同じ平野博士の御弟子さんである理論派教授の本は,読んでいてすきっとします。
理屈で割り切っているためです。
しかし,裁判実務で通用する主張を展開しようと思うなら,選択すべき本は別です。
本書は,裁判例が何を重視しているかを大変わかりやすく解説しており,
実務においてとても役立ちます。
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刑法総論講義 第4版 単行本 – 2006/3/1
前田 雅英
(著)
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- ISBN-104130323148
- ISBN-13978-4130323147
- 出版社東京大学出版会
- 発売日2006/3/1
- 言語日本語
- 本の長さ544ページ
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登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (2006/3/1)
- 発売日 : 2006/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 544ページ
- ISBN-10 : 4130323148
- ISBN-13 : 978-4130323147
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,547,338位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年8月29日に日本でレビュー済み
本の表紙が青色になったという変更点だけではなく、相当因果関係説の危機の問題について従来の学説を変更し、「客観的帰属論」に改説されています。
また、あいつぐ最新重要判例を網羅的にフォローされてます。
また、あいつぐ最新重要判例を網羅的にフォローされてます。
2004年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
刑法の勉強を初めて3ヶ月。ほぼ全部読み終わりました。
その感想です。
これ、教科書ですよね?司法試験受験生の定番と聞いていたのでなんとか我慢して読みましたけど、なんと分かりにくい本なのでしょう。読むのが苦痛です。文章がヘタです。主語と述語が離れすぎているうえに、刑法用語が盛りだくさんなので外国語なみに理解できません。
どこの記述が自説なのか、さっぱり分かりません。違う本に移るべきか、もう一度読み直してみるべきか迷っています。
刑法って、構成要件、違法、責任の順に検討するんですって?この本に書いてますか??皮肉にも伊藤真氏の本で知りました。
その感想です。
これ、教科書ですよね?司法試験受験生の定番と聞いていたのでなんとか我慢して読みましたけど、なんと分かりにくい本なのでしょう。読むのが苦痛です。文章がヘタです。主語と述語が離れすぎているうえに、刑法用語が盛りだくさんなので外国語なみに理解できません。
どこの記述が自説なのか、さっぱり分かりません。違う本に移るべきか、もう一度読み直してみるべきか迷っています。
刑法って、構成要件、違法、責任の順に検討するんですって?この本に書いてますか??皮肉にも伊藤真氏の本で知りました。
2007年5月1日に日本でレビュー済み
本書が結果無価値論の基本書として紹介されているのは驚きです。初版のときから実質論を強調されていましたが,版を重ねるにつれてその傾向が強まり,今では,藤木説に近づいています。
佐伯千仞先生から,平野竜一教授へつながる我が国の結果無価値論は,刑法の持つ社会統制機能の限界を深く自覚し,処罰範囲の明確さを何よりも重視するものです。単に,違法性の本質を法益侵害ととらえるだけではありません。
佐伯千仞先生から,平野竜一教授へつながる我が国の結果無価値論は,刑法の持つ社会統制機能の限界を深く自覚し,処罰範囲の明確さを何よりも重視するものです。単に,違法性の本質を法益侵害ととらえるだけではありません。
2011年3月10日に日本でレビュー済み
学者・実務家なら持っているこの本も、司法試験受験生では
持っている人の割合は減っているようです。
新しい試験制度となり、判例に親和的なわかりやすい本が
好まれていますが、今回の改訂は少しでもこれらに
近づいていたらいいと思います。
持っている人の割合は減っているようです。
新しい試験制度となり、判例に親和的なわかりやすい本が
好まれていますが、今回の改訂は少しでもこれらに
近づいていたらいいと思います。
2006年3月21日に日本でレビュー済み
前田先生の刑法総論講義最新版です。
以下の3点は、第3版より改善されておりよかったです。
1・判例は平成13年以降のものが充実。択一答練頻出の判例も網羅
2・わかりにくかった共犯の部分が改善されている
3・図表がさらにわかりやすくなっており、初学者にもわかりやすい
ただ、既に刑法第3版をお持ちの方にお伝えしたいこともあります。
ブルーの表紙などは思わず「買い換えたくなる」受験生心をくすぐりますが
次の2点からあえて高額の第4版に買い換える必要はないと感じます。
1・最新判例は、予備校の最新判例小冊子(辰巳など)と同じ
2・学説自体に大きな変更が無い
以上、みなさんの参考になれば嬉しいです。
以下の3点は、第3版より改善されておりよかったです。
1・判例は平成13年以降のものが充実。択一答練頻出の判例も網羅
2・わかりにくかった共犯の部分が改善されている
3・図表がさらにわかりやすくなっており、初学者にもわかりやすい
ただ、既に刑法第3版をお持ちの方にお伝えしたいこともあります。
ブルーの表紙などは思わず「買い換えたくなる」受験生心をくすぐりますが
次の2点からあえて高額の第4版に買い換える必要はないと感じます。
1・最新判例は、予備校の最新判例小冊子(辰巳など)と同じ
2・学説自体に大きな変更が無い
以上、みなさんの参考になれば嬉しいです。
2002年12月6日に日本でレビュー済み
一言で言えば、本書の価値は、いまだ十分に理解されていない。なまじ分かりやすく書かれているだけに、司法試験の基本書として用いられてしまったことがその理由であろう。手垢がついた論証を確認するために本書を紐解く者には、著者が語る新しい刑法学の世界を垣間見ることはできない。著者がなぜこのような議論を展開するのか、一見論理的整合性のない記述にどのような価値判断が働いているのか、社会的な事実が反映しているのか。徹底的に読み込まなければその真の価値は現れてこない。しかし、それがひとたび見えてくれば、類書との水準の違いに圧倒されることであろう。
2003年4月14日に日本でレビュー済み
内容が平易であり、一定の水準を備えていることから、司法試験受験生や法学部生初学者が多く使用してきた教科書である。学生の評価は分かれているが、学会では学生から得られているほどの支持はない。
団藤・平野が構築してきた理論を出典を示さずに述べているため、まるで著者が考え出した理論であるかのような印象をうける。これから刑法を学ぼうとする人が、最初に読む本ではない。
団藤・平野が構築してきた理論を出典を示さずに述べているため、まるで著者が考え出した理論であるかのような印象をうける。これから刑法を学ぼうとする人が、最初に読む本ではない。