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奇貨居くべし 天命篇 (中公文庫 み 36-5) 文庫 – 2002/4/1
宮城谷 昌光
(著)
- 本の長さ399ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2002/4/1
- ISBN-104122040000
- ISBN-13978-4122040007
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2002/4/1)
- 発売日 : 2002/4/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 399ページ
- ISBN-10 : 4122040000
- ISBN-13 : 978-4122040007
- Amazon 売れ筋ランキング: - 624,287位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。
出版社勤務等を経て1991(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。1993年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞受賞。2000年、司馬遼太郎賞受賞。
『晏子』『玉人』『史記の風景』『楽毅』『侠骨記』『孟夏の太陽』『沈黙の王』『奇貨居くべし』『管仲』『香乱記』『三国志』『古城の風景』『戦国名臣列伝』『春秋名臣列伝』『風は山河より』『新 三河物語』等著書多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キングダムから名前を知って読み出しました。商人から宰相になる位だから、何かあるよね。と思っていたが、読めて良かった本でした。不満があるとすれば、最終巻ですが、最後が駆け足だったかな。と思います。もう一冊に分けて心情を書いてほしかったです。
2014年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待していなかっただけに内容には満足した。多少’鼻につく’箇所もあるが。不満は最終場面で、まとめとしては下の下。
2018年2月11日に日本でレビュー済み
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久しぶりにググッと来た内容でした。
主人公がカッコよすぎですが、その中で苦悩したり、人を思いやる気持ちがあったりで
生きていく力を育んでいく壮大なお話でした。
現代にもこういった政治家がいてくれたらなぁと
期待しています。
主人公がカッコよすぎですが、その中で苦悩したり、人を思いやる気持ちがあったりで
生きていく力を育んでいく壮大なお話でした。
現代にもこういった政治家がいてくれたらなぁと
期待しています。
2015年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漫画の『キングダム』から春秋戦国時代に興味を持ったニワカとして、
呂不韋はもちろん、蒙驁や麃公の活躍はうれしいかぎり。
ただ、この天命篇は2~3冊のボリュームで読みたかった。
呂不韋の思想を際立たせるためにも、
対極にある政や李斯との絡みを丁寧に書いてほしかったです。
呂不韋はもちろん、蒙驁や麃公の活躍はうれしいかぎり。
ただ、この天命篇は2~3冊のボリュームで読みたかった。
呂不韋の思想を際立たせるためにも、
対極にある政や李斯との絡みを丁寧に書いてほしかったです。
2013年9月5日に日本でレビュー済み
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大きなスケールの作品だった。呂不韋のイメージが変わった。宮城谷昌光の作品中でも屈指であろう。
2008年10月17日に日本でレビュー済み
中国古代史の真髄に迫る良書だと思います。
当時の世情や人間関係の妙を巧みに表現しており、初心者には受け入れ易い内容であり、熟達者にとっては思考に訴えかけてくる刺激的な作品であると思います。
また、秦の始皇帝ばかりが強調される時代における、呂不韋の存在と影響を知ることのできる稀少な作品ではないでしょうか。
当時の世情や人間関係の妙を巧みに表現しており、初心者には受け入れ易い内容であり、熟達者にとっては思考に訴えかけてくる刺激的な作品であると思います。
また、秦の始皇帝ばかりが強調される時代における、呂不韋の存在と影響を知ることのできる稀少な作品ではないでしょうか。
2016年12月2日に日本でレビュー済み
呂不韋に興味を持ったのは漫画キングダムであり、キングダムでは後の始皇帝政が聖人として描かれ、その政敵が呂不韋であるが、大きな人物であると描かれる。実際には、万人が幸せに生きられる国を模索した聖人は呂不韋であり、政こそが無駄な公共事業で万人を苦しめ、捕虜を斬首する悪人であったという記述に衝撃を覚えた。
始皇帝は中華を統一出来たのは、始皇帝自身が巨星であったのではなく、彼の前の時代を生きた魏ゼンや白起、呂不韋や蒙豪等の多くの巨星の存在があり、最後の達成の瞬間にたまたま存在したのが政であったに過ぎないことを知った。だからこそ、政が中華統一した後の秦が瞬く間に崩壊したということが腑に落ちた。歴史にもしは無いが、呂不韋が宰相に留まったまま中華が統一されたら、中華の歴史は、いや、世界の歴史は違ったものになったであろう。
本当に見事な人物であったが、最後まで生き抜き、天寿を全うして頂きたかった。
始皇帝は中華を統一出来たのは、始皇帝自身が巨星であったのではなく、彼の前の時代を生きた魏ゼンや白起、呂不韋や蒙豪等の多くの巨星の存在があり、最後の達成の瞬間にたまたま存在したのが政であったに過ぎないことを知った。だからこそ、政が中華統一した後の秦が瞬く間に崩壊したということが腑に落ちた。歴史にもしは無いが、呂不韋が宰相に留まったまま中華が統一されたら、中華の歴史は、いや、世界の歴史は違ったものになったであろう。
本当に見事な人物であったが、最後まで生き抜き、天寿を全うして頂きたかった。
2012年4月29日に日本でレビュー済み
奇貨居くべしと韓の賈人から宰相まで成り上がり、秦王政の実の父といわれる呂不韋。
物語は戦国時代末期、秦の遠交近攻政策による三晋攻略など、魅力的な戦国時代末期のエピソードを交え、秦による中原の統一へと向かっていきます。
しかし、読みはじめてから気になったのは呂不韋を物語序盤から魅力的に描き過ぎてしまって、晩年との落差をどう描くのかと、気がかりでした。
この物語では苦悩しながら自らの徳を高めていく高徳の人と描かれてますが、余りにも立派過ぎて史記や列伝に残された人物像との差が有ります。
権勢を極めた呂不韋は男子禁制の後宮で政の母(大后)と密通を重ねるが、男好きの大后に困り巨根の持ち主を宦官と偽り後宮に送り込む。
寵愛を受けた男は長信侯に封じられ権勢を振るうが、不義密通が露見して誅殺。呂不韋は政に疑われ失脚し前途に絶望し自死を選ぶ。
作者が主人公を良い人物像のまま終わらせたかったのか、この辺の描き方があっさりと終わったのが残念です。
また、この時代に民主主義というのに違和感が。民主主義という言葉を出さなくても魅力的な作品になったのでは。
とはいえ「和氏の璧」「刎頸の友」「長平の戦い」など魅力的な史実が描かれ、宮城谷作品による戦国時代末期の通史として読み応えがあります。
物語は戦国時代末期、秦の遠交近攻政策による三晋攻略など、魅力的な戦国時代末期のエピソードを交え、秦による中原の統一へと向かっていきます。
しかし、読みはじめてから気になったのは呂不韋を物語序盤から魅力的に描き過ぎてしまって、晩年との落差をどう描くのかと、気がかりでした。
この物語では苦悩しながら自らの徳を高めていく高徳の人と描かれてますが、余りにも立派過ぎて史記や列伝に残された人物像との差が有ります。
権勢を極めた呂不韋は男子禁制の後宮で政の母(大后)と密通を重ねるが、男好きの大后に困り巨根の持ち主を宦官と偽り後宮に送り込む。
寵愛を受けた男は長信侯に封じられ権勢を振るうが、不義密通が露見して誅殺。呂不韋は政に疑われ失脚し前途に絶望し自死を選ぶ。
作者が主人公を良い人物像のまま終わらせたかったのか、この辺の描き方があっさりと終わったのが残念です。
また、この時代に民主主義というのに違和感が。民主主義という言葉を出さなくても魅力的な作品になったのでは。
とはいえ「和氏の璧」「刎頸の友」「長平の戦い」など魅力的な史実が描かれ、宮城谷作品による戦国時代末期の通史として読み応えがあります。