『文明の基層 －古代文明から持続的な都市社会を考える』注文日の翌日届き直ぐ読了しました。求めていた論述でしたので、感激しました。 講師を勤めている高校生に読んで欲しいので追加注文しました。さらに、杉山三郎氏の『古代メソアメリカ・アンデス文明への誘い』と『ロマンに生きてもいいじゃないか―メキシコ古代文明に魅せられて 』も注文しました。
『文明の基層』これは 今の私にぴったりの書籍でした。大学出版部協会の今後の出版にも期待しています。
インダス文明＝秦始皇帝の事績は現在の甘粛省付近から中原に出たので、前居住地の文化の基層によって種々の規格の統一ができたのではと考えていましたが、今開催中の東京国立博物館の「秦始皇帝と大兵馬俑展」の展示でも確認できました。社会資本整備や職能集団の機能についても納得できましたし、裏表紙の荷車が（今もほとんど同じ形で使用）それを示しています！
テイオテイワカン＝これまでこのように簡潔で明確に論じられたものを知りません。崩壊しても今日まで「伝わり、つながる文明の諸要素」という指摘も感動で、今日の現状がそれを如実に現しています。政治組織について2015年暮れにはその調査実態が分かる」の報告が楽しみです。
ヴェネチア＝２級ヘルパー資格を持っており、11月にバリアフリー研修で訪問する予定になっているイタリア。北から南へと（ヴェネツｲア・ボローニャ・フィレンツエ・シエナ・ローマ）見学や現地の取り組みを学ぶ旅ですが、どんな風にバリアフリーやエコロジーを実践しているのかと感じていました。この論議を読んで納得しました。また、イタリア等の欧州諸国では、厳しい丘陵地を丁寧の耕作して特産品を輸出しています。丘陵地を耕作放棄している日本の現状を改善するヒントも得られるのではと思っています。現地を訪れる楽しみが増えました。
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