無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
恋日記 (中公文庫 う 9-8) 文庫 – 2007/7/1
内田 百けん
(著)
- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104122048907
- ISBN-13978-4122048904
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 247ページ
- ISBN-10 : 4122048907
- ISBN-13 : 978-4122048904
- Amazon 売れ筋ランキング: - 596,003位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,930位中公文庫
- - 17,764位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
3グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恋する男が恋慕う女にとる偏執的な行動は、明治の世も平成の世も変わらないんだな。「あっ、そうそう」と肯くこと多し!ただ、女性読者はこれを読んでどんな感想を抱くのかな?それから、文章家が自分の未熟な若年時代の、それも日記というものを出版されて、心境複雑なんじゃないかな。読者にとっては人の日記を覗き見する様な感覚で興味津々で読めると思うけど・・・。
2007年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内田百けんの少年〜青年期の日記と手紙をまとめたもの。彼は中学時代の親友・堀野(「鶏蘇仏」)の家に度々遊びに行くうちに、堀野の妹の清にひそかな恋心を抱く。そのせつせつたる、というか悶々たる恋心を綴ったのが前半。
その後どうやってか2人の恋が実り、進学のためにそれぞれ上京した内田と清は文通を始める。その内田からの手紙が後半に収録されている。
思春期に入ったばかりの少年が、友人の妹(当初はまだ小学生)への淡い恋をつづった日記なんて、普通なら読めたもんではないだろう。実際、内容は清さんが笑ったの話かけてきただの本当に他愛ない。だけどそのどうでもいい文章の底に確かな「百けん調」があって、けっこう読める。ファンだけかもしれないが。
手紙の方は、相手の心を掴んだ自信からか、文章の修行ができてきたからか、本当になかなかの名調子だ。恋文のほうの大半は、やはり文庫で出た「恋文」に収録されている。
巻末に、百けんの娘の追想が収録されている(これもファンは必読)。それによれば、百けんに嫁入りした清は難しい性格で借金まみれの夫にさんざんな苦労を舐めることになるし、ついには別居となるけれど、最後まで心から百けんの味方だったらしい。彼を大成させることが人生の目的だったようだというのだ。
しかし、この日記(百けんが編集し直し清にプレゼントしたらしい)と手紙を、若い世間知らずの時に見せられれば、どんな女でもそうなるかもしれない。こんなものをもらってしまえば、どんなになっても昔の彼の気持ちを忘れないだろうし、また彼の才能を信じ続けるしかないだろうなと思った。
その後どうやってか2人の恋が実り、進学のためにそれぞれ上京した内田と清は文通を始める。その内田からの手紙が後半に収録されている。
思春期に入ったばかりの少年が、友人の妹(当初はまだ小学生)への淡い恋をつづった日記なんて、普通なら読めたもんではないだろう。実際、内容は清さんが笑ったの話かけてきただの本当に他愛ない。だけどそのどうでもいい文章の底に確かな「百けん調」があって、けっこう読める。ファンだけかもしれないが。
手紙の方は、相手の心を掴んだ自信からか、文章の修行ができてきたからか、本当になかなかの名調子だ。恋文のほうの大半は、やはり文庫で出た「恋文」に収録されている。
巻末に、百けんの娘の追想が収録されている(これもファンは必読)。それによれば、百けんに嫁入りした清は難しい性格で借金まみれの夫にさんざんな苦労を舐めることになるし、ついには別居となるけれど、最後まで心から百けんの味方だったらしい。彼を大成させることが人生の目的だったようだというのだ。
しかし、この日記(百けんが編集し直し清にプレゼントしたらしい)と手紙を、若い世間知らずの時に見せられれば、どんな女でもそうなるかもしれない。こんなものをもらってしまえば、どんなになっても昔の彼の気持ちを忘れないだろうし、また彼の才能を信じ続けるしかないだろうなと思った。