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日中戦争期における経済と政治: 近衛文麿と池田成彬 単行本 – 1995/7/1
松浦 正孝
(著)
- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社東京大学出版会
- 発売日1995/7/1
- ISBN-104130360833
- ISBN-13978-4130360838
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
日中戦争期日本の内政・外交・経済・軍事を池田路線を中心に分析、日本の戦時体制の構造を明らかにすると共に、日本が戦争の収拾を模索しつつも失敗し、その長期化と対英米戦争への突入とを招いた原因を解明する。
登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (1995/7/1)
- 発売日 : 1995/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 352ページ
- ISBN-10 : 4130360833
- ISBN-13 : 978-4130360838
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,172,911位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,111位政治史・比較政治
- - 98,254位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
第一次近衛改造内閣で、民間の金融資本家である池田成彬が大蔵・商工相を兼務し、陸軍出身の宇垣一成が外務大臣に就任し、民政党の町田忠治や政友会の前田米蔵などの穏健派の政党指導者の支援を得つつ、財界のほぼ全面的なバックアップを得て、五相会議(首陸海外財)という政策決定機構を活用して、日中戦争の収拾と戦時体制強化を同時に実現しようとした「池田路線」に関して、当時存在した各派閥間の路線対立において位置づけを確認し(第一章)、「池田路線」が登場せざるを得なかった政治経済的状況を明らかにし(第二章)、「池田路線」が1937年秋から1938年夏にかけて政治・経済・外交・軍事などの側面において実際にどの様な形で影響を与えながら形成・展開されたのかを分析し(第三章)、各勢力間の鬩ぎ合いの中で「池田路線」が動揺・崩壊して行く過程を追い(第四章)、最後に「池田路線」の限界と意義が第五章で総括される。「おわりに」はエピローグとも言うべきもので、「池田路線」が第一次近衛内閣失脚後、平沼内閣・阿部内閣において復活するチャンスがあったにも拘らず内外の情勢がそれを許さず、結局太平洋戦争に突入してしまう経緯を簡単に纏めている。
2004年8月9日に日本でレビュー済み
私は、書評を書くためにこの本を読みました。しかし、学生で無くても興味がある人なら楽しんで読める内容になっていると思います。この本ではなぜ太平洋戦争中、日本政府は政策を統一出来なかったのか、またなぜアメリカを相手に戦争を始めたのか、と言うことに関して近衛時代を中心に政治的な視点から考察を重ねています。大変論理的で、納得がいく展開になっているのですが、残念なことに最終的な結論が出されていません。しかし、内容的に現在にも通じるところもあるので過去に興味ないというあなたも1度読んでみたらいかがですか?