装丁はそれほどでもないですが、この出版社でこの価格、厚さもけっこうなもの、と一見とっつきずらそうで、思わず手を出すのをためらいそうなこの本、どうしてなかなか読みやすいですね。何と言うか、文章が簡潔でリズムがよくて。3部11章と章だてもかなり多くなっていますが、細切れという印象はまったくありません。
今世紀に入って書かれた、新しい情報を踏まえた研究書であり、さまざまな史料の検証や和算と儒学や測量術とのつながりなど、内容も充実して興味深く拝読しました。
私自身もそうだったのですが、関孝和という人をめぐる和算史の本で、手軽な「読み物」ではないものを何か、と考えているかたには真っ先におすすめできると思います。
本文345頁、註72頁あります。
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コレクション数学史 5 単行本 – 2005/3/1
佐藤 賢一
(著)
近世日本数学史-関孝和の実像を求めて-
- 本の長さ429ページ
- 言語日本語
- 出版社東京大学出版会
- 発売日2005/3/1
- ISBN-104130613553
- ISBN-13978-4130613552
登録情報
- 出版社 : 東京大学出版会 (2005/3/1)
- 発売日 : 2005/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 429ページ
- ISBN-10 : 4130613553
- ISBN-13 : 978-4130613552
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,153,926位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,861位数学一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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1968年宮城県に生まれる。1998年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。2000年電気通信大学講師。電気通信大学助教授。専攻は科学史、近世日本数学史(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『そして数は遙かな海へ…東アジアの数理科学史』(ISBN-10:4893849883)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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