極限状態に追い詰められた人々の様子が、ショッキングな作品でした。
「人は元々、見えていない」と言う言葉が印象的で、本質を見つめることについて考えさせられました。
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白の闇 新装版 単行本(ソフトカバー) – 2008/5/30
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ある男が、突然失明した。それは原因不明のまま次々と周囲に伝染していった。事態を重く見た政府は、感染患者を隔離しはじめる。介助者のいない収容所のなかで人々は秩序を失い、やがて汚辱の世界にまみれていく。しかし、そこにはたったひとりだけ目が見える女性が紛れ込んでいた……。
極限に追い詰められた人間の弱さと魂の力を圧倒的な筆力で描いた現代寓話。2008年映画化で世界的に再び注目されている。
極限に追い詰められた人間の弱さと魂の力を圧倒的な筆力で描いた現代寓話。2008年映画化で世界的に再び注目されている。
- 本の長さ372ページ
- 言語日本語
- 出版社日本放送出版協会
- 発売日2008/5/30
- ISBN-10414005543X
- ISBN-13978-4140055434
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商品の説明
出版社からのコメント
突如蔓延した伝染病は、すべての人々から視力を奪った----たった一人を除いて。
「見える」とはどういうことか? わたしたちはほんとうに「見えている」のか? ノーベル文学賞受賞作家サラマーゴの最高傑作。
2001年2月発行の『白の闇』(NHK出版)を新たに装丁し再刊行。フェルナンド・メイレレス監督作品、映画「ブラインドネス」('08年)の原作。
「見える」とはどういうことか? わたしたちはほんとうに「見えている」のか? ノーベル文学賞受賞作家サラマーゴの最高傑作。
2001年2月発行の『白の闇』(NHK出版)を新たに装丁し再刊行。フェルナンド・メイレレス監督作品、映画「ブラインドネス」('08年)の原作。
著者について
ジョゼ・サラマーゴ
Jose Saramago
ノーベル文学賞受賞作家。1922年、リスボン北東部のアジニャガ村に生まれる。高等中学校を中退後、工業学校を経て溶接工、公務員などさまざまな職業を経験。’74年の四月革命(リスボンの春)前後にジャーナリストとして活躍。’76年から文筆業に専念し、ポルトガルの国民的作家となる。『修道院回想録』(’82年)、『リカルド・レイスの死の年』(’84年)、『イエス・キリストによる福音書』(’91年)、『あらゆる名前』(’97年)、『見知らぬ島の扉』(’98年)などの小説がある。未邦訳の最新作は『見えることについての考察(原題:Ensayo Sobre La Lucidez)』(’04年)。「想像力、あわれみ、アイロニーに支えられた寓話によって、われわれがとらえにくい現実を描く」作家として1998年ノーベル文学賞受賞。
Jose Saramago
ノーベル文学賞受賞作家。1922年、リスボン北東部のアジニャガ村に生まれる。高等中学校を中退後、工業学校を経て溶接工、公務員などさまざまな職業を経験。’74年の四月革命(リスボンの春)前後にジャーナリストとして活躍。’76年から文筆業に専念し、ポルトガルの国民的作家となる。『修道院回想録』(’82年)、『リカルド・レイスの死の年』(’84年)、『イエス・キリストによる福音書』(’91年)、『あらゆる名前』(’97年)、『見知らぬ島の扉』(’98年)などの小説がある。未邦訳の最新作は『見えることについての考察(原題:Ensayo Sobre La Lucidez)』(’04年)。「想像力、あわれみ、アイロニーに支えられた寓話によって、われわれがとらえにくい現実を描く」作家として1998年ノーベル文学賞受賞。
登録情報
- 出版社 : 日本放送出版協会; 四六判版 (2008/5/30)
- 発売日 : 2008/5/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 372ページ
- ISBN-10 : 414005543X
- ISBN-13 : 978-4140055434
- Amazon 売れ筋ランキング: - 603,344位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 148位スペイン・ポルトガル文学研究
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2024年1月30日に日本でレビュー済み
まず登場者の年齢設定が感じられません。ウイルス感染から盲目状態のパンデミックとなっているため、そのような無理もしかたないかな・・・と思えば、ストーリーとしては面白くなります。しかし、ゾンビ的な要素に溢れかえり、安っぽいSFホラーといった感じになり、ややしらけて行きます。しかし読み終わると、悪くない小説だな・・・と思いました。
2018年11月2日に日本でレビュー済み
設定は面白いんだけど、途中で作者が頻繁に顔を出してことわざを言ったり、作者と読者を「われわれ」と呼んで話したりするのがうざい。文章がちょっと老人っぽい。目が見えなくなった世界も暴力的なものがメインで私はあまり好きではない。グロテスクな場面もある。
2018年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
僕はそんなに好きではなかったです。
期待しすぎたのかも知れません。
期待しすぎたのかも知れません。
2011年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
渋滞する交差点の信号が変わったのに動かない車1台。
中の運転手が叫ぶ。目が見えない。目の前が真っ白だ。
更に恐ろしいことに,この奇病は伝染する。
このように始まる本作は,最初から最後まで緊迫感につつまれ,ぐいぐいと先を読まずにいられません。
目が見えることを前提に作られた社会において,盲目になることの恐ろしさ。
人間の理性や感情が極限まで追い詰められ,たがいに持つべき尊重の念を失ったとき何が起こるのか。
謎の奇病患者を隔離することで感染の拡大を防ごうとするものの,感染を押さえることが出来ないという状況は
新型インフルエンザの流行を思い出しました。
とても読みやすく書かれていながら,その実,示唆に富んだ内容になっており,お奨めの一冊です。
中の運転手が叫ぶ。目が見えない。目の前が真っ白だ。
更に恐ろしいことに,この奇病は伝染する。
このように始まる本作は,最初から最後まで緊迫感につつまれ,ぐいぐいと先を読まずにいられません。
目が見えることを前提に作られた社会において,盲目になることの恐ろしさ。
人間の理性や感情が極限まで追い詰められ,たがいに持つべき尊重の念を失ったとき何が起こるのか。
謎の奇病患者を隔離することで感染の拡大を防ごうとするものの,感染を押さえることが出来ないという状況は
新型インフルエンザの流行を思い出しました。
とても読みやすく書かれていながら,その実,示唆に富んだ内容になっており,お奨めの一冊です。
2020年5月6日に日本でレビュー済み
原因不明の疫病。視界が真っ白になる突然の失明。
感染者と濃厚接触者は厳しく隔離される。感染者間での暴力と支配、友愛と扶助。やがて皆が感染した社会となり…。
新型コロナの恐怖と混乱を経験した後で読み返すと一層リアル。描写が生々しいこともあり、絵空事とは思えなくなる。実際にあり得る話と思えゾッとする。
人間は、対抗する手段を持たない過酷な運命に対してどのように立ち向かえるのだろうかと考えさせられる。
感染者と濃厚接触者は厳しく隔離される。感染者間での暴力と支配、友愛と扶助。やがて皆が感染した社会となり…。
新型コロナの恐怖と混乱を経験した後で読み返すと一層リアル。描写が生々しいこともあり、絵空事とは思えなくなる。実際にあり得る話と思えゾッとする。
人間は、対抗する手段を持たない過酷な運命に対してどのように立ち向かえるのだろうかと考えさせられる。
2013年1月1日に日本でレビュー済み
書店で見つけて、タイトルが妙に気になりました。”白い”闇ではなく、何故”白の”闇なのかと。
数ページ立ち読みして購入し、2日で読みました。
人々が次々と失明して、黒い闇ではなく、白の闇にしか見えない事を
最初は カミュのペストの様な、何かの権力とか、災害の例えかと考えてたんですが、
原因も感染経路も解らない、突然発症する謎の奇妙な伝染病に因って、最初は一部の、そして全ての人間の視覚が
白い色一色の世界にしか見えない闇へと失明させられる社会を描いた、一見 SFぽい設定の話かとも思いましたが・・・。
政府をはじめとして、まだ、目の見える者達が、感染 或いは失明してしまった者を隔離する事で事実上は見殺しにして、
見放された者達も或る意味、目が見えないと言う意味で平等かと思いきや、支配する力を持つ者と支配される者に区別される。
失明する事でお互いの姿も何も見えなくなるから、”他人の視線”と言う足枷が機能しなくなる事で
人間の本能と欲望が剥き出しになっていくのが凄く怖いですね・・・。
人間の闘争本能が、人間を生物として進化させてきたとは思いますが、今更ながら
実は”視覚そのもの”も 進化と文明の発達には欠くべからざる要素である事に気付かされました。
目が見えないと当然、ネットも読書も出来ないから情報収集も記録も出来ない、
( 例え点字タイプ等で記録しても、情報の正確さを検証しようがないし、
そもそも、この作品世界の住人の殆どは元から点字を読めるはずがない)
食料の生産は不可能では無いが、その効率は著しく低下するし、電力水道などの生活インフラは維持出来ない、
自転車の運転さえも不可能に近いから、自分の手足でしか移動の自由も無い。
『人類が消えた世界』と言う、突然、全人類が居なくなった世界のその後を、時間を区切ってシミュレートした
科学的文学(?)作品がありますが、そちらは文字通り、唐突に人類そのものが消滅した跡の世界ですが、
対して、この『 白の闇 』は、わざわざ破壊兵器を使わずとも、視覚を奪うだけで
殆ど文明が成り立たない、やろうと思えば いとも簡単に人間を支配・滅ぼす事が出来る事を示したと言えます・・。
一部の方が視覚障害者である社会は、我々に身近なものですが、
流石に(主人公を除いて)全人類が失明した文明社会と云う物は想像した事がありませんからね・・。
それを文章化した作者の力量は凄い、としか言い様が有りませんが。
また、文体が変わってましたね。登場人物には誰も固有名詞は無いし、
例えば会話のシーンでは 普通『』などで区別するものですが、この作品では
一部 ”〜、と彼女は言った。” 様な書き方が入る以外、殆ど、そのまま通常通りの文章と
同じ句読点で続けて書かれてますが、何故かちゃんと 誰が何を話しているのか判るのが実に不思議なのですが・・。
物語の開始から 1〜2ヶ月ほど経過した頃でしょうか、伝染病が沈静化したのか、
ラストで唐突に 主人公以外に 一部の登場人物の視覚が回復しますが、
そこで改めて 初めて目に見えた世界は果たして、目を逸らさずに見る事が出来たのでしょうか?
( 映画化されたそうですが、どんな映像かそちらも見てみたいです)
この作品で初めて 作者の名前を知りましたが、他の作品も読んでみようかと思います。
数ページ立ち読みして購入し、2日で読みました。
人々が次々と失明して、黒い闇ではなく、白の闇にしか見えない事を
最初は カミュのペストの様な、何かの権力とか、災害の例えかと考えてたんですが、
原因も感染経路も解らない、突然発症する謎の奇妙な伝染病に因って、最初は一部の、そして全ての人間の視覚が
白い色一色の世界にしか見えない闇へと失明させられる社会を描いた、一見 SFぽい設定の話かとも思いましたが・・・。
政府をはじめとして、まだ、目の見える者達が、感染 或いは失明してしまった者を隔離する事で事実上は見殺しにして、
見放された者達も或る意味、目が見えないと言う意味で平等かと思いきや、支配する力を持つ者と支配される者に区別される。
失明する事でお互いの姿も何も見えなくなるから、”他人の視線”と言う足枷が機能しなくなる事で
人間の本能と欲望が剥き出しになっていくのが凄く怖いですね・・・。
人間の闘争本能が、人間を生物として進化させてきたとは思いますが、今更ながら
実は”視覚そのもの”も 進化と文明の発達には欠くべからざる要素である事に気付かされました。
目が見えないと当然、ネットも読書も出来ないから情報収集も記録も出来ない、
( 例え点字タイプ等で記録しても、情報の正確さを検証しようがないし、
そもそも、この作品世界の住人の殆どは元から点字を読めるはずがない)
食料の生産は不可能では無いが、その効率は著しく低下するし、電力水道などの生活インフラは維持出来ない、
自転車の運転さえも不可能に近いから、自分の手足でしか移動の自由も無い。
『人類が消えた世界』と言う、突然、全人類が居なくなった世界のその後を、時間を区切ってシミュレートした
科学的文学(?)作品がありますが、そちらは文字通り、唐突に人類そのものが消滅した跡の世界ですが、
対して、この『 白の闇 』は、わざわざ破壊兵器を使わずとも、視覚を奪うだけで
殆ど文明が成り立たない、やろうと思えば いとも簡単に人間を支配・滅ぼす事が出来る事を示したと言えます・・。
一部の方が視覚障害者である社会は、我々に身近なものですが、
流石に(主人公を除いて)全人類が失明した文明社会と云う物は想像した事がありませんからね・・。
それを文章化した作者の力量は凄い、としか言い様が有りませんが。
また、文体が変わってましたね。登場人物には誰も固有名詞は無いし、
例えば会話のシーンでは 普通『』などで区別するものですが、この作品では
一部 ”〜、と彼女は言った。” 様な書き方が入る以外、殆ど、そのまま通常通りの文章と
同じ句読点で続けて書かれてますが、何故かちゃんと 誰が何を話しているのか判るのが実に不思議なのですが・・。
物語の開始から 1〜2ヶ月ほど経過した頃でしょうか、伝染病が沈静化したのか、
ラストで唐突に 主人公以外に 一部の登場人物の視覚が回復しますが、
そこで改めて 初めて目に見えた世界は果たして、目を逸らさずに見る事が出来たのでしょうか?
( 映画化されたそうですが、どんな映像かそちらも見てみたいです)
この作品で初めて 作者の名前を知りましたが、他の作品も読んでみようかと思います。
2011年2月20日に日本でレビュー済み
ノーベル文学賞作家の代表作ということで読んだのですが、皆が視力を失った社会という構想はありがちだし、どうしても汚物の話が多くなるし、レイプシーンもなんだかなあ、の必然性で。ただ、印象は強烈だし、頭には残るでしょう。教養とは何か、人間性を失わないとはどういうことか、とかいろいろ考察が巡らされているので、まあただのストーリーではなく、おもしろいといえばおもしろいのですが。
個人的には宇宙からの侵略者によって?一瞬にして皆が視力を失った古典的SFの名作がありましたよね。あのなかで、老婆が缶詰の缶を一生懸命歯でかみ切ろうとむなしい努力を続けている、あのシーン1つでこの小説に匹敵するのではないかと思います。
まあ、原点は言葉のリズムが相当よいそうなので、訳者の少し堅めの文章が、より理屈っぽさを増していて、あまりなじめないだけなのかもしれませんが。
個人的には宇宙からの侵略者によって?一瞬にして皆が視力を失った古典的SFの名作がありましたよね。あのなかで、老婆が缶詰の缶を一生懸命歯でかみ切ろうとむなしい努力を続けている、あのシーン1つでこの小説に匹敵するのではないかと思います。
まあ、原点は言葉のリズムが相当よいそうなので、訳者の少し堅めの文章が、より理屈っぽさを増していて、あまりなじめないだけなのかもしれませんが。