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日本美術の歴史 単行本 – 2005/12/9

4.3 5つ星のうち4.3 54個の評価

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日本美術の歴史 補訂版
¥3,080
(20)
残り10点(入荷予定あり)
縄文からマンガ・アニメまで――日本美術史研究の第一人者による書下し通史。
オールカラー。装丁・横尾忠則。

『奇想の系譜』から35年。岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我蕭白、長澤芦雪、歌川国芳の「発見」を通して、日本美術の独創的なおもしろさ、新しさを論じた著者が、いま、縄文からマンガ・アニメまで、360枚の図版とともに日本美術の流れと特質を大胆に俯瞰する。

商品の説明

著者について

辻 惟雄(つじ・のぶお):1932年愛知県生まれ。1961年東京大学大学院博士課程中退(美術史専攻)。東京国立文化財研究所美術部技官、東北大学文学部教授、東京大学文学部教授、国立国際日本文化研究センター教授、千葉市美術館館長、多摩美術大学学長などを歴任。東京大学・多摩美術大学名誉教授、MIHO MUSEUM館長。著書に『奇想の系譜』(美術出版社)、『奇想の図譜』(平凡社)、『カラー版 日本美術史』(監修、美術出版社)、『ギョッとする江戸の絵画』(羽鳥書店)などがある。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東京大学出版会 (2005/12/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/12/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 480ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4130820869
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4130820868
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 54個の評価

著者について

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辻 惟雄
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カスタマーレビュー

星5つ中4.3つ
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54グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 すでにたくさんの人が良いレビューを書かれているので今更な気がするが、自分なりの読後感、気になった点を記しておこうと思う。

〈これから美術史の勉強をする人の1冊目としては不向き〉
「入門者には難解」とか、「専門書として必読のレベルに達していない」という意味ではない。解説は丁寧で、知っておくべき点をギュギュっとコンパクトに収めているし、カラー図版も多いので、入門者にもとっつきやすく理解しやすい。
 が、原稿をそれぞれの分野の専門家にチェックしてもらっているとはいえ、個人での執筆というのは専門外分野になると弱く、偏った私見が入るので、最初の1冊目は監修者のもと、絵画・彫刻・工芸など、それぞれの専門家が執筆している本を選ぶべきだと思う。
 入門書を読んでから本書へ、あるいはすでにそれなりの知識がある方なら、逆に辻氏の視点を客観的に眺めて、思考を深めたり整理したりができるだろう。

〈オールカラーの図版380点収録、巻末に詳細データ付き、さらに知識を深めたい人のための参考書の手引き付き。読みにくい作品名・作者名・用語は振り仮名付き、脚注・引用文献は同じページの下か、見開き次ページにつく〉
 これは親切、ありがたい。何が悲しいって、美術書でありながら図版の一部がモノクロで小さいということほど悲しいことはない。
 美術館・博物館の説明板に振り仮名がついていないことは意外にあり、曖昧だったり間違えて覚えていたりもする。
 注と参考・引用文献の情報はついていても、章末や巻末であることが多いので、いちいちページをめくるのが面倒という方はきっとたくさんいるに違いない。

〈年号表記が統一されていない〉
 古い時代ほど西暦と元号、両方が表記されているが、現代に近くなるほど崩れてくる。同じ文脈の中ではじめは西暦・元号が入り、後半は元号のみなんてことも(「それくらい簡単に計算できるだろ」ということか。内容に集中したいのに、思考が途切れてしまうんだが・・・)。

〈比較資料としての図版がない〉
 日本美術は古くは中国・朝鮮半島から、近代に入ってからは本格的にヨーロッパ美術の影響を受けており、それについてはもちろん、つい見過ごしがちな桃山期・江戸後期における西洋画の流入・研究についても言及があるのはいいが、比較資料があればより理解が深まったことと思う。例えば、「中国・朝鮮半島でつくられた仏像と飛鳥仏、和様化したのちの仏像」とか「江戸期の人間が目にしたであろう西洋の銅版画と、司馬江漢作の銅版画」とか。

〈ときどき入る辻氏の私見にご注目〉
 これのおかげで、本書が教科書のようなガチガチの味もそっけもない内容にならずにすんでいる。辻氏の好み、研究者としての視点がチラッチラッと見えていて、ほほえましさすら感じられる。特に現代に近くなるほどリアルタイムで美術界の動きを目にされているので、こころなしか文章に熱がこもり、読みどころのひとつになっている。

〈紹介される作品も辻氏の私見が入るので、王道の名品から「え?あの画家(絵師)のあの有名作を出さないで、こっちを出す!?」というものまで、セレクトがバラエティ〉
 これはこれでいいと思う。“鉄板メニューはすべてそろえているが、店主オリジナルのイチオシメニューがない店”というのはモチベーションがなく、テンションが上がらず、よってリピーターにもならない。「なんで、あの画家or作品が紹介されてないんだ!?」というのがあるけど。

〈絵画以外の分野については、ほとんど役に立たない〉
 彫刻であれば、仏像に関してはよく書かれていると思う。しかし、その他の近・現代彫刻、書、陶芸、金工細工、染織、建築についての記述は、突出した作品・作家と時代背景をざっと解説する程度。歴史の流れの中に置くのではなく、断片化してしまっている。また漆工、その他の手工芸品については触れられておらず、映像・写真・漫画などの分野も「一応入れておきました」という扱い。
 これらの分野を知りたい方は、最初から別の書籍をあたったほうが良い。

 以上、記述内容については詳しい方が読めば、不備な点もあるかもしれない(私が気づいたところでは、海北友松が浅井長政の遺児になっていた。正しくは、浅井氏家臣の遺児)。それも個人執筆の欠点だが、これだけの著作を個人でものしたというのはやはり驚嘆に値する。
 一研究者の考察を知るという点からでも、すでに美術史を何冊かそろえていても、本書をその中に加えることをお勧めしたい。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
縄文文化あたりが面白かったのですが、
仏教美術がやたら長くて挫折しました。
思いついたときにパラパラ見てます。
2012年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に面白い本でした。

多数の著者によって書かれている
デザイン史や、西洋美術史の入門書も読みましたが
途中で文体が変わるのでとても読みにくく
大まかな知識を得るためだけに読むという
いかにもな本でしたが

一人で書かれたこの日本美術の歴史は
一冊を通して
流れるような物語が存在し
著者の個性も感じる事ができ
日本美術の歴史を楽しみながら知ることができました。

ほんとうに面白くて
読みやすかったです。

この本自体は
専門的な研究書ではないですが

豊富な知識や経験、
他の専門家の方々の協力が
あってこそ書けた
最良の初心者向け入門書だと思いました。

たくさんの参考文献が紹介されているので
詳しく知りたければ、奥へ分け入るための
案内もしてくれています。

自分にはこれで充分ですが。

大学の時、こんな教科書だったら
もっと授業が楽しかったと思います。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
期待以上に届いた本はきれいでした。中もぱらぱらめくって、特に写真ページ等を見てみましたが、ぜんぜんきれいでした。大変よかったです。万速しています。ありがとうございました。
2007年5月21日に日本でレビュー済み
簡潔かつ妥当な美術史だが、方法論的視座に欠ける。

要するに総花的で、なぜしかじかの作品が選ばれて、別の作品は除外されているのか、その論拠を最後まで隠蔽したままで終わるのは学者としてフェアではない。

きれいな図版と共に、わかりやすい解説で読めるから慶んでいるだけの素人読者にとっては上出来な本と言えるだろうが、それにしてもあまりにも楽天的な方法論だろう。

これは文字通りクロノロジカルな編年体日本美術通史にすぎず、別のレビューに指摘してあった、本書1冊でカタログ100冊分よりリーズナブルという考え方もまたあまりにもイージーな経済観念である。カタログには、より精緻な研究論文が収録されていることがあり、本書の簡潔すぎる概説書とは別次元のものである。

結論として、本書を慶んでいる読者は、たんに日本美術に無知であった自分に恥じ入らねばならないだけのことである。その恥の感覚なくしては、本書を超える未来の美術史は不可能である。

この程度で慶んでいて、どうするのだという話である。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同じ辻さんのカラー版日本美術史より読みやすいと思います。
あっちはちょっと詰め込み過ぎなのかな。

表紙好きです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さすが辻先生。素晴らしいです。写真も多く、わかりやすい。名著。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この一冊で、大凡全ての日本美術の魅力について知ることが出来ます。
日本美術の分類の方法も非常に分かりやすく、我々が古い先祖の時代から、何を面白がって、表現し、残そうとしてきたのか、がよく分かります。
日本人全員に読ませたいくらいです(笑)
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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