ライプニッツについて調べたいと思い、手にしてみました。モナドとは何かが、わかりやすく書かれていました。
天才ライプニッツの一部分を見た感じでますます興味をもちました。
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ライプニッツ: なぜ私は世界にひとりしかいないのか (シリーズ・哲学のエッセンス) 単行本 – 2003/1/1
山内 志朗
(著)
- 本の長さ123ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2003/1/1
- ISBN-104140093048
- ISBN-13978-4140093047
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
世の中に、まったく同じ2枚の葉は存在しない。では、「唯一」とはどういうことか。天才ライプニッツの思想を「自分」という謎を手がかりに解き明かす。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2003/1/1)
- 発売日 : 2003/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 123ページ
- ISBN-10 : 4140093048
- ISBN-13 : 978-4140093047
- Amazon 売れ筋ランキング: - 444,009位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 387位ドイツ・オーストリアの思想
- - 781位西洋哲学入門
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年10月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年1月28日に日本でレビュー済み
ライプニッツの基本については、用語解説的に、非常に丁寧に行われています。
そして、解釈においては著者独自のそれが、(当然ながら)大胆に述べられています。最終的には、哲学自体への言及もある。
以上の二点ですが、要するに「単なる参考書的用語説明」+「著者の哲学披露」です。
ライプニッツをやりたいなら、別の本にあたった方がいいと思う。読み物として、哲学ってへーこんなんなんだーって言う分には、面白いと思いますが。
同シリーズは、そういうコンセプトながら、物によってはしっかり対象の哲学者の哲学を教えてくれるので重宝しています。
今回は、著者の哲学の比率が少し多めだった、ということで。
そして、解釈においては著者独自のそれが、(当然ながら)大胆に述べられています。最終的には、哲学自体への言及もある。
以上の二点ですが、要するに「単なる参考書的用語説明」+「著者の哲学披露」です。
ライプニッツをやりたいなら、別の本にあたった方がいいと思う。読み物として、哲学ってへーこんなんなんだーって言う分には、面白いと思いますが。
同シリーズは、そういうコンセプトながら、物によってはしっかり対象の哲学者の哲学を教えてくれるので重宝しています。
今回は、著者の哲学の比率が少し多めだった、ということで。
2009年11月5日に日本でレビュー済み
著者は、ライプニッツが若い頃、座右の銘にしていた二つの言葉「なぜ私はここにいるのか」「目的を考えろ」という問いに対して、ライプニッツの哲学によって論考を展開していく。
ライプニッツの思想の「最も有名なものに三つの思想がある。(1)モナドの思想、(2)予定調和説、(3)最善説(オプティミスム)である。P.15」「「モナド」というのは分割できない実態のことで、イメージとしては「細胞」に近い。ライプニッツは、世界の構成要素をモナドと捉えるp.15」「各々のモナドは、各々のモナドと異なっているはずである。、実際、自然の中に二つのものがまったく同じようであって、そこに内的差異ないし内的規程に基づく差異を見つけることができないということは決してない。(「モナドドロジー」第九節)p.42」「モナドには物が出たり入ったりできるような窓がない。(「モナドロジー」第七節)p.29」
<自分>の特徴とは、「自分の意識内容を意識していること、つまり、反省、意識の自己関係性として捉えられる」<自覚>であるp.82。<自分>で<自分>を考えるとは「<自分>で<自分>を考えるという自己関係だけではなく、それに加えて、他者を背景として<自分>が現れるための地平p.84」から「<自分>を世界にただひとりしかないものとして見いだすことp.84」、「そこに浮かび上がってくる、際立った領野が自覚p.84」であり、「この自覚こそ、自分が世界にただひとりしかいないことを告げ知らせるものだ。p.84」
この著作は叙情的なものであり、最後の結論のところでライプニッツの思想からはみ出してしまっていると著者は説明しているが、そのような著作こそ哲学を自らに引きつけて考えるのに有効なものであると私は思う。お勧め。
ライプニッツの思想の「最も有名なものに三つの思想がある。(1)モナドの思想、(2)予定調和説、(3)最善説(オプティミスム)である。P.15」「「モナド」というのは分割できない実態のことで、イメージとしては「細胞」に近い。ライプニッツは、世界の構成要素をモナドと捉えるp.15」「各々のモナドは、各々のモナドと異なっているはずである。、実際、自然の中に二つのものがまったく同じようであって、そこに内的差異ないし内的規程に基づく差異を見つけることができないということは決してない。(「モナドドロジー」第九節)p.42」「モナドには物が出たり入ったりできるような窓がない。(「モナドロジー」第七節)p.29」
<自分>の特徴とは、「自分の意識内容を意識していること、つまり、反省、意識の自己関係性として捉えられる」<自覚>であるp.82。<自分>で<自分>を考えるとは「<自分>で<自分>を考えるという自己関係だけではなく、それに加えて、他者を背景として<自分>が現れるための地平p.84」から「<自分>を世界にただひとりしかないものとして見いだすことp.84」、「そこに浮かび上がってくる、際立った領野が自覚p.84」であり、「この自覚こそ、自分が世界にただひとりしかいないことを告げ知らせるものだ。p.84」
この著作は叙情的なものであり、最後の結論のところでライプニッツの思想からはみ出してしまっていると著者は説明しているが、そのような著作こそ哲学を自らに引きつけて考えるのに有効なものであると私は思う。お勧め。
2005年8月26日に日本でレビュー済み
(;'Д`)ハァハァ 虚構世界内存在がリストアップしていた著作のひとつであるが・・・私というモノが世界でただ一つの存在である、その当たり前に疑問を持ったライプリニッツの考えを分かりやすく説明してくれている、新潟人文学部教授の彼にささやかな拍手を送りたい?!
つまり・・・虚構に生きるものはその虚構さゆえに・・・自分の存在を
確かめられない・・・ってことだ。
自分でも何を言っているのかは分からん・・・。
だが・・・分からなくてもいいのだ・・・。
哲学とはそういうものなのだから・・・?!
つまり・・・虚構に生きるものはその虚構さゆえに・・・自分の存在を
確かめられない・・・ってことだ。
自分でも何を言っているのかは分からん・・・。
だが・・・分からなくてもいいのだ・・・。
哲学とはそういうものなのだから・・・?!
2003年11月15日に日本でレビュー済み
ライプニッツを「ひとりである私」=個体性という切り口から論じあげ、さまざまな補助線を用いながら論じている本。「ライプニッツ哲学への招待状」と著者はあとがきで述べていますが、それを大幅にはみ出してしまうような興奮と楽しみを、本書は持っています。
2009年5月9日に日本でレビュー済み
モナドロジー、不可識別者同一の原理、理由律、偶然性などライプニッツ哲学の基本はちゃんと押さえているが、この本を読んでもライプニッツ哲学の面白さはあまり伝わってこないように思う。
この本のテーマである「なぜ私は世界にひとりしかいないのか」という問いへの答えも結局ライプニッツの言葉を流用した著者の独自の考えに過ぎず、しかもあまり面白くないと私は感じた。
まあすべて「はじめに」で断りがしてあるとおり(ずぶ濡れの叙情性で読んでいくという趣旨のことが書いてある)なので、著者に責めはないのかもしれないけれど。
この本のテーマである「なぜ私は世界にひとりしかいないのか」という問いへの答えも結局ライプニッツの言葉を流用した著者の独自の考えに過ぎず、しかもあまり面白くないと私は感じた。
まあすべて「はじめに」で断りがしてあるとおり(ずぶ濡れの叙情性で読んでいくという趣旨のことが書いてある)なので、著者に責めはないのかもしれないけれど。