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第二次大戦回顧録抄 (中公文庫 B 1-4 BIBLIO20世紀) 文庫 – 2001/7/25
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- 本の長さ299ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2001/7/25
- ISBN-104122038642
- ISBN-13978-4122038646
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2001/7/25)
- 発売日 : 2001/7/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 299ページ
- ISBN-10 : 4122038642
- ISBN-13 : 978-4122038646
- Amazon 売れ筋ランキング: - 130,617位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 24位中公文庫BIBLIO
- - 161位日中・太平洋戦争
- - 239位戦争関連
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年3月19日に日本でレビュー済み
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蝸牛の歩みだが、原文(英語)に挑戦中。今後も精進したい。
2018年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
チャーチル
(1874-1965)
(Winston Churchill)は
第二次世界大戦中の
1940年5月
チェンバレン(1869-1940)
のあとを継いで
英国首相となり
国防大臣も兼任します。
戦時下の挙国一致内閣の成立です。
いわば国王(英連邦皇帝)
ジョージ六世(1895-1952)に
なりかわって
全権を得て戦争遂行に邁進
することになります。
欧州での戦争が終わったあと
1945年6月15日
チャーチルは下院を解散しました。
英国では1935年以来
選挙が行われていませんでした。
1945年7月5日
総選挙が行われましたが
チャーチルの保守党は
労働党に大敗を喫しました。
1945年7月26日
辞表を提出します。
野に下ったチャーチルは
『第二次世界大戦』の執筆にとりかかります。
主として口述筆記ですが
陸海空軍将官や歴史学者を総動員
1948年から年に1冊ずつ出版し
1953年、全6巻の大著が完結します。
この年
ノーベル賞の呼び声高かった
ヘミングウェイ(1899-1961)を
さしおいて
チャーチルはノーベル文学賞を
受賞しました。
本音では平和賞をほしかったので
がっかりしたそうです。
ヘミングウェイは翌年
ノーベル文学賞を受賞しました。
そのノーベル賞受賞作が
[1]Winston Churchill,
"The Second World War",
in six volumes,1948-1953,
Cassell,London です。
その邦訳は
『第二次大戦回顧録』
毎日新聞社翻訳委員会訳
(毎日新聞社 1949-1955)
全24分冊です。
現在は絶版です。
本書は
上記24分冊の中から
主として日本に関係ある箇所を
抜き書きし
一冊の本の分量にしたものです。
単行本は
1965年2月、毎日新聞社から
出版されました。
2001年7月、中央公論新社から
文庫本化されたのが本書です。
なお
河出書房新社から
河出文庫として出ている
『第二次世界大戦』は
上述のノーベル文学賞受賞作からの
翻訳ではありません。
ノーベル賞受賞後の1959年
もともとの6巻本を
要約・短縮・簡略化して4巻にし
さらに1957年2月10日付けの
エピローグをつけて
全体を一冊本にしたものからの翻訳です。
その原著は次の通りです。
[3]Winston Chruchill,
"The Second World War"
(condensed four volumes edition)
Abridged one-volume edition
with a New Epilogue
on the Year 1945-1957,
1957,Cassell,London
文献の番号をひとつとばして[3]と
しましたのは[1]のペーパーバック版が
存在するからです。つまり[2]として
[2]Winston Churchill,
"The Second World War"
full paperback edition
in twelve volumes,
Cassell,London
が存在します。
オリジナル6巻本の
各巻の原題は次の通りです。
1.The Gathering Storm (1948) 685pp
2.Their Finest Hour (1949) 700pp
3.The Grand Alliance (1950) 876pp
4.The Hinge of Fate (1950) 963pp
5.Closing the Ring (1951) 717pp
6.Triumph and Tragedy (1953) 775pp
単純にページ数を足すと4716ページになります。
語数を足すと2万語?とも言われます。
いずれにせよ
チャーチルのオリジナル6巻本の翻訳は
絶版ですから手軽には入手できません。
もともとあまり良い訳ではなかったので
私はそれほどお勧めいたしません。
なんだかんだ申し上げまして
原著を入手して英語で読むのが
いちばん無難かもしれません。
(手間暇時間はかかりますが)
というのも
チャーチルは
戦時挙国一致内閣の
首相兼国防相でしたから
「ウルトラ」などの機密情報を
当然知っていました。
もちろん「ウルトラ」情報を
本に書くわけにはいきません。
しかしどこまで知っていて
どこまで開示したのか
など
いま私たちがいちばん知りたい情報は
抄本ではなくて
原本にあたるしかありません。
版権・著作権など難しい問題は
あろうかと拝察いたしますが
出版社は新しい訳者をたてて
翻訳をやり直していただけると
誠に幸いに存じます。
(1874-1965)
(Winston Churchill)は
第二次世界大戦中の
1940年5月
チェンバレン(1869-1940)
のあとを継いで
英国首相となり
国防大臣も兼任します。
戦時下の挙国一致内閣の成立です。
いわば国王(英連邦皇帝)
ジョージ六世(1895-1952)に
なりかわって
全権を得て戦争遂行に邁進
することになります。
欧州での戦争が終わったあと
1945年6月15日
チャーチルは下院を解散しました。
英国では1935年以来
選挙が行われていませんでした。
1945年7月5日
総選挙が行われましたが
チャーチルの保守党は
労働党に大敗を喫しました。
1945年7月26日
辞表を提出します。
野に下ったチャーチルは
『第二次世界大戦』の執筆にとりかかります。
主として口述筆記ですが
陸海空軍将官や歴史学者を総動員
1948年から年に1冊ずつ出版し
1953年、全6巻の大著が完結します。
この年
ノーベル賞の呼び声高かった
ヘミングウェイ(1899-1961)を
さしおいて
チャーチルはノーベル文学賞を
受賞しました。
本音では平和賞をほしかったので
がっかりしたそうです。
ヘミングウェイは翌年
ノーベル文学賞を受賞しました。
そのノーベル賞受賞作が
[1]Winston Churchill,
"The Second World War",
in six volumes,1948-1953,
Cassell,London です。
その邦訳は
『第二次大戦回顧録』
毎日新聞社翻訳委員会訳
(毎日新聞社 1949-1955)
全24分冊です。
現在は絶版です。
本書は
上記24分冊の中から
主として日本に関係ある箇所を
抜き書きし
一冊の本の分量にしたものです。
単行本は
1965年2月、毎日新聞社から
出版されました。
2001年7月、中央公論新社から
文庫本化されたのが本書です。
なお
河出書房新社から
河出文庫として出ている
『第二次世界大戦』は
上述のノーベル文学賞受賞作からの
翻訳ではありません。
ノーベル賞受賞後の1959年
もともとの6巻本を
要約・短縮・簡略化して4巻にし
さらに1957年2月10日付けの
エピローグをつけて
全体を一冊本にしたものからの翻訳です。
その原著は次の通りです。
[3]Winston Chruchill,
"The Second World War"
(condensed four volumes edition)
Abridged one-volume edition
with a New Epilogue
on the Year 1945-1957,
1957,Cassell,London
文献の番号をひとつとばして[3]と
しましたのは[1]のペーパーバック版が
存在するからです。つまり[2]として
[2]Winston Churchill,
"The Second World War"
full paperback edition
in twelve volumes,
Cassell,London
が存在します。
オリジナル6巻本の
各巻の原題は次の通りです。
1.The Gathering Storm (1948) 685pp
2.Their Finest Hour (1949) 700pp
3.The Grand Alliance (1950) 876pp
4.The Hinge of Fate (1950) 963pp
5.Closing the Ring (1951) 717pp
6.Triumph and Tragedy (1953) 775pp
単純にページ数を足すと4716ページになります。
語数を足すと2万語?とも言われます。
いずれにせよ
チャーチルのオリジナル6巻本の翻訳は
絶版ですから手軽には入手できません。
もともとあまり良い訳ではなかったので
私はそれほどお勧めいたしません。
なんだかんだ申し上げまして
原著を入手して英語で読むのが
いちばん無難かもしれません。
(手間暇時間はかかりますが)
というのも
チャーチルは
戦時挙国一致内閣の
首相兼国防相でしたから
「ウルトラ」などの機密情報を
当然知っていました。
もちろん「ウルトラ」情報を
本に書くわけにはいきません。
しかしどこまで知っていて
どこまで開示したのか
など
いま私たちがいちばん知りたい情報は
抄本ではなくて
原本にあたるしかありません。
版権・著作権など難しい問題は
あろうかと拝察いたしますが
出版社は新しい訳者をたてて
翻訳をやり直していただけると
誠に幸いに存じます。
2020年4月5日に日本でレビュー済み
この本はイギリスから見た第二次世界大戦が良く分かる本です。もちろん、この本のタイトルに(抄)と記載されているため、抜粋版ということなのですが、大戦の大まかな流れは分かります。この本の中では、イギリスの誇る「プリンス・オブ・ウエールズ」と「レパルス」という主力艦がシンガポールで日本軍に沈められ、それを聞いたチャーチルが「戦争の全期間を通じて、私はこれ以上のショックを受けたことがなかった。私はベッドの上で身もだえした。もう、太平洋は、日本のものになった。」(147P)という記載とヒトラー政権下のドイツでベック将軍が、ヒトラーの進める政策では戦争が起こる可能性があるとして、ヒトラーを逮捕しようと画策していたことの記載が印象的でした。(37P)第二次世界大戦の大まかな流れを知りたい方にお薦めします。ありがとうございました。
2018年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画公開後の人物像を知りたくて。実情が克明に描かれていて、友人にも推奨しました。
2017年8月23日に日本でレビュー済み
チャーチルにとっての第二次世界大戦は当然、対ドイツですが、この本は日本での短縮版なので日本関連の内容が相当に多いです。
でも短縮版なので、ある程度、第二次世界大戦を知っていると、初めて知るようなことはないです。
が、当事者が書いたという価値は確かにあるので、むしろ、結構知ってる人より、初心者におすすめな感じ。
でも短縮版なので、ある程度、第二次世界大戦を知っていると、初めて知るようなことはないです。
が、当事者が書いたという価値は確かにあるので、むしろ、結構知ってる人より、初心者におすすめな感じ。
2018年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本では、なぜか第二次大戦の戦争状況だけが抜粋されていて、チャーチルの考え方、動向、各国首脳との交渉状況等は皆無である。これでは、チャーチルは戦況に一喜一憂していたと思われてしまう。編者の毎日新聞社の編纂意識を疑う。チャーチルの第二次大戦についての考え方、行動等を知りたい方には河出文庫「第二次世界大戦」(4冊本)、毎日新聞社「第二次大戦回顧録」(全24巻)を読むことを薦める。
2016年6月29日に日本でレビュー済み
保存状態が悪い 相当古いかんじでした。やはり新刊の方が良かったかな。