1995年に時事通信社から出た単行本の文庫化。
著者は渋沢資料館の主任研究員を務めた人物。プルタルコス英雄談の翻訳を手掛けるなど、古今東西の逸話や雑学に通じた知識人らしい。
本書は広く世界中から食にまつわるエピソードを集めたもの。古代ギリシャ・古代中国から近代まで、ものすごい量の情報が詰め込まれている。
帝王の食卓、コック、飢え、グルメ、作法など、いくつかに分けられて紹介されているので、東西の比較などもでき、読んでいて面白い。
真実か怪しい話、やや扱いの不用意なエピソードなども混じっているが、たくさんの話を集めて整理してくれたことに感謝したい。
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食悦奇譚: 東西味の五千年 (中公文庫 つ 21-1) 文庫 – 1999/10/1
塚田 孝雄
(著)
- 本の長さ391ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1999/10/1
- ISBN-104122035198
- ISBN-13978-4122035195
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1999/10/1)
- 発売日 : 1999/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 391ページ
- ISBN-10 : 4122035198
- ISBN-13 : 978-4122035195
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,221,164位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2003年10月2日に日本でレビュー済み
かなり面白い読み物です。題名に引かれて購入しましたが読み終わってまさに食悦奇譚とはよく言ったものだと関心しました。人間は生きる為に食うのか?食うために生きるのか?なーんてことを改めて考えてしまう一冊。目次から興味のある所だけつまんで読むことも出来るし、何気なく開いたページにもあなたの好奇心を刺激してくれるエピソードが載っている、そんなどこから開いても読める本の一つです。釈迦、ソクラテス、アレクサンダー大王、ノストラダムス、そんな歴史上の人物に興味のある方、普段彼らが何を食べていたかちょっとのぞいてみたくはありませんか?主要参照引用文献のリストが巻末にきちんと載っており食の歴史に興味のある人はそれらも参考になるかもしれません。