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近代科学の源流 (中公文庫 い 104-1) 文庫 – 2007/9/22
伊東 俊太郎
(著)
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- 本の長さ397ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2007/9/22
- ISBN-104122049164
- ISBN-13978-4122049161
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2007/9/22)
- 発売日 : 2007/9/22
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 397ページ
- ISBN-10 : 4122049164
- ISBN-13 : 978-4122049161
- Amazon 売れ筋ランキング: - 161,444位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中世の千年は無批判な信仰と無知とでダリ風に言うなら飴のようにだらりとした時代,その泥沼を脱し得たのは宗教改革とルネサンスと啓蒙思想といった史的シンギュラリティの生起.しかもそれは西ヨーロッパ独自の展開のため周辺域は相変わらず後進性が残った.ひとことで言えば以上が定番の科学史観だろう.ではビザンツは?アラビアは?これらも飴のようにダラリと停滞していたのか.そうではない.科学における史的連続性と圏域を超えた相互影響を俯瞰的に提示した固定観念打破の書.なお,西洋近代科学の濫觴への問いの地点に立っているため中国文明の章立てはない.
2023年8月5日に日本でレビュー済み
現代の文明を支える近代科学がどのような歴史を経て進展してきたのか、膨大な情報量を基にした、かなり読み応えのある歴史書、いや半分以上は教科書である。
著者によれば、科学史といえばギリシア(古代)からルネサンス(近代)に一気に飛んでしまう記述が多いとのことだが、この間に存在するする中世の科学史が、近代科学に少なからず影響を与えていることを、詳細に述べている本である。かなり細かい記述が多いので、世界史に精通していないと読むのに時間がかかるかもしれない。それくらい内容は濃い。純粋な科学の進展だけでなく、その時代の宗教的な背景(キリスト教)が大きく影響を与えていることについても述べているのが面白い。人も自然も一体であるというギリシアの自然観から、人と自然は階層的であり自然は人のために存在するという中世のキリスト教的な考え方が、近代科学への道を作っていったと考察している。デカルトやベーコンが近代に入って突然そのような思想を作ったのではなく、脈々と続く歴史の中で徐々にその流れが作られていったのだなと、本書を読んで理解できた。
近代科学の進展による文明の恩恵を受ける一方で、私自身はギリシア的な自然観(人も自然も一体)が好きである。近代科学や文明の副産物とも考えられる環境問題を考えるとき、近代科学が進展してきた歴史やキリスト教の考え方に基づく思想が影響していることも理解する必要があると感じた。目の前の問題だけ見るのではなく、どのような過去の積み重ねが現在に影響しているのか考えるのに、本書は役に立つと思う。
著者によれば、科学史といえばギリシア(古代)からルネサンス(近代)に一気に飛んでしまう記述が多いとのことだが、この間に存在するする中世の科学史が、近代科学に少なからず影響を与えていることを、詳細に述べている本である。かなり細かい記述が多いので、世界史に精通していないと読むのに時間がかかるかもしれない。それくらい内容は濃い。純粋な科学の進展だけでなく、その時代の宗教的な背景(キリスト教)が大きく影響を与えていることについても述べているのが面白い。人も自然も一体であるというギリシアの自然観から、人と自然は階層的であり自然は人のために存在するという中世のキリスト教的な考え方が、近代科学への道を作っていったと考察している。デカルトやベーコンが近代に入って突然そのような思想を作ったのではなく、脈々と続く歴史の中で徐々にその流れが作られていったのだなと、本書を読んで理解できた。
近代科学の進展による文明の恩恵を受ける一方で、私自身はギリシア的な自然観(人も自然も一体)が好きである。近代科学や文明の副産物とも考えられる環境問題を考えるとき、近代科学が進展してきた歴史やキリスト教の考え方に基づく思想が影響していることも理解する必要があると感じた。目の前の問題だけ見るのではなく、どのような過去の積み重ねが現在に影響しているのか考えるのに、本書は役に立つと思う。
2019年5月1日に日本でレビュー済み
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中世ヨーロッパは暗黒の時代だといわれていますし、キリスト教は科学の発展にマイナスの寄与をしたともいわれていますが、本書はそうでないことを資料を基に淡々と事実列挙式に教えてくれます。ギリシャ哲学やギリシャ科学(?)がキリスト教ラテン世界には伝わらずアラブを介して12世紀以後に再びラテン世界にもたらされたという話も本著が書かれたころまでにはよく知られていた事実なのかもしれませんが(1978年著!)、今読んでも新しい発見がたくさんありました。科学哲学が専門ではない私でも、楽に読み通せましたし、数学や物理学のとらえ方の変遷がよくわかって楽しめました。地動説が9世紀ころにはできていたという話も分かって大変驚きでした。
私は中世ヨーロッパ宗教史をテーマにしていますが、関係のないと思われる科学史もかなり宗教史に食い込んでくるところがあり、大変ためになりました。お勧めの本です。
私は中世ヨーロッパ宗教史をテーマにしていますが、関係のないと思われる科学史もかなり宗教史に食い込んでくるところがあり、大変ためになりました。お勧めの本です。
2019年2月16日に日本でレビュー済み
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科学は古代ギリシャで生まれて、エジプトのアレキサンドリアに伝わり、そしてアラブやイスラム世界へ
その間、中世のヨーロッパでも、独自の文化と共に、ルネッサンスへつながる科学の芽生えがあり、
イスラム世界では、インドの数学なども融合されて科学が進化して、
それが再びヨーロッパに輸入されて、ルネッサンスの誕生へ
そういう流れが、とても真面目に描かれています。
その間、中世のヨーロッパでも、独自の文化と共に、ルネッサンスへつながる科学の芽生えがあり、
イスラム世界では、インドの数学なども融合されて科学が進化して、
それが再びヨーロッパに輸入されて、ルネッサンスの誕生へ
そういう流れが、とても真面目に描かれています。
2014年2月27日に日本でレビュー済み
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この本と、同じ著者の「十二世紀ルネサンス」(岩波書店、講談社学術文庫)は、欧米、いわゆるキリスト教圏の国々の文化を理解するうえで、最も役に立つ著書です。
日本では明治以降、欧米系のキリスト教的価値観に染まった文化・学術を盲信し吸収した結果、キリスト教自体は深くは根付くことはありませんでしたが、半ば自然にキリスト教的思想が浸透しています。現在は、あの浅薄で強欲・恥知らずのアメリカ文化の影響がとても強くなっています。アメリカ的価値観が最善のものであるかのように思い込んでいる若者も少なくありません。
この本は、そういう連中の汚染された脳みそを洗い流してくれるでしょう。
外国の文化や思想を出来るだけ正当に評価するには、広い視野と深い考察が必要です。例えば、欧米系の文化がいかにして形作られたかを知る人、ヨーロッパの学術・文化のほとんどすべてはアラビアから学んだものであることを知る人は極めて少ないですね。日本ではアラビア文化やイスラムに対する理解が極めて低く、それは、19世紀以降の欧米文化を理解するうえでもおおきな障害になっています。
この本のような授業を中学・高校でやるようになれば、日本の将来も開けてくると思うのですが。遅すぎてもやらないよりはましです。
日本では明治以降、欧米系のキリスト教的価値観に染まった文化・学術を盲信し吸収した結果、キリスト教自体は深くは根付くことはありませんでしたが、半ば自然にキリスト教的思想が浸透しています。現在は、あの浅薄で強欲・恥知らずのアメリカ文化の影響がとても強くなっています。アメリカ的価値観が最善のものであるかのように思い込んでいる若者も少なくありません。
この本は、そういう連中の汚染された脳みそを洗い流してくれるでしょう。
外国の文化や思想を出来るだけ正当に評価するには、広い視野と深い考察が必要です。例えば、欧米系の文化がいかにして形作られたかを知る人、ヨーロッパの学術・文化のほとんどすべてはアラビアから学んだものであることを知る人は極めて少ないですね。日本ではアラビア文化やイスラムに対する理解が極めて低く、それは、19世紀以降の欧米文化を理解するうえでもおおきな障害になっています。
この本のような授業を中学・高校でやるようになれば、日本の将来も開けてくると思うのですが。遅すぎてもやらないよりはましです。
2009年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
科学史、比較文化史の巨人である伊東俊太郎氏の著作です。金子務氏の的確な解説に今更加えることもないのですが、レビューがないのも寂しいので二、三述べます。
解説通り、中世科学を明晰かつ広範に論じた名著であり、素人のわたしでも面白く読むことができました。文献や人間の移動による知の伝播や政治、精神史的背景が流麗な筆致で語られ、そのあたり、科学の変遷のみを述べる狭義の科学史とはなっていません。広く「歴史」に根ざした視点が感じられます。
また、伊東氏は必ずしも近代科学を最も優れたものとは思わず、数多くある「知の体系」の一つと認識しており、古代、中世、近世の科学を「劣ったもの」とはしていない。そのあたりも読んでいて、とても快く感じました。更に言うなら、空間的にも、西洋に必ずしも重点は置かず、むしろアジアの役割を非常に重視し、東西交流史的視点からも論じておられる。非常に示唆に富む著書です。
シリア語やアラビア語の原典への言及など、その広範さには舌を巻きます。凡例が最初に明確に述べられ、巻末の索引は豊富で、とても誠実に作られた本だと思いました。申し分などありようもなく、星五つとしました。
なお、数式等も出てきますが、とりあえずは高校生程度の知識で十分だと思います。
解説通り、中世科学を明晰かつ広範に論じた名著であり、素人のわたしでも面白く読むことができました。文献や人間の移動による知の伝播や政治、精神史的背景が流麗な筆致で語られ、そのあたり、科学の変遷のみを述べる狭義の科学史とはなっていません。広く「歴史」に根ざした視点が感じられます。
また、伊東氏は必ずしも近代科学を最も優れたものとは思わず、数多くある「知の体系」の一つと認識しており、古代、中世、近世の科学を「劣ったもの」とはしていない。そのあたりも読んでいて、とても快く感じました。更に言うなら、空間的にも、西洋に必ずしも重点は置かず、むしろアジアの役割を非常に重視し、東西交流史的視点からも論じておられる。非常に示唆に富む著書です。
シリア語やアラビア語の原典への言及など、その広範さには舌を巻きます。凡例が最初に明確に述べられ、巻末の索引は豊富で、とても誠実に作られた本だと思いました。申し分などありようもなく、星五つとしました。
なお、数式等も出てきますが、とりあえずは高校生程度の知識で十分だと思います。
2012年5月15日に日本でレビュー済み
従来の科学史では、古代ギリシャの後に、いきなりルネサンスがきていた。
しかし、実は、古代ギリシャの科学は、その間に、アラビア世界で大きな発展を遂げ、
ルネサンスのヨーロッパも、実はイスラム社会から、古代ギリシャの科学の知識を得ていた、
という驚きの真実を、豊富な実例を元に紹介する。
これまで知らなかった、イスラム世界の科学者の名前や彼らの業績が紹介され、知的興奮に満ちた書。
イスラム社会=イスラム教のみ、という従来の固定概念を崩す、とにかく、面白い本だった。
しかし、実は、古代ギリシャの科学は、その間に、アラビア世界で大きな発展を遂げ、
ルネサンスのヨーロッパも、実はイスラム社会から、古代ギリシャの科学の知識を得ていた、
という驚きの真実を、豊富な実例を元に紹介する。
これまで知らなかった、イスラム世界の科学者の名前や彼らの業績が紹介され、知的興奮に満ちた書。
イスラム社会=イスラム教のみ、という従来の固定概念を崩す、とにかく、面白い本だった。
2017年7月16日に日本でレビュー済み
B.C.6世紀に始まるギリシャ純粋科学がローマで衰退、キリスト教的に変容してラテン世界に拡散(4世紀〜)、また一方ビザンツを経てイスラーム世界にてより正しく継承され経験的/実践的に発展(8世紀後半〜)、それが欧州へ再導入され(12世紀ルネサンス)、アリストテレス自然学が成立、さらにその批判理論が構築され、そこに17世紀ガリレイ達の近代科学が接続する...という、目眩でくらくらするほどロマンティックで壮大なヴィジョン/史観を、実に広範かつ綿密に原典にあたった文献調査が裏付ける、中世好き、キリスト教好き、イスラーム好き、ギリシャ・ローマ好き、ビザンツ好き、科学好きな私にとって、最高に美味しい本です.教父達によるギリシャ文化のキリスト教的変容、アラビア科学の定義、アラビア科学を担った一角がネストリウス派や単性論派など追放されたキリスト教徒であったこと、錬金術の根本思想、アラビア科学がマクロ/ミクロコスモスの調和と平衡を重んじた点(ここは長沼伸一郎さんの論考と整合します)...等々、実に実に面白い.ずば抜けた頭脳と並外れた学識を持つ超一流の学者が私達一般読者の為に書いてくださった宝もの、正真正銘の名著だと思います.