『時代』『気持』は風俗小説として読むことができる。ことに『気持』は「オタク」という言葉もまたおそらくは「やおい」という言葉もなかった頃、もっとも早期におけるコミケ周辺の状況を描いたものとして注目に値する。『世界』は、まあ、なかったことにしたい。『大いなる助走』のあとでこういうものを書くのは大変だ。 さて、すでにあちこちで指摘されたとおり、この連作は庄司薫の四... 続きを読む
とりいぞぎ栗本薫「ぼくら」三部作について - インタラクティヴ読書ノート...■[エッセイ]80年代文学史論 第2回――庄司薫論(2) 04:00 承前http://d.hatena.ne.jp/sz9/20070922 自分を取り巻く世界に向けて不平不満をぶつけていた薫。そんな彼に対して、世界の中から痛み――これはオマエの痛みだ!――を告げに到来した女の子。 かくして分裂の痛みを引き受けることになった薫は、女の子の買い物にしばし付き合う。二人で銀ぶらしながら、薫の足を踏ん 続きを読む
80年代文学史論 第2回――庄司薫論(2) - 感情レヴュー