もともとは『黎明に叛くもの』がノベルズになったときに書き下ろされて、おまけとしてつけられた外伝である。『黎明に叛くもの』は文庫で読んだが、この4編が読みたいがために、ノベルズ版を買おうかと思ったぐらいだった。
最初の作品のイメージが強いせいか、彼の作品は伝奇時代小説といったくくられ方をするが、内容自体はもっと深い。歴史を透視するような、正史だけでこの世界が成り立っているのではないことに気づかせてくれる。
むしろ、この世界は、彼を始めとするすぐれた歴史家、小説家の想像力の産物なのではないか。
はやく、次の長編が読みたい。
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天王船 (中公文庫 う 26-2) 文庫 – 2006/11/1
宇月原 晴明
(著)
少年信長に迫る異形の白刃!——松永久秀と斎藤道三を暗殺秘術の兄弟弟子とし戦国を異形の活躍で彩った『黎明に叛くもの』外伝四篇を収録〈解説〉末國善己
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/11/1
- ISBN-104122047730
- ISBN-13978-4122047730
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 200ページ
- ISBN-10 : 4122047730
- ISBN-13 : 978-4122047730
- Amazon 売れ筋ランキング: - 629,737位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月10日に日本でレビュー済み
ハードカバーで「黎明」を読んで「やっぱり宇月原は凄い」と堪能したあと、分冊版のノベルスが出て、そこにおまけの短編が収録されているのを知り地団駄を踏んだものですが、この度単独の作品集として刊行されてほっと胸をなでおろしました。これでやっと読めました。収録4作品すべてが「黎明」のみならず過去の宇月原晴明作品と何らかのつながりがありますから今回も必読ですよ。デビュー作以来驚異の完成度で傑作を連打する宇月原からは今後も目が離せませんね。
2008年6月22日に日本でレビュー済み
宇月原晴明の作品はけっこう歯ごたえがある。
緻密な作品だけに読み手の負担も大きい。
天王船は初の短編集ということで
作品自体のテンションは長編と比べて
低いということはないが、
短い分の読みやすさはあると思う。
「宇月原伝奇」の入門にいいかもしれない。
緻密な作品だけに読み手の負担も大きい。
天王船は初の短編集ということで
作品自体のテンションは長編と比べて
低いということはないが、
短い分の読みやすさはあると思う。
「宇月原伝奇」の入門にいいかもしれない。