自分自身が依存心が強いせいか、同じように依存心の強い人間を呼びます。
依存心でしかつながりがなくて結局は自分ひとりでいたくないいられない人間同士で
相手が好きで一緒にいるわけではありません。
最初は「自分と同じ気持ちを持ってる分かり合える人」でも、
そのうち「より多く好意を持たせたほうが勝ち、相手を支配できる権利がある、それが愛情」
というゆがんだ面がむき出しになってきます。
そういう人間から逃げようとすると「あなたに価値はない！あなたみたいなダメな人間と一緒にいてやれるのは
私しかいない。感謝していうことを聞け！」と上から押さえつけられる。
逃げようとすると、「一緒にいてあげるって言ってやってんだから逆らうな！」と追いかけてくる。
対男性ではなく、私も女性で相手も女性。
女性同士の関係でこういう人をよく呼んでしまう。
この本の中で述べられている種類の女性達とそういう私が呼び寄せる種類の女性達は本当によく似ている。
男性にひどい目にあった女性。そういう男性を選ぶ自信のない女性。
自分ひとりでは自分自身が存在していいのか分からないから、自己確認できるような反応をくれる中身のない男性に簡単に引っかかる。
それで痛い思いをしても自分は悪くない自分の献身を受け入れない男性が悪い。
そう思いながらまた似たような反応を簡単にくれる中身のない男性を求める。
ひとりでいるよりマシだから、と。
でも人間ひどい扱いを受ければ痛い思いをするし、それはなかなか消えることはない。
それなのに同じような男と同じような自分を削るしかないような付き合いしかできないまま傷を増やし、
怒りをためてゆく。
相手も悪いけど、そういう相手を自分への反応欲しさに簡単に自分の体を餌にして呼び寄せる女性の方も
自分自身を大事にできてないし、「幸せは他人がくれるもの」と思い込んでて依存的すぎます。
子供ができたとして、その彼女たちの怒りが子供に向かえば虐待になります。
子供は確実に彼女たちより弱くて逃げる場所を持たない生き物です。
子供でなくても彼女たちより優しかったり弱かったりしていうことを聞きそう逆らわなそうな人間は
彼女たちの怒りを理不尽に向けられます。子供と違って大人であれば逃げられるから、結局彼女たちの周囲には
自分を食い物にしかしない人間のクズしか寄ってこない。
優しい人間を大事にできないから優しい人間が彼女たちの周りにはいなくなる。
彼女たち自身のあり方に問題があります。
それは子供の頃の環境や彼女たちにはどうしようもない問題があったからこそで、全て彼女たちのせいではないけど
彼女たちはもう大人で自分の生き方やいる場所や共に過ごせる人をある程度選ぶ自由を持っています。
彼女たち自身が自分を大事にすることができれば、嫌なことは断っていいという線をきちんと引けるようになれば
彼女たちを削って平気な顔をする人間を寄せ付けることはなくなります。
被害者は加害者に簡単に変化します。
そうならないよう、怒りが弱いものに向かないよう、
依存的な恋愛から抜け出せるように彼女たちに読んで欲しい本です。
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