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ギリシア思想入門 単行本 – 2012/7/24
岩田 靖夫
(著)
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現代文明の基盤の一つとなった古代ギリシア文明とはいかなるものだったのか。ホメロスから、三大悲劇詩人、ソフィスト、ヘレニズム時代の哲学まで、神話、文学、哲学の流れを生き生きと描きだし、古代ギリシア人の思想の特質を明らかにした決定版。
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社東京大学出版会
- 発売日2012/7/24
- ISBN-104130120611
- ISBN-13978-4130120616
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商品の説明
著者について
岩田靖夫:東北大学名誉教授/仙台白百合女子大学名誉教授
登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (2012/7/24)
- 発売日 : 2012/7/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 252ページ
- ISBN-10 : 4130120611
- ISBN-13 : 978-4130120616
- Amazon 売れ筋ランキング: - 224,203位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 137位古代・中世・ルネサンスの思想
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月15日に日本でレビュー済み
自由と法
理性と本質への眼差し
ホメロス
ギリシア悲劇
ミレトスを中心とする自然哲学の誕生
南イタリアを中心とする多様な哲学の展開
ソフィスト
ソクラテス
プラトン
アリストテレス
エピクロス
ストア哲学
理性と本質への眼差し
ホメロス
ギリシア悲劇
ミレトスを中心とする自然哲学の誕生
南イタリアを中心とする多様な哲学の展開
ソフィスト
ソクラテス
プラトン
アリストテレス
エピクロス
ストア哲学
2012年8月22日に日本でレビュー済み
放送大学の講義を基に加筆修正を行いヘレニズム時代の哲学を付け加えて本書が成ったと「あとがき」に記されている。手頃な厚さの本であり「古代ギリシャ人の思想」を概観するのに便利と思って本書を手にした。確かにホメロスに始まり、ギリシャ悲劇、ミレトス学派からデモクリスまでの哲学、ソフィストそしてソクラテス以降の哲学さらにはヘレニズム以降の哲学まで要領よく記述されており、ギリシャ哲学の入門書として過不足ないものといえる。
本書を読んでいて、違和感を覚えたことをこれから読む読者のために記しておきたい。
まず、ギリシャ悲劇のアイスキュロスのところ(P-69)、「オレスティア三部作」についてである。アトレウス王家の因縁がこの悲劇のメインテーマであるが、引用文献もなしに日本人の過去の行為、「南京虐殺」や「従軍慰安婦」も子孫のわれわれが負うべき因縁であるのではとしている。このことは、自虐史観の読者への押し付けだけでなく、ギリシャ悲劇の矮小化に通じるのではないか。
もう一つ、あまり深い考察なしにギリシャの自由、平等、民主政を礼賛していることである。入門書としてギリシャの民主政を語るのであれば、近代民主主義との関係についても少しは語るべきであろう。ミレトス学派に始まるギリシャ哲学について著者の持論が展開されるが、記述の客観性について心配になってきた。
本書を読んでいて、違和感を覚えたことをこれから読む読者のために記しておきたい。
まず、ギリシャ悲劇のアイスキュロスのところ(P-69)、「オレスティア三部作」についてである。アトレウス王家の因縁がこの悲劇のメインテーマであるが、引用文献もなしに日本人の過去の行為、「南京虐殺」や「従軍慰安婦」も子孫のわれわれが負うべき因縁であるのではとしている。このことは、自虐史観の読者への押し付けだけでなく、ギリシャ悲劇の矮小化に通じるのではないか。
もう一つ、あまり深い考察なしにギリシャの自由、平等、民主政を礼賛していることである。入門書としてギリシャの民主政を語るのであれば、近代民主主義との関係についても少しは語るべきであろう。ミレトス学派に始まるギリシャ哲学について著者の持論が展開されるが、記述の客観性について心配になってきた。
2013年2月5日に日本でレビュー済み
一般に哲学の徒は哲学と思想の混同を嫌いますが、著者の岩田氏はその区別を意図的に超えるべく、むしろ思想の枠に哲学を順応せしめようとしている(?)点に、好感がもたれます。
そのための状況設定の意味が込められているのが1、2章の「ギリシア人とは何か(一)(二)」の一般論的なギリシア文明論と3、4章の「ホメロス」、「ギリシア悲劇」でしょう。これらは簡にして要を得て、老練の慣れた手捌きが見られて実に鮮やかです。我々近代社会に住まう人々がいつの間にか忘れていた民主主義の原型が突きつけられた思いです。流れるような筆遣いも快い(但し「従軍慰安婦」への言及は勇み足?)。
5章から12章まではその線に沿った哲学史(「ソクラテス以前の哲学」から「スコラ哲学」まで)、これもその「思想」的な主題に注目して論点を絞っているのは注目に値します。中でも白眉はソクラテスの章で、そこには「謎の人ソクラテス」が著者の語るギリシア思想の生きた体現者として生き生きと描き出されています。それとは対照的にプラトンとアリストテレスの章は、それぞれイデア論と実体論を中心にした哲学史風の説明が重ねられます。これには初め少しいぶかしくも思ったのですが、思い直してみると、イデア論や目的論的な自然観に根ざした実体論はものの観方(世界観)の大綱を決める枠組みを構成するものなので、思想を語る際の必須の前提的了解事項であると知られます。哲学史の目玉商品を思想を紹介するに当ってさりげなく語る点に著者の並々ならぬ意欲が感じられます。
最後のエピクロスとストア哲学に関する二章も簡にして要を得て非常に分り易いのですが、何と言っても膨大な素材を圧縮した印象は残ります。それでも、翳りの時代における光栄あるギリシア思想の時代を経た変容として必須の結びとなっていると感じました。
ある程度古代ギリシアに親しんでいる読者への入門書としてお勧めです。
そのための状況設定の意味が込められているのが1、2章の「ギリシア人とは何か(一)(二)」の一般論的なギリシア文明論と3、4章の「ホメロス」、「ギリシア悲劇」でしょう。これらは簡にして要を得て、老練の慣れた手捌きが見られて実に鮮やかです。我々近代社会に住まう人々がいつの間にか忘れていた民主主義の原型が突きつけられた思いです。流れるような筆遣いも快い(但し「従軍慰安婦」への言及は勇み足?)。
5章から12章まではその線に沿った哲学史(「ソクラテス以前の哲学」から「スコラ哲学」まで)、これもその「思想」的な主題に注目して論点を絞っているのは注目に値します。中でも白眉はソクラテスの章で、そこには「謎の人ソクラテス」が著者の語るギリシア思想の生きた体現者として生き生きと描き出されています。それとは対照的にプラトンとアリストテレスの章は、それぞれイデア論と実体論を中心にした哲学史風の説明が重ねられます。これには初め少しいぶかしくも思ったのですが、思い直してみると、イデア論や目的論的な自然観に根ざした実体論はものの観方(世界観)の大綱を決める枠組みを構成するものなので、思想を語る際の必須の前提的了解事項であると知られます。哲学史の目玉商品を思想を紹介するに当ってさりげなく語る点に著者の並々ならぬ意欲が感じられます。
最後のエピクロスとストア哲学に関する二章も簡にして要を得て非常に分り易いのですが、何と言っても膨大な素材を圧縮した印象は残ります。それでも、翳りの時代における光栄あるギリシア思想の時代を経た変容として必須の結びとなっていると感じました。
ある程度古代ギリシアに親しんでいる読者への入門書としてお勧めです。
2012年11月29日に日本でレビュー済み
すでに他のレビューでも指摘されているが、岩田氏のギリシア哲学解釈にはかなり問題がある。その究極はギリシア哲学に近代的な意味での自由、平等の起源を見ている点である。
多少ともプラトン、アリストテレスを読んだことのある人間ならばわかるだろうが、彼らの思想に自由の思想を見て取ることはできても、近代的な意味での自由を読み取ることは難しいし、まして「平等」の観念はプラトンにもアリストテレスにも決して見られない。これは『国家』や『法律』はじめさまざまなところで語られているプラトンの「自然」と「自然に基づいた政治体制のあり方」を鑑みればよく理解できるだろう(415A、690A-690E)。また、アリストテレスの『政治学』を読めば、民主制が岩田氏が絶賛するほどの扱いを受けていないことがよくわかる。これは少なくとも、哲学徒の常識である。 そしてさらに問題なことに岩田氏は、プラトンやアリストテレスが平等主義者だと述べるときに注を示していない。だから、岩田氏の解釈の根拠がそもそもどこにあるのか不明である。
岩田氏の他の著作にも見られることだが、氏はあまりにもギリシアの思想を美化して、その一方に安易に「戦争責任」や「南京虐殺」「従軍慰安婦」を対置してしまっている。哲学者は象牙の塔にこもったままでいてはならず、現実問題に何かしらアクションを起こすべきであるのは確かだろう。しかし、生半可な知識で、あるいはイデオローギッシュな立場で、「歴史学」の問題に首を突っ込み、国際法、歴史、倫理、現実政治といった多面的な層から語られるべき問題を、論理的、理性的であらねばならぬはずの当の哲学者が、過去の哲学思想を引き合いに出し、その権威を借り、非論理的、非理性的に語ってしまうことは、まさに哲学思想への冒涜と言っても過言ではない。
ギリシア哲学入門のためには、本書や岩田氏の他の著作よりも、中央公論新社の『哲学の歴史』第1巻、第2巻のほうが、叙述の客観性や学術性の点でより優れていると言える。
多少ともプラトン、アリストテレスを読んだことのある人間ならばわかるだろうが、彼らの思想に自由の思想を見て取ることはできても、近代的な意味での自由を読み取ることは難しいし、まして「平等」の観念はプラトンにもアリストテレスにも決して見られない。これは『国家』や『法律』はじめさまざまなところで語られているプラトンの「自然」と「自然に基づいた政治体制のあり方」を鑑みればよく理解できるだろう(415A、690A-690E)。また、アリストテレスの『政治学』を読めば、民主制が岩田氏が絶賛するほどの扱いを受けていないことがよくわかる。これは少なくとも、哲学徒の常識である。 そしてさらに問題なことに岩田氏は、プラトンやアリストテレスが平等主義者だと述べるときに注を示していない。だから、岩田氏の解釈の根拠がそもそもどこにあるのか不明である。
岩田氏の他の著作にも見られることだが、氏はあまりにもギリシアの思想を美化して、その一方に安易に「戦争責任」や「南京虐殺」「従軍慰安婦」を対置してしまっている。哲学者は象牙の塔にこもったままでいてはならず、現実問題に何かしらアクションを起こすべきであるのは確かだろう。しかし、生半可な知識で、あるいはイデオローギッシュな立場で、「歴史学」の問題に首を突っ込み、国際法、歴史、倫理、現実政治といった多面的な層から語られるべき問題を、論理的、理性的であらねばならぬはずの当の哲学者が、過去の哲学思想を引き合いに出し、その権威を借り、非論理的、非理性的に語ってしまうことは、まさに哲学思想への冒涜と言っても過言ではない。
ギリシア哲学入門のためには、本書や岩田氏の他の著作よりも、中央公論新社の『哲学の歴史』第1巻、第2巻のほうが、叙述の客観性や学術性の点でより優れていると言える。