社会心理学の立場から「信頼」をあつかっている本です。
それまで、ごちゃごちゃしていた信頼概念がすっきりと整理されている点でたいへん参考になりますし、学生の私でも面白く読むことができました。
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信頼の構造: こころと社会の進化ゲーム ハードカバー – 1998/5/15
山岸 俊男
(著)
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山岸俊男先生の代表作、累計2万部のロングセラー
信頼と裏切りの起源とメカニズムを、進化ゲーム論と実験データからみごとに解明し、日本が従来の集団主義社会を脱し、他者一般に対する信頼で成り立つ開かれた社会を形成することの大切さを説く。日経・経済図書文化賞受賞。
【本書「まえがき」より】
人々の間に信頼が存在しなければ社会が成り立ち得ないことは、誰でもすぐに理解できるだろう。信頼は人々の間の、あるいは組織の間の関係を可能とする社会関係の潤滑油であり、信頼なくしては、社会関係や経済関係を含むすべての人間関係の効率はいちじるしく阻害されることになる。この意味で、信頼は個人の生活を豊かにしてくれる私有財としての関係資本(social capital)であると同時に、我々の社会を住みやすい場所にしてくれる公共財としての関係資本でもある。本書は、ジェームス・コールマン、ロバート・パトナム、フランシス・フクヤマなどの社会科学者が強調する、このような関係資本としての信頼の理解を、個人の認知や行動といった心理学者や社会心理学者が扱う信頼の理解と何とかして結びつけようとした、ほぼ過去10年間にわたる、信頼についての筆者の研究成果をまとめたものである。
【主要目次】
序章
第1章 信頼のパラドックス
レモン市場問題/社会的不確実性と信頼/第1のパラドックス/第2のパラドックス/第3のパラドックス/情報に対する敏感さ実験/「見極め実験」
第2章 信頼概念の整理
「信頼」の多義性/自然の秩序と道徳的秩序に対する期待/能力に対する期待と意図に対する期待/信頼と安心/社会的不確実性と用心深さ/一般的信頼と情報依存的信頼/人格的信頼と人間関係的信頼/信頼概念のまとめ/信頼と信頼性/ふたたび信頼のパラドックスについて
第3章 信頼の「解き放ち」理論
カプセル入りの自己利益としての信頼/安定した関係が育む信頼/信頼性への還元アプローチの限界/社会的不確実性とコミットメント関係の形成/コミットメント関係/やくざ型コミットメント関係の形成/プルイットとキンメルの目標/期待理論/応報戦略/アクセルロッドによるコンピュータ・シミュレーション/関係の固定化による社会的不確実性の低減/コロックによるゴムと米取り引きの分析/ゴムと米の取り引き実験/ネットワーク型囚人のジレンマ実験/取り引きコストと機会コスト/関係の呪縛からの解放者としての信頼/「選ばれる」特性としての信頼性と、「選ぶ」特性としての信頼/誘因の存在と意図的行動
第4章 安心の日本、信頼のアメリカ
日米比較質問紙調査/一般的信頼の日米比較/コミットメント関係の重要性/評判の重要性/正直さと公正さ/日米比較調査のまとめ
第5章 信頼とコミットメント関係の形成
第1実験/比較文化実験と比較社会実験/実験の目的/実験の内容/結果/部外者に対する信頼の低下/第2実験/実験の内容/結果/理論との関係/第3実験/行動を使っての信頼の測定/分配委任実験/結果/実験の意味について
第6章 社会的知性としての信頼
結果による選択/社会的環境/ゲーム・アプローチ/進化ゲーム・アプローチ/ミッシング・リンクを求めて/お人好しの効用?/高信頼者は情報に敏感/依存度選択型囚人のジレンマ実験/依存度選択型囚人のジレンマ実験の結果/「見極め」第1実験/「見極め」第2実験/社会的知能と一般的信頼/信頼発達の認知資源投資モデル/ふたたびミッシング・リンクについて/信頼は不要か?
終章 開かれた社会の基盤を求めて
進化ゲームと共進化/信頼と社会的知性/信頼、信頼性と社会的知性/個体内での均衡と個体間での均衡/安心の提供とネットワークの拡大/信頼の崩壊と安心の崩壊/安心の信頼への主観的な変換/現代社会と安心と信頼
信頼と裏切りの起源とメカニズムを、進化ゲーム論と実験データからみごとに解明し、日本が従来の集団主義社会を脱し、他者一般に対する信頼で成り立つ開かれた社会を形成することの大切さを説く。日経・経済図書文化賞受賞。
【本書「まえがき」より】
人々の間に信頼が存在しなければ社会が成り立ち得ないことは、誰でもすぐに理解できるだろう。信頼は人々の間の、あるいは組織の間の関係を可能とする社会関係の潤滑油であり、信頼なくしては、社会関係や経済関係を含むすべての人間関係の効率はいちじるしく阻害されることになる。この意味で、信頼は個人の生活を豊かにしてくれる私有財としての関係資本(social capital)であると同時に、我々の社会を住みやすい場所にしてくれる公共財としての関係資本でもある。本書は、ジェームス・コールマン、ロバート・パトナム、フランシス・フクヤマなどの社会科学者が強調する、このような関係資本としての信頼の理解を、個人の認知や行動といった心理学者や社会心理学者が扱う信頼の理解と何とかして結びつけようとした、ほぼ過去10年間にわたる、信頼についての筆者の研究成果をまとめたものである。
【主要目次】
序章
第1章 信頼のパラドックス
レモン市場問題/社会的不確実性と信頼/第1のパラドックス/第2のパラドックス/第3のパラドックス/情報に対する敏感さ実験/「見極め実験」
第2章 信頼概念の整理
「信頼」の多義性/自然の秩序と道徳的秩序に対する期待/能力に対する期待と意図に対する期待/信頼と安心/社会的不確実性と用心深さ/一般的信頼と情報依存的信頼/人格的信頼と人間関係的信頼/信頼概念のまとめ/信頼と信頼性/ふたたび信頼のパラドックスについて
第3章 信頼の「解き放ち」理論
カプセル入りの自己利益としての信頼/安定した関係が育む信頼/信頼性への還元アプローチの限界/社会的不確実性とコミットメント関係の形成/コミットメント関係/やくざ型コミットメント関係の形成/プルイットとキンメルの目標/期待理論/応報戦略/アクセルロッドによるコンピュータ・シミュレーション/関係の固定化による社会的不確実性の低減/コロックによるゴムと米取り引きの分析/ゴムと米の取り引き実験/ネットワーク型囚人のジレンマ実験/取り引きコストと機会コスト/関係の呪縛からの解放者としての信頼/「選ばれる」特性としての信頼性と、「選ぶ」特性としての信頼/誘因の存在と意図的行動
第4章 安心の日本、信頼のアメリカ
日米比較質問紙調査/一般的信頼の日米比較/コミットメント関係の重要性/評判の重要性/正直さと公正さ/日米比較調査のまとめ
第5章 信頼とコミットメント関係の形成
第1実験/比較文化実験と比較社会実験/実験の目的/実験の内容/結果/部外者に対する信頼の低下/第2実験/実験の内容/結果/理論との関係/第3実験/行動を使っての信頼の測定/分配委任実験/結果/実験の意味について
第6章 社会的知性としての信頼
結果による選択/社会的環境/ゲーム・アプローチ/進化ゲーム・アプローチ/ミッシング・リンクを求めて/お人好しの効用?/高信頼者は情報に敏感/依存度選択型囚人のジレンマ実験/依存度選択型囚人のジレンマ実験の結果/「見極め」第1実験/「見極め」第2実験/社会的知能と一般的信頼/信頼発達の認知資源投資モデル/ふたたびミッシング・リンクについて/信頼は不要か?
終章 開かれた社会の基盤を求めて
進化ゲームと共進化/信頼と社会的知性/信頼、信頼性と社会的知性/個体内での均衡と個体間での均衡/安心の提供とネットワークの拡大/信頼の崩壊と安心の崩壊/安心の信頼への主観的な変換/現代社会と安心と信頼
- ISBN-104130111086
- ISBN-13978-4130111089
- 出版社東京大学出版会
- 発売日1998/5/15
- 言語日本語
- 本の長さ224ページ
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
公共財としての信頼の理解を、個人の認知や行動といった心理学者や社会心理学者が扱う信頼の理解と結びつけた研究成果。進化ゲーム論からのみごとな推論と実験データから大胆に提言する。
著者について
山岸俊男:一橋大学大学院経営管理研究科国際企業戦略専攻特任教授
登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (1998/5/15)
- 発売日 : 1998/5/15
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 224ページ
- ISBN-10 : 4130111086
- ISBN-13 : 978-4130111089
- Amazon 売れ筋ランキング: - 45,230位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろいと感じられず、途中で断念してしまいました。
2013年4月27日に日本でレビュー済み
人の心理についての本というより、社会のあり方についての本。
オススメは最終章である第6章。ムチャクチャ面白い。ロジックでズイズイ押して行くところは、これぞ著者の真骨頂。
特に『信頼の構造』という本なのに、「信頼は不要か?」なんて節に辿り着いてしまうあたりがカッコイイ。いつか身を滅ぼす底知れぬパワー。暴走する論理。これはもう好き嫌いの問題かもしれないが、こういうの好き(笑)。
オススメは最終章である第6章。ムチャクチャ面白い。ロジックでズイズイ押して行くところは、これぞ著者の真骨頂。
特に『信頼の構造』という本なのに、「信頼は不要か?」なんて節に辿り着いてしまうあたりがカッコイイ。いつか身を滅ぼす底知れぬパワー。暴走する論理。これはもう好き嫌いの問題かもしれないが、こういうの好き(笑)。
2013年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一般書ならレビュータイトルのアオリで売れるだろうが、本書は専門書であり、より詳細な議論を期待する人で向けである。
「信頼」のような概念ほど難しいものはない。人間が織りなす総体が「社会」そのものであり、その社会を支える概念はいくつかある。たとえば「信頼」「愛情」「権力」などは、誰かが概念的に整理したとしても、それが一般的に通用するものにはならない。こういう議論まで付き合えるなら、著者の思考実験を楽しめるだろう。
「信頼」のような概念ほど難しいものはない。人間が織りなす総体が「社会」そのものであり、その社会を支える概念はいくつかある。たとえば「信頼」「愛情」「権力」などは、誰かが概念的に整理したとしても、それが一般的に通用するものにはならない。こういう議論まで付き合えるなら、著者の思考実験を楽しめるだろう。
2011年4月9日に日本でレビュー済み
同著者の「日本の「安心」はなぜ、消えたのか」を読んで、この本を知りました。この本は一見読みやすいですが、実証分析をまとめた学術書で、「日本の・・・」の方はこの本のダイジェスト+規範的分析が加えれらた一般書籍になります。「日本の・・・」の方が私にはわかりやすく面白かったんですが、この本の研究があってこそなので、二つ読むと補完できますね。結論だけ知りたいのであれば「日本の・・・」だけ読めばいいと思います。しかし、「日本の・・・」があまりにも面白かったので、この本も★5つにしました。
2002年3月12日に日本でレビュー済み
やる能力があるかどうかで判断する信頼と、やる気があるかどうかで判断する信頼との違い、及び信頼と安全の違い。現代社会に当てはめて考えてみるとそうだったのかと思う点が数多くあり、企業で広告関係の職種に従事する自分にとっても非常に参考になる本である。
我々はつい、信頼と安心をはき違えているのではないだろうか。
我々はつい、信頼と安心をはき違えているのではないだろうか。