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グレ-ト・ギャツビ- (村上春樹翻訳ライブラリー f- 2) 単行本(ソフトカバー) – 2006/11/1
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- ISBN-104124035047
- ISBN-13978-4124035049
- 版5版
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/11/1
- 言語日本語
- 寸法17 x 10.9 x 2 cm
- 本の長さ356ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社; 5版 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 356ページ
- ISBN-10 : 4124035047
- ISBN-13 : 978-4124035049
- 寸法 : 17 x 10.9 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 6,614位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1949(昭和24)年、京都府生れ。早稲田大学文学部卒業。
1979年、『風の歌を聴け』でデビュー、群像新人文学賞受賞。主著に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞受賞)、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『ノルウェイの森』、『アンダーグラウンド』、『スプートニクの恋人』、『神の子どもたちはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『アフターダーク』など。『レイモンド・カーヴァー全集』、『心臓を貫かれて』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、『ロング・グッドバイ』など訳書も多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
私は、好青年ニックが好きです、尊敬します。
アメリカ文学の歴史に残る作品です。
読みごたえのある本でした。
翻訳者あとがきでその思い入れが語られています。
---------------(引用はじめ)---------------------
僕はこれまで翻訳するにあたって、自分が小説家であるということは極力意識しないように心がけてきた。自分という存在をなるべく消そうと思いつつ、言うなれば黒子に徹しようと思いつつ、それぞれのテキストの翻訳にあたってきた。(中略)ただ、この『グレート・ギャツビー』に限って言えば、僕は小説家であることのメリットを最大限活用しようと、最初から心を決めていた。(中略)僕は要所要所で、小説家としての想像力を活用して翻訳を行ったということだ。
---------------(引用おわり)---------------------
実際、この小説の中のもっとも重要と言えるシーンで、"ecstatic cahoots"という言葉が出てくるのですが、それの村上春樹訳を最初に見た時は度肝を抜かれました。英文和訳のテスト問題なら確実に0点であるような思い切った訳です。初めて見た時は驚きましたが、ひとたび訳文として見せられると、そうだよなあ、ニックとギャツビーって、ずっとそういう関係だったよなあと、しみじみと感じられるような素晴らしい訳だと感じました。
他にも、ギャツビーがトムの来訪に応対するシーンで"As though they cared!"という文章が出てきますが、これの村上訳も、そう来たかと思わせるような、かなり攻めた訳ですが、これも一度見るとこれ以外の訳は無いんじゃないかと感じるような卓越した訳です。
上記で引用したあとがきにあるように、この物語の翻訳において、村上春樹は決して黒子には徹しておらず、要所要所で小説家としての想像力を発揮しています。村上春樹ファンの方、もしくは他の翻訳または原文でグレート・ギャツビーを好きになった方、どちらにも一読をお勧めしたい翻訳になっています。
レオナルド・ディカプリオ版の映画を観たあと、ロバート・レッドフォード版も観ました。
どちらもとても良作です。
野崎、村上翻訳。
正直、数行の抜粋だけだと、訳が解らないのは当然だと思われます。
(私も最初、アマゾンのレビューを拝見しました)。
小説は、訳者あとがきに書いてあるよう、冒頭と結末は確かに最も大事な部分だと思います。
ですが、長いストーリーのなかで指摘されている、『数行の箇所』だけで判断するのはかなり危険ではないかと感じました。
と言いますのもレビューの指摘箇所を忘れてしまい読み始めましたが、全く気になりませんでした。
むしろ、どこにそんな解りづらい文章が書いてあるのかすら、解らなかった。
それくらい、流麗な翻訳でした。これが、訳者・村上春樹だと解る人はまず居ないのではないでしょうか?
それだけ訳者がプロとして(あとかぎでも触れていますが)、黒子に徹しています。
さすれば、必然的に『村上らしさ』『村上っぽさ』を多少なりとも出してしまったとしたら、翻訳としては失敗です。
また、こちらも訳者あとかぎにありますが
『翻訳には賞味期限がある。賞味期限のない文学作品は数多くあるが、賞味期限のない翻訳というのはまず存在しない。〜中略〜 不朽の名訳というようなものは原理的に存在しない。どのような翻訳も時代の推移とともに、辞書が古びていくのと同じように、程度の差はあれ古びていくものである(勿論僕の翻訳も例外ではない)。〜中略〜 翻訳のバージョンアップのようなことはあってしかるべきなのだ。』以下割愛。
正に翻訳に関してはこれに尽きるのではないでしょうか?
また、訳者もハッキリ述べていますが、また時代が移ろい、その時まだグレート・ギャッツビーが名作として読み継がれていたとすれば、新翻訳も必然的に求められ、脈々と受け継がれていくのではないでしょうか。
ディジーに関しては、先に映画を観たせいもあると思いますが、外見はディカプリオ版の可愛らしい女性(女優)が頭にずっと浮かんできました。
性格はロバレ版の女優、ミア・ファローが浮かびました。
面倒事になるとサッと逃げてしまう。
結末のくだりは、野崎、村上どちらも互角かと。
ただ、野崎はどちらかというと、これからのニックほか全ての人たちの未来に思いを馳せて。
一方村上は、何となく全ての人間の一生を示唆‥(万物流転、諸行無常)と捉えて表現したのではないかと、私個人はそう感じました。
全体的な感想としては‥。
映画でも感じましたが、ギャッツビーと云う男は相当な初心、純なのではないかなと。特に女性に関しては。
そして、貧しさをずっと引け目に感じていたが、実父が誇るよう何にも代えがたいキラキラとしたこころの透明さがある人物だと、私は感じました。
ひと夏のストーリーとありますが、私には決してギャッツビーだけでなく、普遍的な人間の一生を描いた作品のように思えました。
翻訳はさすがですね。美しい言葉が、それも仰々しくなく流れていく。
比喩表現も素晴らしい。
ただね、ストーリーはそこに至った形はどうであれギャッツビーがやってる事は詐欺師まがいの商売であり、不倫である。
アメリカでは高校生の教科書にもなっている訳であり、当然受け入れられるのだろうけど、日本ではどうだろうか。
嫌悪感を抱く読者も少なからずいるだろう。
ストーリーの集約は、私的には
P277~
「誰も彼も、かすみたいなやつらだ」と僕は芝生の庭越しに叫んだ。「みんな合わせても、君1人の値打ちもないね」思い切ってそう言ってよかった、と今でも思っている。
ここに凝縮されていると感じた。