誰かが死んだり、何か事件が起こったりということがなく、読んでいて感動したり、怒ったり、涙したりと、感情を揺さぶられることも全くなかった。
それなのに、非常に面白くて一気読みしてしまった。
こういう風な小説を読むのは初めてで、私にとって非常に衝撃的な本となった。
作者によると、「反復」と「恋愛」を意図して書いたそう。
主人公の友人であるゆみ子の恋愛に対する言葉が秀逸。
ぜひ、意識しながら読んでみてほしい。
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草の上の朝食 (中公文庫 ほ 12-3) 文庫 – 2000/11/1
保坂 和志
(著)
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- 本の長さ294ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2000/11/1
- ISBN-104122037425
- ISBN-13978-4122037427
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2000/11/1)
- 発売日 : 2000/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 294ページ
- ISBN-10 : 4122037425
- ISBN-13 : 978-4122037427
- Amazon 売れ筋ランキング: - 39,927位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1956年、山梨県生まれ。鎌倉で育つ。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞。その他の著書に『生きる歓び』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』ほか。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
猫ちゃんたちに草の上の朝食を、、。
フワッと読んでしまうと、、空き地に咲く花々を眺めているような幸福感に満たされます。
でもそれは秋に咲く一年草で、、「僕」は三十路を回っても学生気分の同居生活を続けています。
季節は巡り冬が近くにやって来て、、恋愛しても、セックス抜きの「僕ら」のモラトリアムに
加わってしまう彼女がいます。それは猫に餌をやるよう子に、みんな影響されてしまうかららしい。
文庫の装丁にある野花の写真に惹かれて読みましたが、それがこの小説を一見で示しています。
ねこにだってきっちりと生活(現実)はある。真の(野良)ねこ好きならよくお分かりですね。
小説のアイロニーはこうした巧みを凝らすようになった訳ですが、そんなことにはお構いなしと、
あえて誤読をされることも多いのかもしれません。
フワッと読んでしまうと、、空き地に咲く花々を眺めているような幸福感に満たされます。
でもそれは秋に咲く一年草で、、「僕」は三十路を回っても学生気分の同居生活を続けています。
季節は巡り冬が近くにやって来て、、恋愛しても、セックス抜きの「僕ら」のモラトリアムに
加わってしまう彼女がいます。それは猫に餌をやるよう子に、みんな影響されてしまうかららしい。
文庫の装丁にある野花の写真に惹かれて読みましたが、それがこの小説を一見で示しています。
ねこにだってきっちりと生活(現実)はある。真の(野良)ねこ好きならよくお分かりですね。
小説のアイロニーはこうした巧みを凝らすようになった訳ですが、そんなことにはお構いなしと、
あえて誤読をされることも多いのかもしれません。
2020年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高評価される方が多くまた賞も取っている作品のようですが、私には全くダメでした。登場人物全員が、ろくに働くもせずにダラダラと毎日を過ごしている。その誰にも共感できるところがありません。全員が理屈っぽいことで、本として成り立っているような。「ダメ人間の怠惰な日々」とでもしてくれていたら、読まなかったであろうに。買ったことを後悔しています。
2006年11月25日に日本でレビュー済み
『ブレーンソング』の続編。四人は、いつものように毎日おしゃべりし、そして恋をする。
新たなキャラクターとして主人公に恋人ができるんだけど、まぁ主人公のまわりの怠惰な(かつ新鮮な)日々の濃度にやられてしまって、結局のところ、彼女もダラダラすることになる。前作の正当な後継、そして日常の反復。それがこの作品をひきつける要因になってて、日常性とは何なのか肌で感じさせてくれる一作。ダラダラすることを愛する人全てにオススメ。
保坂和志曰く
「『草の上の朝食』が「群像」に掲載されたとき、『プレーンソング』を絶賛したある評論家が、「『プレーンソング』は二度いらない」とか「『プレーンソング』に続篇はいらない」と言ったけれど、彼は“反復”というものがわかっていない。」
新たなキャラクターとして主人公に恋人ができるんだけど、まぁ主人公のまわりの怠惰な(かつ新鮮な)日々の濃度にやられてしまって、結局のところ、彼女もダラダラすることになる。前作の正当な後継、そして日常の反復。それがこの作品をひきつける要因になってて、日常性とは何なのか肌で感じさせてくれる一作。ダラダラすることを愛する人全てにオススメ。
保坂和志曰く
「『草の上の朝食』が「群像」に掲載されたとき、『プレーンソング』を絶賛したある評論家が、「『プレーンソング』は二度いらない」とか「『プレーンソング』に続篇はいらない」と言ったけれど、彼は“反復”というものがわかっていない。」
2003年10月19日に日本でレビュー済み
傑作です。
どこが傑作なんだ?と聞かれると困るんだけど(爆笑)
この人の小説って…粗筋の説明ができない(笑)人が死んだりとか、不倫したりとかっていう『事件』があるわけじゃない、終わり方だって、なんだか尻切れトンボで終わっている(笑)
ただ、ふつうの日常が続いていく、それが淡々と描かれているだけ。でもそれがとても切ない。
たぶん、好き嫌いはあるでしょうね~、こういう小説が嫌いな人、いるだろうから。
でも敢えて繰り返します。傑作だよ、これ。読んで、味わってもらうしかないんだけど。
どこが傑作なんだ?と聞かれると困るんだけど(爆笑)
この人の小説って…粗筋の説明ができない(笑)人が死んだりとか、不倫したりとかっていう『事件』があるわけじゃない、終わり方だって、なんだか尻切れトンボで終わっている(笑)
ただ、ふつうの日常が続いていく、それが淡々と描かれているだけ。でもそれがとても切ない。
たぶん、好き嫌いはあるでしょうね~、こういう小説が嫌いな人、いるだろうから。
でも敢えて繰り返します。傑作だよ、これ。読んで、味わってもらうしかないんだけど。