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谷崎文学の愉しみ (中公文庫 こ 3-3) 文庫 – 1998/2/18
河野 多惠子
(著)
- 本の長さ300ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1998/2/18
- ISBN-104122030609
- ISBN-13978-4122030602
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1998/2/18)
- 発売日 : 1998/2/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 300ページ
- ISBN-10 : 4122030609
- ISBN-13 : 978-4122030602
- Amazon 売れ筋ランキング: - 864,964位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,315位中公文庫
- - 127,956位ノンフィクション (本)
- - 224,016位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1926(大正15)年、大阪生れ。大阪府女専(大阪女子大学)卒。
「文学者」同人になり、1952(昭和27)年、上京。1961年「幼児狩り」で新潮社同人雑誌賞、1963年「蟹」で芥川賞を受賞。著書に、『不意の声』『谷崎文学と肯定の欲望』(共に読売文学賞)、『みいら採り猟奇譚』(野間文芸賞)、『後日の話』(毎日芸術賞、伊藤整賞)、『秘事』『河野多惠子全集』など。日本芸術院会員。コロンビア大学客員研究員。
カスタマーレビュー
星5つ中3.3つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか難しい評論でした。降参です。とってもじゃないけどレヴューなんて書けません。ただの雑記を書き散らさせていただきます。一応、主要な谷崎のそれも大正期の作品集も読んだ後に挑戦してみましたが、降参です。著者のアプローチは個別の作品を個別に取り上げていくのではなく、あくまでも谷崎の全体の作品世界の中で、個別の作品の位置づけを模索していくものです。したがって読者側の谷崎作品全体への渉猟を前提としています。それだけではなく、皮相的な理解を拒絶する著者の視角は「マゾヒズム」を谷崎の全作品体系の一つの核として捉えるため、このマゾヒズムへの深い多面的な取り扱いを読者に要求することになります。ただこのマゾヒズム(複雑で心理的な)への鋭敏な感覚に欠落する読者にとってはなかなかフォローするのが難しいアプローチでもあります。ただこの結果様々な作品の皮相的な解釈がひっくり返される部分は見事でもあります。わかりやすいのは、大阪出身の著者による谷崎の作品中の大阪弁の役割の解釈です。