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死ぬ瞬間: 死とその過程について (中公文庫 キ 5-1) 文庫 – 2001/1/1
- ISBN-109784122037663
- ISBN-13978-4122037663
- 出版社中央公論新社
- 発売日2001/1/1
- 言語日本語
- 本の長さ468ページ
新品まとめ買い 死ぬ瞬間
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登録情報
- ASIN : 4122037662
- 出版社 : 中央公論新社 (2001/1/1)
- 発売日 : 2001/1/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 468ページ
- ISBN-10 : 9784122037663
- ISBN-13 : 978-4122037663
- Amazon 売れ筋ランキング: - 83,047位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 82位死生観
- - 433位臨床心理学・精神分析
- - 522位中公文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死につつある者も残された者もともに死を通して何かが変わる。死の意味とはそういうものなのかもしれない。
生と死は表裏一体であり、死を知ることは生を知ることにもなろう。
末期患者を苦しめるものの大きな要素の一つが家族や医師、看護婦などの周りの人間の無理解、無神経、誤解である。患者とこれらの人々が話し合い、理解しあうことで患者は死を受容して安らかに死んでいく。
死を受け入れることが今ある生を受け入れることになるのであろう。
本書を読んでいて嫌に気になったのは、紹介されている患者のほとんどがキリスト教徒だということ。キリスト教信仰という基盤に支えられている西洋人の心理を無信仰の多い日本人に当てはめられるのかやや疑問である(最後の方で信仰の持つ力に関しては著者は疑問視しているが)。
またフロイト、ユング式の非科学的な精神分析(精神解釈?)をところどころに行っているところも鼻についた。
生と死は表裏一体であり、死を知ることは生を知ることにもなろう。
末期患者を苦しめるものの大きな要素の一つが家族や医師、看護婦などの周りの人間の無理解、無神経、誤解である。患者とこれらの人々が話し合い、理解しあうことで患者は死を受容して安らかに死んでいく。
死を受け入れることが今ある生を受け入れることになるのであろう。
本書を読んでいて嫌に気になったのは、紹介されている患者のほとんどがキリスト教徒だということ。キリスト教信仰という基盤に支えられている西洋人の心理を無信仰の多い日本人に当てはめられるのかやや疑問である(最後の方で信仰の持つ力に関しては著者は疑問視しているが)。
またフロイト、ユング式の非科学的な精神分析(精神解釈?)をところどころに行っているところも鼻についた。
2021年8月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の地元の方が出品、驚きました。
30年ぶりに、また読ませて頂きます。
有り難うございました。
30年ぶりに、また読ませて頂きます。
有り難うございました。
2017年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
かなり古い本なのに今でも読む価値があります。
ケーススタディがキリスト教が多いアメリカなので日本と感覚的に違うところもありますが、生死に関して感じるところは洋の東西を問わず同じだと感じます。著者も、患者の心に寄り添いながらも、きわめて客観的に冷静に分析しています。
現在はわかりませんが、以前はアメリカの医療従事者の読むべき本になっていたそうです。
現在の日本の医療現場でも医療従事者は絶対に読むべき本だと思います。
そして助からない可能性が大きい患者さんが身内にいる家族は”絶対に”読んだ方が良いと思います。できれば患者さん本人も読んだ方が良いと思いますが、渦中にあるとむずかしいかも知れません。
医療の発達した現在、当初の治療は一生懸命なされますが、治療手段がなくなった患者に対しては、特に高度医療を行う大病院では、もう緩和ケア病院など、どこか他に行ってほしいという空気が醸し出され、見捨てられた感覚に陥ります。
看護士さんも腫れ物を触るような対応になったりして、かえって患者の気を滅入らせることもあります。
現在でも緩和ケア、終末ケアへのシームレスな移行はむずかしいことです。
緩和ケアにはっきり移行せずに、最後まで何とか可能性を探りたい思って闘病して、苦難の末、亡くなる方が圧倒的に多いのではと思います。家族も一生に一度あるかどうかの経験なのでどうすれば良いか分かりません。そして後で後悔し、悲嘆に暮れます。
この時の家族の心の持ち方について、この本は読んでおくべきだと思います。
病院では心に関するフォローは先生にもよるとは思いますが、有名病院でもまず期待できません。患者と家族が七転八倒しなければなりません。
医療技術の向上だけで医療の質を改善できるわけではありません。人間の最後の苦悩を和らげるために、可能な限り安らか逝くために、医療に関わる教育機関の学生をはじめ、一般の人を含むすべての人が読んでおくべきだと思います。人間は必ず旅立つのですから。
ケーススタディがキリスト教が多いアメリカなので日本と感覚的に違うところもありますが、生死に関して感じるところは洋の東西を問わず同じだと感じます。著者も、患者の心に寄り添いながらも、きわめて客観的に冷静に分析しています。
現在はわかりませんが、以前はアメリカの医療従事者の読むべき本になっていたそうです。
現在の日本の医療現場でも医療従事者は絶対に読むべき本だと思います。
そして助からない可能性が大きい患者さんが身内にいる家族は”絶対に”読んだ方が良いと思います。できれば患者さん本人も読んだ方が良いと思いますが、渦中にあるとむずかしいかも知れません。
医療の発達した現在、当初の治療は一生懸命なされますが、治療手段がなくなった患者に対しては、特に高度医療を行う大病院では、もう緩和ケア病院など、どこか他に行ってほしいという空気が醸し出され、見捨てられた感覚に陥ります。
看護士さんも腫れ物を触るような対応になったりして、かえって患者の気を滅入らせることもあります。
現在でも緩和ケア、終末ケアへのシームレスな移行はむずかしいことです。
緩和ケアにはっきり移行せずに、最後まで何とか可能性を探りたい思って闘病して、苦難の末、亡くなる方が圧倒的に多いのではと思います。家族も一生に一度あるかどうかの経験なのでどうすれば良いか分かりません。そして後で後悔し、悲嘆に暮れます。
この時の家族の心の持ち方について、この本は読んでおくべきだと思います。
病院では心に関するフォローは先生にもよるとは思いますが、有名病院でもまず期待できません。患者と家族が七転八倒しなければなりません。
医療技術の向上だけで医療の質を改善できるわけではありません。人間の最後の苦悩を和らげるために、可能な限り安らか逝くために、医療に関わる教育機関の学生をはじめ、一般の人を含むすべての人が読んでおくべきだと思います。人間は必ず旅立つのですから。
2014年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死を迎い入れなければいけない、心理的葛藤を学べます。ケーススタディーなどの参考に。
2014年11月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
立花隆さんの「臨死体験」からこの本に興味をもちました。
タイトルから想像するような内容ではなく、サブタイトルの「死とその過程について」をタイトルにした方がしっくりきます。
この本はもう何十年も前のものなので、その頃の時代背景を存分に含んでいます。
あぁ、その頃は医療ってそんな感じだったんだなぁ(アメリカにおいて)・・・と想像して読んだり、こういうのって日本じゃなかなかできる
ことじゃないよなと思ったり。とても面白く読みました。
キューブラーさんに興味が湧いたので、晩年の彼女を特集した番組をユーチューブで見ましたが、あれ・・・非常に残念な印象でした。
でもそれが逆にとっても人間らしいのですが。
タイトルから想像するような内容ではなく、サブタイトルの「死とその過程について」をタイトルにした方がしっくりきます。
この本はもう何十年も前のものなので、その頃の時代背景を存分に含んでいます。
あぁ、その頃は医療ってそんな感じだったんだなぁ(アメリカにおいて)・・・と想像して読んだり、こういうのって日本じゃなかなかできる
ことじゃないよなと思ったり。とても面白く読みました。
キューブラーさんに興味が湧いたので、晩年の彼女を特集した番組をユーチューブで見ましたが、あれ・・・非常に残念な印象でした。
でもそれが逆にとっても人間らしいのですが。