ベジタリアンの歴史についての書籍かと思って買ったのであるが(まぁこれについてはそこまで間違っていないであろうが)、失敗。
記述が人物に関するものに偏っており、しかも自ら言っている事ではあるが、各所で文章の著述の釣り合いが取れていないというか、破綻している部分が散見される(論理的破綻のレベルで。…いいのか?これ編集とかがちゃんと校正してる後のものなのかね…。)。
だから、「文化史」ではなく「文化誌」なのだろう、とも読後にタイトルを改めて見ると思うのであるが、まぁ通信販売では分からないのも無理は無い。
なお、作者画像を見ると、どうも日本系では無いように見える。
正直に言って…その…宗教的な事が大好きな日本侵略系の大陸系の書いた書籍にしか見えず、読中感も読後感もよろしくない。
肉を食べる事について「命をいただく」、と大げさに言う人間が延々とエグい肉食の有様(雌犬を食べるだの牝豚の陰門詰めだの)を数多く織り交ぜつつ一冊の本を書いたものと思えば良いかもしれないが、そういう宗教的情熱ばかりが目立つ、筆者の業の深さを感じる書籍。
あくまで「文化誌」であって「文化史」ではない。書名にも書いてあるのではあるが、確かにそのとおりであった。
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ベジタリアンの文化誌 (中公文庫 つ 23-1) 文庫 – 2002/11/1
鶴田 静
(著)
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2002/11/1
- ISBN-104122041244
- ISBN-13978-4122041240
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2002/11/1)
- 発売日 : 2002/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 260ページ
- ISBN-10 : 4122041244
- ISBN-13 : 978-4122041240
- Amazon 売れ筋ランキング: - 771,965位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,934位科学読み物 (本)
- - 4,929位中公文庫
- - 102,555位暮らし・健康・子育て (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年6月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年1月10日に日本でレビュー済み
古くはビートルズやボブ・マーリィ、マドンナやスティーヴィー・ワンダーから、レディオ・ヘッド、コールドプレイ、人気沸騰中のアヴリル・ラヴィーンといったミュージシャンを始め、ハリウッドスターではキャメロン・ディアスやナタリー・ポートマン、オーランド・ブルームやレオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイアなどなど、歴史的な著名人ばかりではなく、若い世代へ影響力を持つ芸能人(日本人以外)にもベジタリアンは多く見られます。
本書によるとベジタリアンの語源はベジタブルからではなく、ラテン語の「健康で生き生きとして力強い」だそうです。ですから日本語訳の“菜食主義者”から連想される、ひ弱なイメージではありません。
そして肉を食べないことによって、健康になるばかりか、自然保護や難民飢餓、動物の権利といった問題の解決にも一役買えるようです。
しかし全編を通して興味深い内容でありながら、ややフェミニズム的な解釈が伴うので、男性が読むと少しばかり不快な思いをするかもしれません。従って星4つの評価とさせてもらいました。
本書によるとベジタリアンの語源はベジタブルからではなく、ラテン語の「健康で生き生きとして力強い」だそうです。ですから日本語訳の“菜食主義者”から連想される、ひ弱なイメージではありません。
そして肉を食べないことによって、健康になるばかりか、自然保護や難民飢餓、動物の権利といった問題の解決にも一役買えるようです。
しかし全編を通して興味深い内容でありながら、ややフェミニズム的な解釈が伴うので、男性が読むと少しばかり不快な思いをするかもしれません。従って星4つの評価とさせてもらいました。
2017年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
88年に、発売された本ですが、オーガニックやヴェジタリアンのレストランも多々見かける今、この本で書かれていることは、ずいぶん古めかしく、むしろ狂信的な感じを受けました。
大学の卒論ポイ取り組みかたで、ランダムに選んだ有名人の語句の引用が多く、社会学的・科学的なコメントはほとんどありません。無理やりフェミニズムやエコロジーに結びつけた神話的な言説ばかりで、いささか辟易しました。
自分も、9か月ほど肉魚絶ちしてみましたし、ヴェジタリアン自体には、何も悪いイメージはないのですが、肉を食べないからと言って自分の性格が平和的になったりしませんよ。
何やら、ヴェジタリアン関係本のクラシックとして扱われているようですが、ほとんど、妄想的な展開に終始していると思います。
トンデモ本なので、星2つ。
大学の卒論ポイ取り組みかたで、ランダムに選んだ有名人の語句の引用が多く、社会学的・科学的なコメントはほとんどありません。無理やりフェミニズムやエコロジーに結びつけた神話的な言説ばかりで、いささか辟易しました。
自分も、9か月ほど肉魚絶ちしてみましたし、ヴェジタリアン自体には、何も悪いイメージはないのですが、肉を食べないからと言って自分の性格が平和的になったりしませんよ。
何やら、ヴェジタリアン関係本のクラシックとして扱われているようですが、ほとんど、妄想的な展開に終始していると思います。
トンデモ本なので、星2つ。
2003年7月14日に日本でレビュー済み
大学生時代に日々深刻化する環境問題に強い関心を抱き、そこからベジタリアンに興味を持ち始めました。
一番のきっかけとなったのは、牛肉を多用した某ファーストフード店や牛丼チェーン店の価格破壊競争でした。
動物の命を完全に無視した、資本主義剥き出しの容赦なき世界。
この本をきっかけに、更に食に対して考え直していこうという気持ちが強くなりました。
値段もお手頃で読みやすいし、歴史的文化的背景が理解できるので面白いです。
是非多くの人達に読んで貰いたいです。
こうした素晴らしい本によって、食に対するニーズが良い方向へ動いていくことを切に願います。
一番のきっかけとなったのは、牛肉を多用した某ファーストフード店や牛丼チェーン店の価格破壊競争でした。
動物の命を完全に無視した、資本主義剥き出しの容赦なき世界。
この本をきっかけに、更に食に対して考え直していこうという気持ちが強くなりました。
値段もお手頃で読みやすいし、歴史的文化的背景が理解できるので面白いです。
是非多くの人達に読んで貰いたいです。
こうした素晴らしい本によって、食に対するニーズが良い方向へ動いていくことを切に願います。
2007年6月11日に日本でレビュー済み
同じ著者の「ベジタリアンの世界」も読みましたが、そちらの方が取り上げているベジタリアンごとの記述が章ごとにまとまっていて、文章の構成もしっかりしていると思います。
この「ベジタリアンの文化誌」は著者のエッセイ的な文章が多く、その部分はあまり好きではありませんが、それぞれの章のテーマに沿ってベジタリアンが次々に登場してくるので、スイスイと面白く読めます。
本書は文庫版で何より安価で手軽ですし、ベジタリアンの歴史の入門書に良いですね。
「ベジタリアンの世界」の方は3000円と高額です。
2冊は内容的に共通している部分も多いので、登場しているベジタリアンについてより詳しく知りたければ、「ベジタリアンの世界」を読むと良いと思います。
この「ベジタリアンの文化誌」は著者のエッセイ的な文章が多く、その部分はあまり好きではありませんが、それぞれの章のテーマに沿ってベジタリアンが次々に登場してくるので、スイスイと面白く読めます。
本書は文庫版で何より安価で手軽ですし、ベジタリアンの歴史の入門書に良いですね。
「ベジタリアンの世界」の方は3000円と高額です。
2冊は内容的に共通している部分も多いので、登場しているベジタリアンについてより詳しく知りたければ、「ベジタリアンの世界」を読むと良いと思います。
2007年8月17日に日本でレビュー済み
1988年に晶文社から出た単行本の文庫化。
著者は1970年代にロンドンのベジタリアンたちと交流したことで、肉を拒否しはじめたという人物。関連の著作・翻訳がずいぶんある。
本書は、肉を食べることについて、徹底的に攻撃した本。フェミニズム、動物保護、環境問題、食品の安全性など様々な側面から、肉を食べることが否定される。また、歴史上の人物でベジタリアンだった人たちを取り上げ、菜食主義が勧められる。
残念ながら、あまりまともな本ではない。狂信的で論調がおかしく、事実関係にも誤りが多い。自分に都合の良い事実だけを引っ張ってきて、無理矢理にベジタリアンを称揚する。信頼できない本であった。
ベジタリアンについて、研究したり、紹介したり、実践法を教えたりする本ではないので、ご注意。
著者は1970年代にロンドンのベジタリアンたちと交流したことで、肉を拒否しはじめたという人物。関連の著作・翻訳がずいぶんある。
本書は、肉を食べることについて、徹底的に攻撃した本。フェミニズム、動物保護、環境問題、食品の安全性など様々な側面から、肉を食べることが否定される。また、歴史上の人物でベジタリアンだった人たちを取り上げ、菜食主義が勧められる。
残念ながら、あまりまともな本ではない。狂信的で論調がおかしく、事実関係にも誤りが多い。自分に都合の良い事実だけを引っ張ってきて、無理矢理にベジタリアンを称揚する。信頼できない本であった。
ベジタリアンについて、研究したり、紹介したり、実践法を教えたりする本ではないので、ご注意。
2004年2月15日に日本でレビュー済み
日本で「私はベジタリアンです」と表明すると、おそらく、まわりは引くでしょう。また、安っぽいハリウッド映画を観ていると、たまにベジタリアンを皮肉ったジョークが出てきたりして、「彼らはやっぱ、アブ・ノーマルな人びとなのかなあ」と思ってしまいますね。そうした偏見を取り除くためにも必読です、この本は。ベジタリアンは、「菜食原理主義者」みたいなものではない、たまたま肉食をさける生き方に共感し、それを何気なく実行にうつしているだけなんだ、というオープンな視点がきっとえられます。ようするに「趣味は読書です」というのと同じようなものなんですよね。
それと、本書では歴史上の有名人たちが次々に登場し、しかも主にその日常生活にスポットライトがあてられているので、手軽な歴史のお勉強にもなります。なにかと、役に立つ本です。
それと、本書では歴史上の有名人たちが次々に登場し、しかも主にその日常生活にスポットライトがあてられているので、手軽な歴史のお勉強にもなります。なにかと、役に立つ本です。
2005年9月15日に日本でレビュー済み
面白く読ませてもらいました。菜食主義に興味があり、その系統の本を探していてこの本にであいました。良い本です、ガンジ-やピタゴラスなどの事も書いてあり興味深い内容です。しかし、フェミニズムとの強引ともいえる結び付けには辟易しました。やさしい田島陽子かと思うくらいに・・・。精神と美は野菜と果物と穀物と豆など生きてる酵素一杯の食事が作り上げるモノと信じております。個人的な経験から生の野菜果物菜食と清潔さ、持久力、幸福感、肌の美しさ、早起き、体の軽さ、活発さ、体の柔らかさは密接な関係があると思います。冬の水浴びも生の野菜果物菜食を続けると気持ちよくなります(血行のよさの関係か?)。逆にジャンクフ-ドや火食、白砂糖はうつ病や怠けや不潔と関係があると思います。あくまで個人的な体験からですが・・・