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昭和16年夏の敗戦 (中公文庫) 文庫 – 2010/6/25

4.2 5つ星のうち4.2 438個の評価

この商品には新版があります:

緒戦、奇襲攻撃で勝利するが、国力の差から劣勢となり敗戦に至る…。
日米開戦直前の夏、総力戦研究所の若手エリートたちがシミュレーションを重ねて出した戦争の経過は、実際とほぼ同じだった!
知られざる実話をもとに日本が“無謀な戦争"に突入したプロセスを描き、意思決定のあるべき姿を示す。

<目次>
プロローグ
第1章 三月の旅
第2章 イカロスたちの夏
第3章 暮色の空
エピローグ
あとがき
巻末特別対談 日米開戦に見る日本人の「決める力」(VS勝間和代)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2010/6/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/6/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 283ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4122053307
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122053304
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 438個の評価

著者について

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猪瀬 直樹
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作家。1946年長野県生まれ。

83年に『天皇の影法師』『昭和16年夏の敗戦』『日本凡人伝』を上梓し、87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞。定評の評伝小説に『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』『こころの王国 菊池寛と文芸春秋の誕生』がある。

『日本国の研究』で96年度文藝春秋読者賞。

2002年、小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。その戦いの軌跡は『道路の権力』『道路の決着』に詳しい。06年に東京工業大学特任教授、07年に東京都知事に任命される。近著に『ジミーの誕生日 アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』『東京の副知事になってみたら』。また、『昭和16年夏の敗戦』中公文庫版が2010年6月に刊行された。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
438グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書店で探すことなく手に入りました
2022年9月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
軍人としての意地というか、プライドが判断を狂わせた事で、実に恐ろしい結果を招いた。実に愚かなことだと思う。
2017年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
失敗の本質を読んだあとで、同じ戦争を題材にした
ノンフィクションを読んでみたくなり購入しました。

【良い点】
・総力戦研究所という国家エリートたちが集まった場がどういうもので、どのような演習が行われたかを知ることができる。
・それらの事実日本が何故開戦に踏み切ったのかを、考えさせられる。

【もう少し】
・物語性はあまり高くなく、私はのめり込んで読むことはできませんでした。
・導入部がやや冗長に感じました。

【こんな人におすすめ】
・フィクションではない事実を中心に太平洋戦争の史実を学びたい方

あくまで私の感想ですが、かなり考えさせられることは多く
気軽に通勤で読める本ではありませんでした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年2月29日に日本でレビュー済み
この本を書いた本人が同じことしてるってことやね
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前に購入した「中古、可」と言うのは、結構痛んで居りイマイチでしたが、今回は「中古、良」の物を購入しました。結構綺麗な状態で届きました。満足して居ます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変勉強になりました。
個人の主観ですが、20世記に資本主義が勝って社会主義・共産主義が敗北をした
というより行き過ぎた官僚主義が国を滅ぼしているのではないかと常々考えておりました。
映画シン・ゴジラの中で、精緻に作り上げられた巨大官僚国家としての機能は想定外の事象を前に
なす術もなく、時の日本政府はあっという間にゴジラに滅ぼされてしまいます。
しかし特命チームの活躍と実行力を伴うリーダーシップが現れ日本の危機を救います。
本書は太平洋戦争前に発足していた特命チームと彼らのシュミレーションが日本敗戦をほぼ正確に
予測していたという内容です。 しかし、日の目をみずに開戦へと進んでゆくのですが・・・
丁寧な取材を基に構成されており読み応え十分。興味のある方はご一読をお勧めします。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)単なる戦争史ではない。
会社人である自分の姿を重ね合わせ、感情移入して読んで、心の中に燃え立つものが残る読後感。

太平洋戦争は昭和16年12月8日に開戦し、昭和20年8月15日に終戦した。
では、開戦前の夏に敗戦・・・とは、どういう意味なのか? 本書の裏表紙には、こう書いてある。

  緒戦、奇襲攻撃で勝利するが、国力の差から劣勢となり敗戦に至る・・・。
  日米開戦直前の夏、総力戦研究所の若手エリートたちがシミュレーションを重ねて
  出した戦争の経過は、実際とほぼ同じだった! 知られざる実話をもとに日本が
  「無謀な戦争」に突入したプロセスを描き、意志決定のあるべき姿を示す。

現東京都副都知事の猪瀬直樹氏による本書は、誰が悪いだの、ああしておけば良かっただの、
そんなタラレバな内容でもなければ、単純な開戦や敗戦の分析でもない。
目次は至ってシンプルな3章構成で、巻末に勝間女史と著者との対談がオマケでついている。

* プロローグ
* 第1章 三月の旅
* 第2章 イカロスたちの夏
* 暮色の空
* エピローグ

単なる歴史としてしか知らなかった開戦、そこに至るまでの担当者レベルの軍人や文官、将軍、
首相、天皇陛下、そうした人々が、それぞれの思惑で、それぞれの役割を全うしていく。

そして開戦・・・。

今から考えるとそのような緊迫感と日常の仕事とがちっとも結びついていなかったのがむしろ不思議にさえ思う。
   〜中略1.危機的状況の把握〜
という概念にみながとらわれていたにもかかわらず
   〜中略2.自身の属する組織や他の組織〜
をみてもたいへんなことになりそうだといっても、だからどうしようというような動きはみられなかった。
   〜中略3.取るべき対策〜
それがいったい、時期的にはどう間に合うのか、間に合わない時にはどうなるのか、
  そのへんはいっこうにまとまった話にはなろうとしていなかったように思う。

これではまるで、倒産した会社の従業員の言葉じゃないか。
正直に言わせてもらうが、感情移入して読み込んでしまった所だ。

この中略1〜3には、機密情報である軍の燃料を管理する部署の人が、世界情勢や戦争のことなどを考えながら、
資源不足への対応を考えている、という内容の文章が入るのだが、緊張感の欠如、無責任体質、甘い現状分析、
数字遊びの報告、これに意地や信念が加わる・・・。

こうした言葉を並べてみると、本書は戦争に関する本とは思えない。
そう、企業でも似た状況は起こり得るし、起こっているし、危機的状況にもなるし、倒産もしているのだ。

こうした状況を打破すべく、高い理念をもって総力戦研究所を創設し、将来を託せる中堅どころを集めて徹底的に鍛え、
考えさせたのだ。 その結果もしかるべき時に、しかるべき相手に報告もなされた。

しかし戦争は起こってしまった。 そして、原爆をのぞき、ほぼ想定通りに敗戦へと突き進んでいったのだ。

国際社会の大きなうねりの中で、同時並行した小さな判断の岐路が、法的・社会的な環境とも複雑に絡まりながら、
気がついたら手詰まりになっていた。

今にして思えば、大勢の意見や資料にあたれば、自分達が茹で蛙に陥りつつあったと言えたろう。
しかし、その時、その瞬間を生きていた彼らは、気づかないうちに袋小路に立っていた。

歴史は繰り返す。
戦争は起こらないが、本書に描かれている茹で蛙になら、形や姿を変えていくらでも繰り返されるだろう。

茹で蛙にならないために何ができるか?
自分が、自分の属する組織の、「総力戦研究所の研究生」になってやる、そのくらいの気持ちが必要なんだろう。

開戦に至るまでの人々の葛藤も、ドラマのような臨場感で読み応えのある本書。
ビジネス書としてもおすすめしたい一冊。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"現実の内閣と、模擬内閣はほとんど同時に発足し、対照的な結論に向かって歩を進めていく。ただこの時点で、二つの内閣の閣僚たちは、ともに自らの運命を知る由もなかった"1983年発刊の本書は、空気による意思決定の危険性、歴史から学び、現在に活かすことの大切さを伝えてくれています。

個人的には、最近の政治や企業における不祥事を指摘した記事で本書が引用されていた事、また知ってはいたが実は未読であった事から手にとったのですが。太平洋戦争開戦の裏で行われていた、若く優秀な30代の人材が集められた総力戦研究所におけるシミュレーション(と実際の比較)に焦点を絞っている本書は、今と同じく【誰も意思決定しないが、誰かに罪を被せるのは得意な】この国の姿が浮かび上がっていて、読みやすくわかりやすかった。

また本書では、せっかくの様々なしがらみを廃したエリート組織によって導き出された結果が正確な予測であったにも関わらず結局【合理的な判断より政治が優先されて】活かされなかったわけですが。対照的な例として『江戸の読書会』で紹介されていた【身分制社会の中ではきわめて特別な、対等で自由な場所であった】会読での議論が近代国家へと続く明治維新に繋がったのと比較して、何とも皮肉な結果だと感じました。

敗戦の昭和から平成の終わりまでを個人的には総括したい誰か、あるいは現在も続く政治や企業での不祥事が『なぜ起きるのか?』とかを考えている誰かにも、はたまた無駄な会議に参加して、やれやれ気分なビジネスマンにもオススメ。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート