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李香蘭と東アジア 単行本 – 2001/12/1

4.1 5つ星のうち4.1 4個の評価

商品の説明

出版社からのコメント

東アジアが生んだ20世紀で最も重要な女性 〈主要目次〉
引首――李香蘭を索めて(四方田犬彦)
I 満洲/日本 
 李香蘭,日劇に現る――歌ふ大東亜共栄圏(鷲谷花)
 李香蘭を見返す視線――ある台湾人作家の見たもの(垂水千恵)
 『私の鶯』と音楽の都・ハルビン(岩野裕一)
II 上海
 魅惑の姑娘スター李香蘭の転生――甘粕正彦と岩崎昶,そして川喜多長政(牧野守)

 淪陥区 上海の恋する女たち――張愛玲と室伏クララ,そして李香蘭(藤井省三)
 『萬世流芳』評(張愛玲)
 納涼会見記
 『萬世流芳』の民衆的遠近法(古蒼梧)
III 戦後
 李香蘭と朝鮮人慰安婦(四方田犬彦)
 中華偶像の変遷――李香蘭からヴィヴィアン・スーまで(門間貴志)
IV 共同討議――映画史のなかの李香蘭

 李香蘭 年譜/フィルモグラフィ/ディスコグラフィ(四方田犬彦編)
【担当編集者から】

 欧米に比べて遅れが指摘されてきた日本にも,近年フィルム・スタディーズ(映画研究)が確実に根づき始めている.本書はこうした学問潮流の最前線から生まれた論集である.映画研究とは,「映画」という対象に内向してゆくばかりではない.映画を介して,文化のポリティクスや思想といった諸領域とのあいだにまたがる複雑な問題領域へと切り込んでもゆく.本書のテーマは李香蘭=山口淑子という一人の女優=人間である.だが,いわゆる女優論ではまったくない.彼女の神話的軌跡を立体的に解読していく.そこに内包されるコンテクストのアクチュアルで豊潤なことに,読者は驚かされるに違いない.

内容(「MARC」データベースより)

彼女はいったい何者か? 満州から上海、東京、ハリウッド、香港、パレスチナまで。女優、政治家、何より一人の人間として生きる「東アジアが生んだ20世紀で最も重要な女性」。その存在の意味をめぐる初の論集。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京大学出版会 (2001/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 310ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4130800949
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4130800945
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 4個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
4グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2008年6月27日に日本でレビュー済み
2001年出版だが、今読んでも面白い。私は最近「迎春歌」「暁の脱走」「醜聞」や沢口靖子の「さよなら李香蘭」上戸彩の「李香蘭」など彼女のDVDを見たりしているが、この本はシンポジュウムや論文などを編集して若き日の李香蘭の活躍とその時代を甦らせる。甘粕正彦や川喜多長政など関連する人物も活写していて、昭和中期の上海の光景や雰囲気が目の前に見えるようだ。中日関係の底流もわかってくる。ただ対象地域は中国・台湾・パレスチナが主になっていて「東アジア」と題したのはやや無理がある。なお彼女の自伝「私の半生」「李香蘭を生きて」と併せて読むとよい。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年3月31日に日本でレビュー済み
張愛玲の記述に惹かれて手にしてみた。
そうすると、このタイトルをつけるには内容が物足りない。
張愛玲の聡明な批評から、当時の中国日本の状況におぼろげ
ながら想像意欲を掻き立てられるのだが、他はお決まりの文
章でしめくくられ、表層を通り過ぎてゆくようだ。
きっと、自分が期待していたのとは別のテーマで、本の
構成が行なわれたのだろう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート