本書は、定評ある中公『日本の歴史』シリーズの一冊で、江戸幕府の成立~体制確立期を扱っている。
外交と文化はそれぞれ別の本が扱うので、本書は政治史ど真ん中を安心して進んでいる。
徳川家康の前半生も100pほどで辿っているので、徳川三代を描いた本とも見れるだろう。
初版の出版は古いが、今読んでも特に色あせている印象は受けない。最近色々なところで指摘される、参勤交代は諸大名の財政をひっ迫させるためのものではないという話や、鎖国はあくまでも対外渡航制限や交易の独占といった海禁政策に過ぎないという話も、本書でもすでにある程度触れられている。
関ヶ原の合戦の遠因として秀吉家臣の文吏派と武功派の対立を挙げていたり、島原の乱は武士から浪人に崩れた土豪の指導による暴動という側面がある点を指摘していたりと、なかなか興味深い記述も多い。
硬い書き方ではなく読みやすい仕上がりであり、江戸幕府成立期のことを知りたいなら最初に読んでよい一冊だと思う。
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日本の歴史13 - 江戸開府 (中公文庫) 文庫 – 2005/8/26
辻 達也
(著)
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- 本の長さ576ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2005/8/26
- ISBN-104122045746
- ISBN-13978-4122045743
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2005/8/26)
- 発売日 : 2005/8/26
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 576ページ
- ISBN-10 : 4122045746
- ISBN-13 : 978-4122045743
- Amazon 売れ筋ランキング: - 113,066位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2020年2月26日に日本でレビュー済み
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江戸開府の話を詳しく知りたかったが、それ以外の内容が多かった。それはそれで良いのだがちょっと期待が外れた。
2013年9月24日に日本でレビュー済み
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この中公文庫版「日本の歴史」は第1巻から読んでおり、やっと16巻まで来ました。この本を読むきっかけはTBSTVで放送された「唐招提寺修復」でした。最初は奈良時代から読みましたが、やはり中途半端でしたので、改めて第1巻から読みなおしました。
今までにこれほど日本の歴史を詳細に論じた本を読んだことがなかったのでとても勉強になりましたし、改めて新しい歴史的事実も知ることができました。
しかし、1冊570ページもある本ですから疲れもあって16巻で止まり、只今中断中です。
今までにこれほど日本の歴史を詳細に論じた本を読んだことがなかったのでとても勉強になりましたし、改めて新しい歴史的事実も知ることができました。
しかし、1冊570ページもある本ですから疲れもあって16巻で止まり、只今中断中です。
2019年8月19日に日本でレビュー済み
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当然のことながら多数の人間が出てきますが、小説とはことなり、一度の方も多く、頭が整理できません。
それがこのシリーズなのでしょうが。なかなか読み通すのは難しい。小生は、少なくとも3~5回は読みかえす必要。
それがこのシリーズなのでしょうが。なかなか読み通すのは難しい。小生は、少なくとも3~5回は読みかえす必要。
2012年12月26日に日本でレビュー済み
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とてもきれいな状態で届いた。期待どおり。
この歴史シリーズを読むのは時間的なゆとりがある人には楽しいと思う。
この歴史シリーズを読むのは時間的なゆとりがある人には楽しいと思う。
2009年1月6日に日本でレビュー済み
40年も前のシリーズだが、その後数多ある歴史シリーズの中でダントツの面白さとレヴェルを誇る本シリーズ。本書はその中で、第1巻(神話から歴史へ)、第24巻(ファシズムへの道)、第25巻(太平洋戦争)などと並ぶ名編。私は個人的には1、2に挙げたい。何よりも読みやすくも、緊張感のある緻密な文体。個人、出来事、社会制度、産業、技術などバランスよく描かれ、それがばらばらではなく、対象の時代全体が浮かんでくるかのような出来栄えとなっている。家康とその側近の実際、関ヶ原、大阪の陣、その時代の社会制度、江戸という都市がどのようにできていったか、島原の乱、2代、3代将軍とその側近などが描かれ、江戸初期(寛永末期まで)のイメージが豊かになる。つまり私たちの日本の直接の起源が、分かるような気がする。それと、当時の人々が、実に思慮深く、また今の我々より、いろんな意味で元気だったような気がしてくる。実に興味深い歴史書だと思う。