とにかく作者の直江兼続への思い、が凄い熱量となって、押し寄せてきました。
この世知辛い現代に、兼続のように「義」に生きる潔さを考えるきっかけを与えてくれた本書に感謝します。
普段はあまり歴史小説を手にしないのですが、読みやすい文体で引っ張られました。
小説はあくまで作者の作り話であるということは、歴史小説も変わりないだろうと思いますが、
ここまで痛快に直江兼続というヒーローを作り上げたということに価値があるのではないかと思います。
「愛」の前立ての兜、部屋に飾りたくなりました。
大河ドラマを見る前に読むことをお勧めします。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,761¥1,761 税込
発送元: Amazon 販売者: 斎藤書店[毎日発送]
¥1,761¥1,761 税込
発送元: Amazon
販売者: 斎藤書店[毎日発送]
¥22¥22 税込
配送料 ¥257 6月16日-17日にお届け
発送元: フルタク(古本宅配買取センター) 販売者: フルタク(古本宅配買取センター)
¥22¥22 税込
配送料 ¥257 6月16日-17日にお届け
発送元: フルタク(古本宅配買取センター)
販売者: フルタク(古本宅配買取センター)
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
天地人 上 単行本 – 2006/9/1
火坂 雅志
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,761","priceAmount":1761.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,761","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"qjLSGkuJHOiasJkFxwXqiBnd098TODeeGp9I7j7nTdhF545tGOQCKEGGaNM%2FJt%2F7hLbE4c4o9IXQKmqKcvM2MGs9cqaAArMg5A%2FNhpLrM7WGD3vQHmXdNLznsrqnG7kBoCvtEpSDrXhN%2BvMZC16LPUTodUj0d9smERLHxD%2BTcUbljGgMkkJ%2FloZQ3VKfiJF9","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥22","priceAmount":22.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"22","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"qjLSGkuJHOiasJkFxwXqiBnd098TODeeaVsNIiFZRKahlTI1GKNOFVcmKmkml%2BjHd43tfKUDugbY2kFgtrVWJbPFEqmkrV3wAdp1iZJV1t%2Fs3%2FFTtdYq6PupvIC5uAKBMI8w2yWs9CkWFMUFOmuQVnPya9sL6ZGDRnK64A8W3P3pQsDRBWB0Xg%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
- 本の長さ381ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104140055030
- ISBN-13978-4140055038
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 天地人 上
¥1,761¥1,761
最短で6月14日 金曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
¥1,680¥1,680
最短で6月14日 金曜日のお届け予定です
残り1点 ご注文はお早めに
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 381ページ
- ISBN-10 : 4140055030
- ISBN-13 : 978-4140055038
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,016,622位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 275,367位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
22グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の状態が「良」ということで購入したのだが。。。
どこが「良」なのか?書店の良識をまったく疑いたくなる粗悪本だった!
太い文字の鉛筆でアンダーラインが何頁にもわたり、何本も入っており(文字を塗りつぶすような)、読み難いことこの上ない。
非常に不快である。
どこが「良」なのか?書店の良識をまったく疑いたくなる粗悪本だった!
太い文字の鉛筆でアンダーラインが何頁にもわたり、何本も入っており(文字を塗りつぶすような)、読み難いことこの上ない。
非常に不快である。
2009年4月21日に日本でレビュー済み
サブプライムローンの破綻に端を発した世界同時不況の中で,今まさに失われつつある義と愛の精神を中心に据えた小説である.主人公は上杉謙信の愛弟子であり,上杉景勝の家臣,直江兼継.兼継は若い時から,謙信の寵愛と教えを受け,知将としての頭角を現すようになる.謙信亡き後,若き主君・景勝を支える家臣として,戦国の乱世の中,義と愛の精神で上杉家と民を守り抜いた.
著者は兼継が掲げた愛の精神は,歴史研究家の間で一般的な「軍神の愛宕大権現,あるいは愛染明王への信仰をあらわす」というものではなく,儒教的な慈愛(仁愛の精神)であると主張している.これは『北越軍談』に記されているという.また徳川家康と手打ちをする際には,「上杉家を滅亡に導く死の“美学”に殉ずるのではなく,たとえ汚名にまみれても,生き残りの“実学”に徹する道を兼継は選んだ」と述べられている.これは兼継のしたたかな戦略をうかがわせる記述だと思う.
著者は兼継が掲げた愛の精神は,歴史研究家の間で一般的な「軍神の愛宕大権現,あるいは愛染明王への信仰をあらわす」というものではなく,儒教的な慈愛(仁愛の精神)であると主張している.これは『北越軍談』に記されているという.また徳川家康と手打ちをする際には,「上杉家を滅亡に導く死の“美学”に殉ずるのではなく,たとえ汚名にまみれても,生き残りの“実学”に徹する道を兼継は選んだ」と述べられている.これは兼継のしたたかな戦略をうかがわせる記述だと思う.
2008年10月29日に日本でレビュー済み
作者が主人公の生涯に魅せられ、渾身の力を傾けて書いた小説というのは、
読者もまた胸を熱くしてのめりこむように読んでしまうものだ。
この作品にはそういう熱気が感じられなかった。
秀吉の人物描写などはちょっと面白いと感じた。
しかし、兼続や幸村は「いい人」で「正義」すぎて、共感できないし、
彼らと一緒のその時代に入り込んでもいけない。
謙信にしても、作者の独自の視点がなくて、つまらない。
興味深いのは兼続の父くらいか。
女性たちなんかもう、都合の良いように現れて消えるので、
男の妄想としか言いようがない。
あるいは青年漫画的。
女性読者としては気分が悪くなる一方だった。
でも、大河ドラマのほうを観ると
まだこちらの小説のほうがマシなんだな、コレが。
読者もまた胸を熱くしてのめりこむように読んでしまうものだ。
この作品にはそういう熱気が感じられなかった。
秀吉の人物描写などはちょっと面白いと感じた。
しかし、兼続や幸村は「いい人」で「正義」すぎて、共感できないし、
彼らと一緒のその時代に入り込んでもいけない。
謙信にしても、作者の独自の視点がなくて、つまらない。
興味深いのは兼続の父くらいか。
女性たちなんかもう、都合の良いように現れて消えるので、
男の妄想としか言いようがない。
あるいは青年漫画的。
女性読者としては気分が悪くなる一方だった。
でも、大河ドラマのほうを観ると
まだこちらの小説のほうがマシなんだな、コレが。
2009年7月5日に日本でレビュー済み
大河ドラマの原作なので読んでみたら、予想以上に面白かったです。
下巻の利休が出てくるあたりから家康の大阪の陣までは、
ストーリーをなぞるように一気に読みました。
もう一度ゆっくり読み直したいです。
作者は上杉謙信の義をいいたいのだろうと思いますが、
今の日本の政治の世界も義を貫く人とそうでない人と
人間って昔も今もずっと同じなんだろうな・・・、と
これからの日本を思いながら読みました。
自分の中に義を大切にする考えはどれくらいあるのでしょう…?
謙信の考えに共感した部分は見習いたいと思いました。
都議選と衆議院解散がどうなるか、興味深いです。
投票する前に一度読んでみては…?
下巻の利休が出てくるあたりから家康の大阪の陣までは、
ストーリーをなぞるように一気に読みました。
もう一度ゆっくり読み直したいです。
作者は上杉謙信の義をいいたいのだろうと思いますが、
今の日本の政治の世界も義を貫く人とそうでない人と
人間って昔も今もずっと同じなんだろうな・・・、と
これからの日本を思いながら読みました。
自分の中に義を大切にする考えはどれくらいあるのでしょう…?
謙信の考えに共感した部分は見習いたいと思いました。
都議選と衆議院解散がどうなるか、興味深いです。
投票する前に一度読んでみては…?
2008年11月18日に日本でレビュー済み
歴史はもともと好きでしたが、
直江兼続についての知識はほとんどありませんでしたので、
大河ドラマがスタートする前に原作本で事前学習してみました。
多くの人が史実を知っているだけに、
事実よりも心情に重点を置いたほうが、
ドラマとして盛り上がるかな?と感じながらも、
なかなか難しいのでしょうね。
妻夫木聡くんをイメージしながら読み進めたので、
あっと言う間に読み終わりましたが、
実は行間が空きすぎているってことなのでしょうね。
字数が多くなっても、できれば1冊にまとめていただいたほうが、
読者としてはありがたいです。
直江兼続についての知識はほとんどありませんでしたので、
大河ドラマがスタートする前に原作本で事前学習してみました。
多くの人が史実を知っているだけに、
事実よりも心情に重点を置いたほうが、
ドラマとして盛り上がるかな?と感じながらも、
なかなか難しいのでしょうね。
妻夫木聡くんをイメージしながら読み進めたので、
あっと言う間に読み終わりましたが、
実は行間が空きすぎているってことなのでしょうね。
字数が多くなっても、できれば1冊にまとめていただいたほうが、
読者としてはありがたいです。
2007年8月19日に日本でレビュー済み
上下巻あわせての感想です。
幼い頃から御舘の乱中までは兼続の存在は不明ですし、当然創作で良いと思います。
しかし、上下巻あわせて存在意義のない創作人物など、歴史物としてではなく「小説」というものとして「こんなのでよいか?」と思います。
また兼続は
どんな局面でも彼がいれば良いほうに転がる、都合のいいスーパーマン
です。
御舘の乱中までは創作でも良いと書きましたが、景勝方の動きを好転させるような大きな役目を与える必要があるのかとも思います。
そして兼続と景勝は非常に仲が良いといいますが、それはどんなに頭が良くとも「上司を立てる」謙虚さが兼続にはあっての話だと考えます。
この天地人の兼続には、でしゃばるだけでしゃばり、他者を尊重する姿勢はありません。それは謙信に対しても景勝に対してもです。主従関係が良好であるのが不自然です。
主人公を持ち上げるために、周囲の人物を落とすような書き方をする為、上下通して不快感があります。
また作者は兼続を綺麗な人間としたいようです。
兼続に責がある事項ですら、汚い分は別の登場人物がかぶせられてしまいます。
テーマとされた「愛」ですが、作者が兼続を通して伝えたい愛は、後書きを読むまでわかりません。
読みやすいですが、説明文に台詞を書き添えたものです。
登場人物の仕草・感情・行動の描写から、何かを読み取るのものでもありません。
そういう意味ではこれは「小説」ですらないと思います。
大河ドラマがなければ、ご当地から非難を受けそうな駄文だと感じます。
幼い頃から御舘の乱中までは兼続の存在は不明ですし、当然創作で良いと思います。
しかし、上下巻あわせて存在意義のない創作人物など、歴史物としてではなく「小説」というものとして「こんなのでよいか?」と思います。
また兼続は
どんな局面でも彼がいれば良いほうに転がる、都合のいいスーパーマン
です。
御舘の乱中までは創作でも良いと書きましたが、景勝方の動きを好転させるような大きな役目を与える必要があるのかとも思います。
そして兼続と景勝は非常に仲が良いといいますが、それはどんなに頭が良くとも「上司を立てる」謙虚さが兼続にはあっての話だと考えます。
この天地人の兼続には、でしゃばるだけでしゃばり、他者を尊重する姿勢はありません。それは謙信に対しても景勝に対してもです。主従関係が良好であるのが不自然です。
主人公を持ち上げるために、周囲の人物を落とすような書き方をする為、上下通して不快感があります。
また作者は兼続を綺麗な人間としたいようです。
兼続に責がある事項ですら、汚い分は別の登場人物がかぶせられてしまいます。
テーマとされた「愛」ですが、作者が兼続を通して伝えたい愛は、後書きを読むまでわかりません。
読みやすいですが、説明文に台詞を書き添えたものです。
登場人物の仕草・感情・行動の描写から、何かを読み取るのものでもありません。
そういう意味ではこれは「小説」ですらないと思います。
大河ドラマがなければ、ご当地から非難を受けそうな駄文だと感じます。
2008年1月3日に日本でレビュー済み
2009年の大河ドラマ原作に当たる本作。既に各種書評などでも評価が高いようだが、
実際に読んでみてストーリーとしては良く纏まっている様に感じた。本巻では謙信の薫陶を
受ける小姓時代からスタートし、謙信の死、御館の乱〜小牧・長久手の戦い前後までが描かれ
ているが、対謙信との関係を中心にしながら全体のストーリーが展開している。
全体としては良く纏まっているとは思うのだが、戦国武将を扱っている作品としてはいささか
「淡々」としすぎている様な気がしてならない。せっかく戦国武将を取り扱っている以上、
もう少し華のある書き方があったと思うが…。
また下巻を通じて上杉景勝の扱いはいまいち。確かに口数が少なかった様だが、別に家臣や
他の大名から侮られた、と言うことは無いはずであり、また兼続への偏重も大大名の組織運営
としてはありえないと思うのだが…。このあたりは兼続をスーパーマン化してしまったが故の
副作用だと思うが、現実感を減じる形となったのが残念である。
また、渡り巫女として登場する「初音」に関しては、下巻を通じてあまり活躍の場が無く、
少し蛇足な印象を持った。
実際に読んでみてストーリーとしては良く纏まっている様に感じた。本巻では謙信の薫陶を
受ける小姓時代からスタートし、謙信の死、御館の乱〜小牧・長久手の戦い前後までが描かれ
ているが、対謙信との関係を中心にしながら全体のストーリーが展開している。
全体としては良く纏まっているとは思うのだが、戦国武将を扱っている作品としてはいささか
「淡々」としすぎている様な気がしてならない。せっかく戦国武将を取り扱っている以上、
もう少し華のある書き方があったと思うが…。
また下巻を通じて上杉景勝の扱いはいまいち。確かに口数が少なかった様だが、別に家臣や
他の大名から侮られた、と言うことは無いはずであり、また兼続への偏重も大大名の組織運営
としてはありえないと思うのだが…。このあたりは兼続をスーパーマン化してしまったが故の
副作用だと思うが、現実感を減じる形となったのが残念である。
また、渡り巫女として登場する「初音」に関しては、下巻を通じてあまり活躍の場が無く、
少し蛇足な印象を持った。