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熱欲 (中公文庫 と 25-3) 文庫 – 2005/6/1
- 本の長さ478ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2005/6/1
- ISBN-104122045398
- ISBN-13978-4122045392
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2005/6/1)
- 発売日 : 2005/6/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 478ページ
- ISBN-10 : 4122045398
- ISBN-13 : 978-4122045392
- Amazon 売れ筋ランキング: - 384,054位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1963年生まれ。茨城県出身。
青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋『8年』にて第13回小説すばる新人賞を受賞。
主に警察小説とスポーツ小説というふたつのフィールドで活躍する。警察小説においては、刑事として生まれたと信じ、ひたむきに生きる男・鳴沢了を描いた「刑事・鳴沢了」シリーズが読者から熱狂的な支持を受け、一躍、新時代の旗手となった。
主な作品として「警視庁失踪課・高城賢吾」シリーズ、「警視庁追跡捜査係」シリーズがある。一方、競技者の内面までも踏み込み、著者自身がその競技を経験していたのではないかと感じさせられるスポーツ小説も評価が高い。
箱根駅伝を扱った『チーム』、高校野球を題材にした『大延長』は、スポーツに馴染みがない人でも圧倒される。このほかにも著書多数。警察小説・スポーツ小説以外の分野への進出も意欲的で、今後の活躍が楽しみな著者である。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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とともに、このシリーズの終わり方も見えるかなっていう気がする。
私はこのシリーズの、恋愛部分が特に好きだが、
1作ごとに書き方がうまくなっていってるようだ。
一歩踏み出すか踏み出さないかというところが実にうまく書けていると思う。
この作品を境に、鳴沢が大きく変わるような気がする。
個人的に、このシリーズは、もう少し評価されてもいいんじゃないかなと思うのだが、
レビュー数も少ないし、やはり世間的にはいまひとつなのかなぁ。
ストーリーも面白いし、キャラもうまく立ってる。
ただ、売れているというか、評価の高いエンターテイメントと比べると、
主人公の台詞回しに物足りなさがあるのかなぁ。
私は、こういう口下手で恋愛下手な奴って好きだけど。
とまれ、900円と文庫にしては高めの価格設定だが、
読んで損はないシリーズだと思う。
ぜひ第一作から手にされたい。
刑事・鳴海了 シリーズの三作目。
多摩の刑事課から、青山の生活安全課に異動になった鳴海は、マルチ商法の事件を追う・・・
読んでいくうちに展開がわかるのが、がっかりだった。
沙織が豪家なマンションで生活していたことで、彼女の夫がマルチ商法に関わっていること。ブルックリン訛りの中国人が、登場したことで、内藤の来日が、単なる墓参りではないこと。もう二時間ドラマで使ってください的な作品の印象を受けた。
最後に雪蛍で捜査中にコーヒーや重たい食事を控えたストイックな鳴海が、いとも簡単に禁を破るのは、興ざめだった。
ここまで読み進めてきました…が、
気になるのが、
シリーズ作品を貫く「孤独感」と「茫漠としたムード」。
読み終わって、
「ああ〜 読んでよかった!面白かった〜!」と、
単純に思うことができないんです・・・。
この「茫漠感」が、シリーズの魅力でもあるのでしょうけれど、
「あくまで非現実的なもの」と割り切れるほどハードボイルドなわけでもないし、
孤独感がリアルすぎ。
読んでいてちょっとツラくなることがありますかね・・・
あくまで私見ですけど、
女性にはちょっときついかな。男性向けかもしれません。
でも、プロット自体はとても面白いので、
読み進めるのに苦はないです。
ただ、もうちょっと読後感が明るくなれるとよかったな〜。
シリーズを踏破するべきかちょっと迷い中。
うーむむむむむ。
ちなみに私、
「高城賢吾シリーズ」から先に読み始めたのですけど、
そちらでは全体がもうちょっと明るいムードになってるので、
気楽にページを繰ることができますよ。
今回の事件はそこで起こるDVの相談とマルチ商法の捜査です。
刑事課とは違う捜査方法や被害者たちに戸惑いを覚えながらも、懸命に捜査をする鳴沢。
前作までの悲劇ばかりの話とは異なり、今作にはかろうじて救いがあります。鳴沢を理解してくれる直属の上司横山の存在、大切な親友との再会、そして大切な女性との出会い…
また、今作に登場する後輩刑事米山が人を射殺したときの気持ちを鳴沢にたずねるシーンは、前作『破弾』の鳴沢と冴のやりとりと重なり、彼女の心の傷も改めて考えさせられました。
今回の事件の裏で動く巨大な闇組織の存在はこれからの作品への布石となりそうで、さらに期待をさせてくれます。
前作から受け取ったバトンを次回作へときっちり渡しながら、この作品自体も詐欺師集団・マフィアの実態を警察の視点から丁寧に描いた素晴らしい作品です。