政策立案から見直しまで、順を追って丁寧に紹介されている。事例紹介も理解に役立つ。
理論の見直しとして、今でも利用させてもらっている。良書。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
政策リサーチ入門―仮説検証による問題解決の技法 単行本 – 2011/8/10
伊藤 修一郎
(著)
社会問題・政策課題を題材に、情報の収集、因果関係の分析、対策の立案・評価、成果のプレゼンテーションと論文・レポート作成の方法を平易に解説する。社会科学を学ぶ学生、政府・自治体職員、シンクタンク研究員、NPO関係者、市民のための実践的方法論ガイド。
- ISBN-10413032215X
- ISBN-13978-4130322157
- 出版社東京大学出版会
- 発売日2011/8/10
- 言語日本語
- 本の長さ240ページ
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
社会科学で確立した方法論の一つに、「仮説検証」というものがあります。この方法論は、社会について学ぶうえで有力な武器となりますが、社会で起こる問題の原因を突き止め解決に導くのに役立てることもできます。社会問題・政策課題を題材にその具体的な手順を示してくれるのが本書です。学生の方々にも、不況・財政難・人員減・震災などに直面して山積し深刻化する問題と格闘する方々にも、ぜひ活用していただきたいと思います。【担当編集者】
登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (2011/8/10)
- 発売日 : 2011/8/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 413032215X
- ISBN-13 : 978-4130322157
- Amazon 売れ筋ランキング: - 316,049位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
イメージ付きのレビュー
3 星
裏表紙が、残念だった。
新品で注文したはずなのに、裏表紙が汚い状態でした。すぐに必要なので返品することはしませんが、今後はこのようなことがないことを願います。内容に関しては、論文の書き方がまとまっており非常に有益なものになっています。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テキストとして指定されて出会った一冊。
内容については、落ち着いて考えれば自明と思われる事柄も多いが、整然と分類され論理的に説明されており、「こういう風に社会科学の研究や論文は成り立つ」という概要やラインを知るのに助かる。
具体的な例を挙げつつ、論理的に漏れもなく、なるほどと首肯する解説が為されている。
例えば、官民協働や学力低下といった事に対して、仮説の立て方や因果関係、見かけの相関関係の排除の仕方、検証の仕方、、など身近な課題で説明を進めてあるので分かりやすい。
文中に参考文献も簡単な引用とともに挙げられており、200頁余りの本だが巻末にも参考文献一覧や索引がある。
初学者の自分には、内容が濃いので読み飛ばすことは難しかった。予習や基礎知識としてだけでなく、実際にどう考えたら良いのか迷った際に再度開くと役立ちそうに思う。
星5つか4つか迷ったが、借りて読むには素晴らしいが、沢山購入が必要になりそうな書籍のうちの一冊であるし、また、広く一般に読まれて欲しい本でもあるので、できればもう少しリーズナブルだと嬉しい(これは初学者は購入して手元に置くべき本だろうと思う)。使っているうちに色々役だってくれれば星を増やすかも知れない。内容的には星5つ。
購入するかどうかは別として、手に取られる事をお勧めできる本だと思う。
内容については、落ち着いて考えれば自明と思われる事柄も多いが、整然と分類され論理的に説明されており、「こういう風に社会科学の研究や論文は成り立つ」という概要やラインを知るのに助かる。
具体的な例を挙げつつ、論理的に漏れもなく、なるほどと首肯する解説が為されている。
例えば、官民協働や学力低下といった事に対して、仮説の立て方や因果関係、見かけの相関関係の排除の仕方、検証の仕方、、など身近な課題で説明を進めてあるので分かりやすい。
文中に参考文献も簡単な引用とともに挙げられており、200頁余りの本だが巻末にも参考文献一覧や索引がある。
初学者の自分には、内容が濃いので読み飛ばすことは難しかった。予習や基礎知識としてだけでなく、実際にどう考えたら良いのか迷った際に再度開くと役立ちそうに思う。
星5つか4つか迷ったが、借りて読むには素晴らしいが、沢山購入が必要になりそうな書籍のうちの一冊であるし、また、広く一般に読まれて欲しい本でもあるので、できればもう少しリーズナブルだと嬉しい(これは初学者は購入して手元に置くべき本だろうと思う)。使っているうちに色々役だってくれれば星を増やすかも知れない。内容的には星5つ。
購入するかどうかは別として、手に取られる事をお勧めできる本だと思う。
2019年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新品で注文したはずなのに、裏表紙が汚い状態でした。すぐに必要なので返品することはしませんが、今後はこのようなことがないことを願います。
内容に関しては、論文の書き方がまとまっており非常に有益なものになっています。
内容に関しては、論文の書き方がまとまっており非常に有益なものになっています。
新品で注文したはずなのに、裏表紙が汚い状態でした。すぐに必要なので返品することはしませんが、今後はこのようなことがないことを願います。
内容に関しては、論文の書き方がまとまっており非常に有益なものになっています。
内容に関しては、論文の書き方がまとまっており非常に有益なものになっています。
このレビューの画像
2011年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会科学の手法を用いた研究手法、論文の書き方がわかりやすく丁寧に解説されている。
なぜ、因果関係を解き明かす仮説が重要なのか、それをどのように論証するのか。実務上問題を解決するために何が重要なのか。政策リサーチという枠を超えて、すべての研究者、実務家が」知るべき内容である。
この手の入門書としては私が知り得る限り最良の書である。
なぜ、因果関係を解き明かす仮説が重要なのか、それをどのように論証するのか。実務上問題を解決するために何が重要なのか。政策リサーチという枠を超えて、すべての研究者、実務家が」知るべき内容である。
この手の入門書としては私が知り得る限り最良の書である。
2011年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政策形成にかかる手法を科学的に論じたもの。大学院生向けに論文の構成や掘り下げ方も書いているが、むしろ、行政現場にいる者にとって価値があると思う。実務者が頭では分かっているが、出来ないこと、整理できないことをまとめている。著者自身も自治体の現場におられて、その意味で、内容は深い。
2014年5月6日に日本でレビュー済み
本書は、著者が冒頭に述べているように「政策研究の方法論を学ぶためのテキスト」である。また、著者が想定する読者は、学部・修士レベルの学生は当然のこと政府・自治体、シンクタンク等で政策形成に携わる実務家、政策提言を行おうとする市民やNPO関係者であるとされる。これは、著者が自治体職員の経歴を有するということも背景にあるものと思われる。
内容については、リサーチ・クエスチョンの立て方から仮説提示・検証、論文作成法、プレゼンテーションなど一連の流れが非常に分かりやすく解説されている。
具体的には、先行研究サーベイ・文献リサーチの手ほどき、インタビュー調査の心得、事例研究の進め方などに加えて、著者がこれまでの著作(『自治体政策過程の動態』(慶應義塾大学出版会、2002年)や『自治体発の政策革新』(木鐸社、2006年)など)のなかで実際に用いてきた定量分析(quantitative analysis)の手法の概要説明までなされており、これ一冊で政策研究の方法論が大まかに理解できるものとなっている。
これは、学生や特に実務家の独習に資するようにとの配慮に基づいているものと思われるが、その延長線上で本書の特に秀逸なところは、演習例題が巻末に3つ掲載されており、本書で学んだ内容を読者が実際に復習(適用・応用)できるように配慮されている点である。さらに、著者の自治体での政策研修講師の豊富な経験を踏まえた研修の時間割のモデルまで参考として示されている。
なお、本書のタイトルにあるように政策リサーチ「入門」書であるので、これを足がかりに、著者のこれまでの著作やスティーヴン・ヴァン・エヴァラ『政治学のリサーチ・メソッド』(野口和彦・渡辺紫乃訳、勁草書房、2009年)などに読み進むことが想定されているものと思われる。
いずれにせよ、これだけの内容がコンパクトに纏まった良書であり、通読後はぜひとも机の上に常備し、必要に応じて参照したい一冊である。ちなみに、悩みがあるとすれば自宅の机上に常備するか、職場の机上に常備するかであるが、2冊購入すれば解決する悩みであろう。
内容については、リサーチ・クエスチョンの立て方から仮説提示・検証、論文作成法、プレゼンテーションなど一連の流れが非常に分かりやすく解説されている。
具体的には、先行研究サーベイ・文献リサーチの手ほどき、インタビュー調査の心得、事例研究の進め方などに加えて、著者がこれまでの著作(『自治体政策過程の動態』(慶應義塾大学出版会、2002年)や『自治体発の政策革新』(木鐸社、2006年)など)のなかで実際に用いてきた定量分析(quantitative analysis)の手法の概要説明までなされており、これ一冊で政策研究の方法論が大まかに理解できるものとなっている。
これは、学生や特に実務家の独習に資するようにとの配慮に基づいているものと思われるが、その延長線上で本書の特に秀逸なところは、演習例題が巻末に3つ掲載されており、本書で学んだ内容を読者が実際に復習(適用・応用)できるように配慮されている点である。さらに、著者の自治体での政策研修講師の豊富な経験を踏まえた研修の時間割のモデルまで参考として示されている。
なお、本書のタイトルにあるように政策リサーチ「入門」書であるので、これを足がかりに、著者のこれまでの著作やスティーヴン・ヴァン・エヴァラ『政治学のリサーチ・メソッド』(野口和彦・渡辺紫乃訳、勁草書房、2009年)などに読み進むことが想定されているものと思われる。
いずれにせよ、これだけの内容がコンパクトに纏まった良書であり、通読後はぜひとも机の上に常備し、必要に応じて参照したい一冊である。ちなみに、悩みがあるとすれば自宅の机上に常備するか、職場の机上に常備するかであるが、2冊購入すれば解決する悩みであろう。
2013年3月31日に日本でレビュー済み
定年が段々と気になる年代の公務員です。これまでの自分の経験や考えを整理したいと思い、3年前、思い切って大学院の博士課程に入学しました。しかし、実務で出張報告や法令解説のような論文を書いたことはあるのですが、学会誌を読んでも学術論文とは何かということがしっくりとこず、困っていました。そもそもの論文の書き方を体系立てて教えてもらうことは難しく、このため「政策リサーチ入門」を手にしました。そして、社会科学においても、仮説を立てることの重要性、因果関係の分析とはどういうことかなどについての方法論を理解することができました。その後、何とか論文を書いてみて、学会に投稿し、自分の論文に対して査読者が指摘していることの意味を理解し、対応をとるときにも大きく役立ちました。こうして、今春、めでたく博士号が授与されることにつながりました。最初に読んだときよりも、困ったときに読み返してみて、この本の重要性が一層理解できました。ひらたく書いてあるけど、極めて味わい深い本でした。