率直な初学者の感想です。
読むなら我妻ダットサンを読んだほうがまだ良いです。
前に書いた人の感想と全く反対になってしまいますが、
我妻先生の本は実務家向け
内田先生の本は学者向けかもしれない。
あと、基礎を押さえると、この本の鋭さが感じられるが、
初学者向けではない。初学者向けだと銘打つのはズレていると
思います。内容のよさを考えると、★4つ~5つ、
初学者向けとしても★3~4つにする価値はあります。
が、某掲示板を初めとするネット上の出版会の社員の工作などを
斟酌して★2つにしました。
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民法1 第2版補訂版: 総則・物権総論 単行本 – 2000/2/25
内田 貴
(著)
総則・物権総論
- 本の長さ494ページ
- 言語日本語
- 出版社東京大学出版会
- 発売日2000/2/25
- ISBN-104130323075
- ISBN-13978-4130323079
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登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (2000/2/25)
- 発売日 : 2000/2/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 494ページ
- ISBN-10 : 4130323075
- ISBN-13 : 978-4130323079
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,588,392位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年9月4日に日本でレビュー済み
2003年6月22日に日本でレビュー済み
この本は、民法学を非常に分かりやすく、たくさんの人に広めたという点では大変、貢献をした本である。横書きという、出版当時としては、画期的な執筆方法もなされているし、図や色においてもたくさんの工夫が見られる。
しかしながら、何点かは、気をつけねばならない点もある。
まず、第一に、内田教授が採られている説の中には、学会の中では少数説であるものも多数存在することである。権威の学問といわれる、法律学において、内田教授の著書は既に、権威を得ていると考えられなくはないが、やはり少数説を、そのまま司法試験や、その他試験でそのまま使えるかどうか、という点では甚だ疑問である。
第二に、この本は、あくまでも学術のために書かれている、という点である。それはつまり、典型的な事例などについては、細かく説明がなされているが、個々の事柄の細かい要件や、実務において必要となるであろう知識は、大変簡略化されて書かれている。
しかしながら、この本は、読んで損をする本ではない。それは、他のレビューで見られるように、多くの絶賛を受けていること、大変に、売れていることからも明らかである。
しかしながら、何点かは、気をつけねばならない点もある。
まず、第一に、内田教授が採られている説の中には、学会の中では少数説であるものも多数存在することである。権威の学問といわれる、法律学において、内田教授の著書は既に、権威を得ていると考えられなくはないが、やはり少数説を、そのまま司法試験や、その他試験でそのまま使えるかどうか、という点では甚だ疑問である。
第二に、この本は、あくまでも学術のために書かれている、という点である。それはつまり、典型的な事例などについては、細かく説明がなされているが、個々の事柄の細かい要件や、実務において必要となるであろう知識は、大変簡略化されて書かれている。
しかしながら、この本は、読んで損をする本ではない。それは、他のレビューで見られるように、多くの絶賛を受けていること、大変に、売れていることからも明らかである。
2004年9月10日に日本でレビュー済み
好評を博している有名な民法の基本書。
気になるのは叙述の仕方である。すでに、同様の指摘があるとおり、「内田説」とも言うべき独自の問題意識に沿って記述がなされているが、あたかも通説らしく書かれている(ように見える)部分があり,よく気をつけて読まないと、混乱する恐れがある。
その意味で初学者にわかりやすいかというと個人的にはかなり疑問であり(確かに図は多くて見やすいことは見やすいが)、一度双書やSシリーズ,その他初学者向けの本で基礎を固めてから、もしくは平行させつつ内田本を活用することをお勧めする。読む煩を厭わないのであれば、我妻栄の民法総則も参照されるべきと考える。
気になるのは叙述の仕方である。すでに、同様の指摘があるとおり、「内田説」とも言うべき独自の問題意識に沿って記述がなされているが、あたかも通説らしく書かれている(ように見える)部分があり,よく気をつけて読まないと、混乱する恐れがある。
その意味で初学者にわかりやすいかというと個人的にはかなり疑問であり(確かに図は多くて見やすいことは見やすいが)、一度双書やSシリーズ,その他初学者向けの本で基礎を固めてから、もしくは平行させつつ内田本を活用することをお勧めする。読む煩を厭わないのであれば、我妻栄の民法総則も参照されるべきと考える。
2004年8月25日に日本でレビュー済み
民法の勉強を始めたとき、指定テキストは別の本でした。「…は…である。(●条)」式の記述が延々と続き、もう民法はイヤになりました。でも、投げ出すわけにもいかないので、2冊目に割と評判の良いこの本に取り組みました。
「ああ、なんと親切な教科書なのでしょう!」。初めから内田先生について行くべきでした。遠回りして、30代の貴重な時間をつぶしてしまいました。
どうも学者肌の先生方は、いまだ我妻、星野、四宮、幾代といった大御所の呪縛から逃れられない人が多く、この内田本に抵抗を持つ人が多いようです。対して学生は、それら大御所には見向きもせず、内田、シケタイといった親切丁寧な読者の視点に立った本に支持が集まっています。
たしかに、通説ではない記述が多く、本の構成もパンデクテンに沿ったものではないですが、読みやすくわかりやすいというのは確かです。学者になるなら我妻も読むべきですが、実務家になるなら内田+αで十分でしょう。
「ああ、なんと親切な教科書なのでしょう!」。初めから内田先生について行くべきでした。遠回りして、30代の貴重な時間をつぶしてしまいました。
どうも学者肌の先生方は、いまだ我妻、星野、四宮、幾代といった大御所の呪縛から逃れられない人が多く、この内田本に抵抗を持つ人が多いようです。対して学生は、それら大御所には見向きもせず、内田、シケタイといった親切丁寧な読者の視点に立った本に支持が集まっています。
たしかに、通説ではない記述が多く、本の構成もパンデクテンに沿ったものではないですが、読みやすくわかりやすいというのは確かです。学者になるなら我妻も読むべきですが、実務家になるなら内田+αで十分でしょう。
2004年3月4日に日本でレビュー済み
この本ばかりではないが、最近出版される東京大学出版会の法律本は横組みのものが多い。
司法試験の論述解答用紙も「ヨコ」書きに変わって久しいが、日本語で書かれた本で横組みさた本は私には読みにくいようだ。
さながら学術本ではなく、司法試験指導校に使われている様なテクストといった趣がある。
これは本書が国家試験等を受験するために、独学で学ぶための学習者の視点で著者が書かれているためであろう(横組みだと流し読みし難く、ついつい重要語句等にマーキングしてしまう、受験勉強時代を思い出す)。
日本の民法はいわゆる「パンデクテン」方式を採用しており、その弊害についても論及されているのは本書のすばらしいところ。旧来型の「民法本」とは違い最先端の理論も用いられている。受験指導校で学ばれた方は分かる筈だが、受験指導校は民法を最初からパンデクテン方式で決して教えたりはしない(売買契約からまず初めに教えられる)。パンデクテン方式で学習するメリットは条文の確認と択一試験対策であろう。
本書の構成も独特で、必ずしも従来の民法本のような配列をしておらず、あくまで学習者の便宜を図った記述で、著者の優しさとおそらく米国流のロースクール型の教授方法である(東京大学の法科大学院で教鞭を執られるので本校で学ばれる学生はラッキーであろう)。
本書を読むには、やはり独習者向けに書かれているとは言え、1044条にものぼる民法の一部分に過ぎないので、全く民法を学んだことのない初学者には向かないものと思えるので(途中で挫折してしまう危険性がある)、適切な指導者がいることが望まれる。
現在の法学部にはあまり期待できないので(教授陣すみません)、基礎を受験指導校、あるいは法科大学院で学びながら、民法の全体像構造を把握した上で、本書を始めとする内田民法シリーズを読み進めてみれば、そのすばらしさが判るはずである。
司法試験の論述解答用紙も「ヨコ」書きに変わって久しいが、日本語で書かれた本で横組みさた本は私には読みにくいようだ。
さながら学術本ではなく、司法試験指導校に使われている様なテクストといった趣がある。
これは本書が国家試験等を受験するために、独学で学ぶための学習者の視点で著者が書かれているためであろう(横組みだと流し読みし難く、ついつい重要語句等にマーキングしてしまう、受験勉強時代を思い出す)。
日本の民法はいわゆる「パンデクテン」方式を採用しており、その弊害についても論及されているのは本書のすばらしいところ。旧来型の「民法本」とは違い最先端の理論も用いられている。受験指導校で学ばれた方は分かる筈だが、受験指導校は民法を最初からパンデクテン方式で決して教えたりはしない(売買契約からまず初めに教えられる)。パンデクテン方式で学習するメリットは条文の確認と択一試験対策であろう。
本書の構成も独特で、必ずしも従来の民法本のような配列をしておらず、あくまで学習者の便宜を図った記述で、著者の優しさとおそらく米国流のロースクール型の教授方法である(東京大学の法科大学院で教鞭を執られるので本校で学ばれる学生はラッキーであろう)。
本書を読むには、やはり独習者向けに書かれているとは言え、1044条にものぼる民法の一部分に過ぎないので、全く民法を学んだことのない初学者には向かないものと思えるので(途中で挫折してしまう危険性がある)、適切な指導者がいることが望まれる。
現在の法学部にはあまり期待できないので(教授陣すみません)、基礎を受験指導校、あるいは法科大学院で学びながら、民法の全体像構造を把握した上で、本書を始めとする内田民法シリーズを読み進めてみれば、そのすばらしさが判るはずである。
2003年4月23日に日本でレビュー済み
内田民法は比較的平易な文章で書かれているし、解説が詳しいのでわかりやすいです。ちなみに、うちの大学の民法の全教授は内田民法を指定図書にしています。いつも貸し出し中なので、予約しないと借りられません。
2004年2月22日に日本でレビュー済み
民法の諸論点について、例題をあげながら、分かり易く解説した良書である。
全体として記述量は十分であり、民法を専門にする法学部生でなければ、この一冊で十分かもしれない。
ただ、限りあるスペース上で、諸論点を網羅している関係で、論点に対しての諸学説の検討がやや不十分ではないかと思われる部分があるので、これ一冊では専門に勉強する人には不十分であることは間違いない。
(法人の分野の記述量が特に少ないが、商法で詳しく勉強しろとのメッセージなのだろうと勝手に納得している)
また、内田先生のとられる説が学会でかならずしも多数説となっていないので、初学者は注意する必要がある。
全体として記述量は十分であり、民法を専門にする法学部生でなければ、この一冊で十分かもしれない。
ただ、限りあるスペース上で、諸論点を網羅している関係で、論点に対しての諸学説の検討がやや不十分ではないかと思われる部分があるので、これ一冊では専門に勉強する人には不十分であることは間違いない。
(法人の分野の記述量が特に少ないが、商法で詳しく勉強しろとのメッセージなのだろうと勝手に納得している)
また、内田先生のとられる説が学会でかならずしも多数説となっていないので、初学者は注意する必要がある。
2005年7月24日に日本でレビュー済み
民法の学習をするものにとって、総則は非常に観念的・抽象的な世界で理解するのはなかなか大変だと思います。しかしこの本の解説は具体例に富み、また、判例や学説もバランスよく配分されていて大変よく理解できました。「法律の学習は暗記することではなく理解すること」の意味がこの本に出会って初めて理解できたような気がします。所々にユーモアに溢れた文章もあり、楽しく一気に読めました。現在復習で読んでいますが、新たな理解も得られ、読めば読むほど味のある本だと思いました。