ロック・フォトグラファーという職業の著者が
「ロックの神様」と思う人物や、その周辺の物事について自在に筆を操った
そんなエッセイです。エッセイなのですが、ある意味では小説です。
それは、確かにこの本の各項目にはそれぞれを結ぶ物語が見え隠れするのですが
そういうみで小説のようだと言ったのではなく(無論少しはその要素はあるでしょうが)
著者がロック・フォトグラファーを始めてから、または始める前の少年時代の体験から
今に至る全ての出来事から抜粋した高濃度の話や独自スタンスからの思想で満ちたこの書物を
小説のようだ、と言いたいわけです。
・・・・・と言っても良くわからないでしょうか?
つまり、非常に魅力的な一冊ということです。
ロックに精通している人はもちろんですが、私のように片足を突っ込んでいる程度の人などにも
おすすめしたいと思います。言葉は決してプロの文章という様相ではないですが、
明らかに息をしています、呼吸してるんです、文章が!
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ロックの神様 単行本 – 2004/4/1
久保 憲司
(著)
17歳で単身イギリスに渡り活躍してきたロックフォトグラファー・クボケンの大人気連載ロックエッセイ、初の単行本化!ビートルズからテクノ、フジロックまで、これこそがロック生活だ!(発行・マーブルトロン 発売・中央公論新社)
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社マーブルトロン
- 発売日2004/4/1
- ISBN-104123900674
- ISBN-13978-4123900676
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
80年代に十代で単身渡英し、フォトグラファーとしてロックの最前線を体験してきた著者が、新しい音楽の動きと、そこから感じる時代の変化について綴ったメッセージ集。「リキッドルーム」のフリーペーパー連載をまとめる。
登録情報
- 出版社 : マーブルトロン (2004/4/1)
- 発売日 : 2004/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4123900674
- ISBN-13 : 978-4123900676
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,129,834位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 287位ポピュラー音楽論・理論
- - 247,571位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年5月17日に日本でレビュー済み
ゴージャスな装丁からページを開くと一転、
ベタベタな関西弁で書かれた本文。
素直な人だなあ、と思う。
でも音楽批評がいつしか批評じゃなくなっているいま、
カッコいいもんはカッコいい、
カッコ悪いもんはカッコ悪いと
素直に書いてあるってこと自体、
稀有なことなんじゃないかと思う。
カメラマンとして裏側を知り尽くしていても、
その視点はあくまでフラットだ。
中には「えー、そうだったん!」という
衝撃のエピソードもありつつ。
「すべてのロックファンにオススメ」とか
不埒な言葉を使わなくても、
読む人は読む本だろうなーという気がする。
ベタベタな関西弁で書かれた本文。
素直な人だなあ、と思う。
でも音楽批評がいつしか批評じゃなくなっているいま、
カッコいいもんはカッコいい、
カッコ悪いもんはカッコ悪いと
素直に書いてあるってこと自体、
稀有なことなんじゃないかと思う。
カメラマンとして裏側を知り尽くしていても、
その視点はあくまでフラットだ。
中には「えー、そうだったん!」という
衝撃のエピソードもありつつ。
「すべてのロックファンにオススメ」とか
不埒な言葉を使わなくても、
読む人は読む本だろうなーという気がする。