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死を超えるもの: 3・11以後の哲学の可能性 単行本 – 2013/6/4
森 一郎
(著)
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東日本大震災とりわけ原発事故を目の当たりにして、われわれは何を思考できるのか。書物や建物といった遺された物のなかに、世代を超えて築かれる共同世界の可能性を探り、原子力テクノロジーの問題を人間世界の存続という観点から問う。ハイデガー、アーレントらを手がかりに、現代日本における哲学をひらく力作。
【主要目次】
序章 二通りの別離の経験から、もう一つの出来事へ
第I部 いのちから世界へ
第1章 死を超えるもの――「メタ死生学」試論
第2章 読むこと、書くこと、考えること――「メメント・モリ」からの出発
第3章 建てること、住むこと、考えること――Q体(東京女子大学旧体育館)への愛
第4章 自然の力、人間の力――『アンティゴネー』の「人間賛歌」をめぐって
第II部 原子力をめぐる思考
第5章 世界を愛するということ――自然と世界の区別から
第6章 ハイデガーと原子力の問題I――物と総かり立て体制
第7章 ハイデガーと原子力の問題II――もしくは、いかにして原子力で哲学するか
第8章 アーレントと原子力の問題I――大地からの疎外、または「宇宙人」の侵略
第9章 アーレントと原子力の問題II――戦争論への寄与
第10章 火について――プルトニウムをめぐる形而上学随想
第11章 物たちのもとで、人びととともに――自然と世界の絡み合いへ
あとがき 原子力時代の子どもたち
【主要目次】
序章 二通りの別離の経験から、もう一つの出来事へ
第I部 いのちから世界へ
第1章 死を超えるもの――「メタ死生学」試論
第2章 読むこと、書くこと、考えること――「メメント・モリ」からの出発
第3章 建てること、住むこと、考えること――Q体(東京女子大学旧体育館)への愛
第4章 自然の力、人間の力――『アンティゴネー』の「人間賛歌」をめぐって
第II部 原子力をめぐる思考
第5章 世界を愛するということ――自然と世界の区別から
第6章 ハイデガーと原子力の問題I――物と総かり立て体制
第7章 ハイデガーと原子力の問題II――もしくは、いかにして原子力で哲学するか
第8章 アーレントと原子力の問題I――大地からの疎外、または「宇宙人」の侵略
第9章 アーレントと原子力の問題II――戦争論への寄与
第10章 火について――プルトニウムをめぐる形而上学随想
第11章 物たちのもとで、人びととともに――自然と世界の絡み合いへ
あとがき 原子力時代の子どもたち
- 本の長さ356ページ
- 言語日本語
- 出版社東京大学出版会
- 発売日2013/6/4
- ISBN-104130101242
- ISBN-13978-4130101240
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商品の説明
著者について
森 一郎:東京女子大学現代教養学部教授
登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (2013/6/4)
- 発売日 : 2013/6/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 356ページ
- ISBN-10 : 4130101242
- ISBN-13 : 978-4130101240
- Amazon 売れ筋ランキング: - 966,410位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 767位死生観
- - 2,114位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 130,513位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年12月12日に日本でレビュー済み
この本は、関西学院大学の2014年の全学部の入試でも使われているとおり、いい本です。
2013年6月19日に日本でレビュー済み
驚嘆しながらあっという間に読了しました。
「3・11以後の哲学の可能性」と掲げるにふさわしい内容です。
ハイデガーやアーレント、古代ギリシア哲学で、ここまで原子力テクノロジーを語れるのかと目の覚める思いでした。
要所要所に挿入されている古代原子論や現代物理学の解説も、わかりやすく勉強になります。
現代建築家アントニン・レーモンドが設計した東京女子大学体育館、その解体問題も、3・11以降の哲学的問題群にうまく編み合わされています。
新しい世界観を切り開く哲学書ですが、かなり読みやすく、読者によってはSF小説のような面白さを感じながら、サクサク読めるのではないでしょうか。
かなり大胆な論が展開されています。
お薦めの1冊です。
「3・11以後の哲学の可能性」と掲げるにふさわしい内容です。
ハイデガーやアーレント、古代ギリシア哲学で、ここまで原子力テクノロジーを語れるのかと目の覚める思いでした。
要所要所に挿入されている古代原子論や現代物理学の解説も、わかりやすく勉強になります。
現代建築家アントニン・レーモンドが設計した東京女子大学体育館、その解体問題も、3・11以降の哲学的問題群にうまく編み合わされています。
新しい世界観を切り開く哲学書ですが、かなり読みやすく、読者によってはSF小説のような面白さを感じながら、サクサク読めるのではないでしょうか。
かなり大胆な論が展開されています。
お薦めの1冊です。