描かれていて、
作品自体が、歴史資料館のジオラマみたいな役割をしているんだなと感じた。
そういう意味で、「マンガ日本の歴史」は、類書のない歴史関係の本なんだなということに改めて気付かされた。
ただ、歴史は、生き物で新たな資料が出てくると解釈が突然変わったりしてくる。
この作品、石ノ森が命を削りながら描いた作品だが、
1989年に出版時の知識としてはOKでも、今の知識では、かなり古くなっている部分がある。
今秋、山内丸山遺跡を訪れたが、
1992年から本格的調査が始まった遺跡は、
日本の縄文時代の歴史を完全に書き換えたといってよい大発見で、
イメージ的には、もののけ姫のアシタカの住んでいた村のような感じの生活様式で東京ドームの7倍という広大な規模の集落が、
5000年前に存在していたことになる。
そこではクリをはじめ、あわやひえ等の穀物の栽培がおこなわれており、
稲作以外の作物を計画的に栽培しており、それを蓄える高床式倉庫も存在していた。
さらに、服は自分たちで織り、袋をあみ、いまと同じで、土器のミニチュア版をつくったりしており、
日本各地に船で出かけて、装飾品の原料や黒曜石を広く交易し、
女性たちはお化粧したり、装飾品を身にまとうのに余念がなかった。
また、都市計画がなされ、巨大な公民館が作られ、居住区間の竪穴式住居を中心として、
周囲に子供の墓、および大人の墓が計画的に配置されていた。
すなわち、この本に書かれている縄文時代とは、全く違う社会が営まれていたことが明らかになりつつあるのである。
このような知識を再版時に、新たに注釈として書き加えたりして、
作品の情報を補う努力をほしかったという思いがあったので、評価を1点だけ下げた。
ただ、細部まで描きこんだ背景を見ると、集落が時代とともに少しづつ大きくなっていく様とか丁寧に描かれていて、
あらためて石ノ森のすごさを感じた。
十年ほど前から、歴史に関する本を読んだり、歴史資料館や史跡を訪ねて歩くようになり古代史のことにも、
少し興味を持つようになった。
受験のために勉強した歴史の知識以上は持ち合わせていなかったが、
縄文式土器でも、弥生時代の環濠集落でも、実物を見たり、現地に行ったりすると、全然迫力が違うし、
歴史資料館につくられたジオラマ等を見ると、
試験のために覚えた年表中心の知識と、歴史を学んだり、実感するということが全然違うことに感激していた。
1989年に出版時にこの作品は読んでいるはずであるが、石ノ森のこのシリーズは、キャラクターの顔が似通っていたりして、
わざわざ漫画にする意味をほとんど感じなかった。
しかし、改めて作品を読むと、どうしてそうなったのかというイベントが起きた背景を描こうとしたのではなく、
どんな時代だったのかということを、読者に感じさせようという、疑似体験に似たものを作品に込めたんだなと思うと
すごくよくできている作品である。
「倭は百余国に分かれ、その一部が前漢の楽浪郡に朝貢する」とか、「倭の奴の国王が光武帝より金印を授けられる」とか
書かれても何も感じないのだが、
そこに実際の当時の生活の様子や、当時の人が感じた自然の驚異や、後漢の首都、洛陽に至る黄河の大きさや、
楽浪郡の大夫が銀印しか得られなかった時代に倭の奴国王が金印を授けられる様とかを描くことで、
知識に肉付けがされていくのが楽しい。
作品をよく見ると、その時代の生活を、細部まで徹底して描写した背景が描かれていて、
作品自体が、歴史資料館のジオラマみたいな役割をしているんだなと感じた。
そういう意味で、「マンガ日本の歴史」は、類書のない歴史関係の本なんだなということに改めて気付かされた。
ただ、歴史は、生き物で新たな資料が出てくると解釈が突然変わったりしてくる。
この作品、石ノ森が命を削りながら描いた作品だが、
1989年に出版時の知識としてはOKでも、今の知識では、かなり古くなっている部分がある。
今秋、山内丸山遺跡を訪れたが、
1992年から本格的調査が始まった遺跡は、
日本の縄文時代の歴史を完全に書き換えたといってよい大発見で、
イメージ的には、もののけ姫のアシタカの住んでいた村のような感じの生活様式で東京ドームの7倍という広大な規模の集落が、
5000年前に存在していたことになる。
そこではクリをはじめ、あわやひえ等の穀物の栽培がおこなわれており、
稲作以外の作物を計画的に栽培しており、それを蓄える高床式倉庫も存在していた。
さらに、服は自分たちで織り、袋をあみ、いまと同じで、土器のミニチュア版をつくったりしており、
日本各地に船で出かけて、装飾品の原料や黒曜石を広く交易し、
女性たちはお化粧したり、装飾品を身にまとうのに余念がなかった。
また、都市計画がなされ、巨大な公民館が作られ、居住区間の竪穴式住居を中心として、
周囲に子供の墓、および大人の墓が計画的に配置されていた。
すなわち、この本に書かれている縄文時代とは、全く違う社会が営まれていたことが明らかになりつつあるのである。
このような知識を再版時に、新たに注釈として書き加えたりして、
作品の情報を補う努力をほしかったという思いがあったので、評価を1点だけ下げた。
ただ、細部まで描きこんだ背景を見ると、集落が時代とともに少しづつ大きくなっていく様とか丁寧に描かれていて、
あらためて石ノ森のすごさを感じた。
2014年5月25日に日本でレビュー済み
日本の歴史を漫画で描くという途方もないことに挑んだものだと敬意を表したいと思います。
何より難しいのは、ここから始まる古代史ではないかと推測していました。
今でも時折、古代遺跡の発掘によって歴史が書きかえられたりします。
要するに、学説が複数あるうえ、新説も生まれているという状態で描かなければならないわけです。
お読みになられた方は、もしかすると自説(自分がこれだと信じている説)と相反するかもしれません。
それは、この時代の史書を読むうえで起きうることですし、それはマンガであっても同じです。
この巻は、縄文期から弥生期にかけての時代です。
この中に弥生時代の”神遊び”なるものが描かれています。
祭祀で、集団性交が行われる日でもあります。
当時は、子供をたくさん作って集団の勢力を高めることが必要であったのではないか、などと考えたりしました。
まだ国の形が整わない頃の姿です。
最も想像の翼が羽を伸ばしたがるのではないでしょうか。
学校の教科書を読むよりは数段面白いのは間違いないでしょう。
何より難しいのは、ここから始まる古代史ではないかと推測していました。
今でも時折、古代遺跡の発掘によって歴史が書きかえられたりします。
要するに、学説が複数あるうえ、新説も生まれているという状態で描かなければならないわけです。
お読みになられた方は、もしかすると自説(自分がこれだと信じている説)と相反するかもしれません。
それは、この時代の史書を読むうえで起きうることですし、それはマンガであっても同じです。
この巻は、縄文期から弥生期にかけての時代です。
この中に弥生時代の”神遊び”なるものが描かれています。
祭祀で、集団性交が行われる日でもあります。
当時は、子供をたくさん作って集団の勢力を高めることが必要であったのではないか、などと考えたりしました。
まだ国の形が整わない頃の姿です。
最も想像の翼が羽を伸ばしたがるのではないでしょうか。
学校の教科書を読むよりは数段面白いのは間違いないでしょう。
2009年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供にと購入しましたが、女性の裸がでてくるなど小学生には不向きな内容です。
2016年12月20日に日本でレビュー済み
あの『仮面ライダー』シリーズで有名な石ノ森章太郎が手掛けたのが、大作『マンガ日本の歴史』シリーズでした。
本作品が初めて出版された時は中学へ上がりたての頃だったのですが、この手の漫画にしては性的描写が多くて(平安時代まで)、かなり面食らいました・・・歴史が広い意味で人間の営みの産物だとするならば、「性」もその営みの一部なので、歴史の中で取り上げられるのも、必然ではないにしろ全く不自然ではないと考えられるようになる迄には、少々時間がかかりました(^。^;)
さて、本巻はシリーズ記念すべき第1巻で舞台は弥生時代(縄文時代末期辺り)。
日本列島に先住していたた縄文人が、稲作をもたらした大陸からの渡来人達と交わっていき、やがてその集団が「ムラ」そして「クニ」へと発展していく過程を描いております(卑弥呼は次巻で登場)。
ムラやクニ同士の戦争、その捕虜達と掟を破った者達の奴隷化、定住圏を拡げる為の開発(環境破壊)・・・人間の持つ負の面を描く事で、古代に対して抱きがちな、平和/平等/自然との共生等といった幻想を見事に打ち砕いているのは、本書の良い点の一つだと思います。
また、このシリーズは他の歴史(学習)漫画とは異なり、未来人や宇宙人のような歴史を俯瞰する第三者を置かずに、ナレーションによる説明を除けば、登場人物達自身に語らしめるスタンスを採っているのも、個人的に評価出来ました。
まだ日本史上に名を遺す偉人達が登場していない事と上記でいろいろ述べた事を総合して、本巻としては☆4つと致します!
本作品が初めて出版された時は中学へ上がりたての頃だったのですが、この手の漫画にしては性的描写が多くて(平安時代まで)、かなり面食らいました・・・歴史が広い意味で人間の営みの産物だとするならば、「性」もその営みの一部なので、歴史の中で取り上げられるのも、必然ではないにしろ全く不自然ではないと考えられるようになる迄には、少々時間がかかりました(^。^;)
さて、本巻はシリーズ記念すべき第1巻で舞台は弥生時代(縄文時代末期辺り)。
日本列島に先住していたた縄文人が、稲作をもたらした大陸からの渡来人達と交わっていき、やがてその集団が「ムラ」そして「クニ」へと発展していく過程を描いております(卑弥呼は次巻で登場)。
ムラやクニ同士の戦争、その捕虜達と掟を破った者達の奴隷化、定住圏を拡げる為の開発(環境破壊)・・・人間の持つ負の面を描く事で、古代に対して抱きがちな、平和/平等/自然との共生等といった幻想を見事に打ち砕いているのは、本書の良い点の一つだと思います。
また、このシリーズは他の歴史(学習)漫画とは異なり、未来人や宇宙人のような歴史を俯瞰する第三者を置かずに、ナレーションによる説明を除けば、登場人物達自身に語らしめるスタンスを採っているのも、個人的に評価出来ました。
まだ日本史上に名を遺す偉人達が登場していない事と上記でいろいろ述べた事を総合して、本巻としては☆4つと致します!
2019年7月7日に日本でレビュー済み
マンガ日本の歴史第一巻にあたる「弥生時代 稲作と戦争」を色々考へながら読ませていだきました。縄文後期から弥生初期にかけての時代を描いてゐましたが、やや無理のあるストーリーかなと感じました。描かれた縄文後期の飢餓と稲作集団の生活が隣り合ったムラとして本当に起きてゐたのかといふ事と当時が相互の交流がない閉ざされた社会だったんだらうかといふ疑問が湧きました。又、各共同体間で起きて来たと思はれる戦争の発生から承認権威の渇望の流れも幾段階かの複雑な経過と色々な大義名分があった筈ですが、描かれたストーリーは甚だ単純な思ひつきに近い感じがしてうーんと唸ってしまひました。稲作耕作をスムーズにするには、用水技術や有利な耕作地の確保、そして、共同体内の秩序、階層の問題もあったかと考へられます。そして、倭国の集団は、そんなに金印を強く求めたのだらうかといふ事です。唯、環濠集落の形成、歌垣習俗の発生等についての考察は成程と思はれました。本巻は、私には玉石混淆の弥生時代初期の想像と考察ストーリーではなかったかと感じるわけであります。