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NHKブックス別巻 思想地図 vol.2 特集・ジェネレーション (NHKブックス 別巻) 単行本(ソフトカバー) – 2008/12/23
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- 本の長さ451ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2008/12/23
- ISBN-104140093412
- ISBN-13978-4140093412
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商品の説明
著者について
東浩紀(あずま・ひろき)
1971年生まれ。東京工業大学世界文明センター特任教授。専攻は哲学、表象文化論。主な著書に『自由を考える』(共著)『東京から考える』(北田暁大氏との共著・ともにNHKブックス)他多数。
北田暁大(きただ・あきひろ)
1971年生まれ。東京大学大学院情報学環准教授。専攻は理論社会学、メディア史。主な著書に『嗤う日本のナショナリズム』(NHKブックス)他多数。
● 執筆者 ●
上野千鶴子(うえの・ちずこ)
1948年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専攻はジェンダー研究。
天田城介(あまだ・じょうすけ)
1972年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。専攻は社会学。<社会的なもの>の歴史的・思想史的解析とともに、老いをはじめとする異なる身体をめぐる倫理、そのための社会構想を幅広く研究。
大澤信亮(おおさわ・のぶあき)
1976年生まれ。批評家、大妻女子大学短期大学非常勤講師。『ロスジェネ』『フリーターズフリー』編集委員。
鈴木健(すずき・けん)
1975年生まれ。国際大学GLOCOM主任研究員、東京財団研究員。サルガッソー代表取締役。専攻は理論認知科学、情報社会学。
田村哲樹(たむら・てつき)
1970年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科准教授。博士(法学)。専攻は政治学・政治理論。
信田さよ子(のぶた・さよこ)
1946年生まれ。原宿カウンセリングセンター所長。臨床心理士。アルコール依存症、摂食障害、DV、虐待などに悩む本人やその家族にカウンセリングを行う。
橋本 努(はしもと・つとむ)
1967年生まれ。北海道大学大学院経済学研究科准教授。専攻は経済社会学、社会哲学。
本田由紀(ほんだ・ゆき)
1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。専門は教育社会学。教育学博士。
森 直人(もり・なおと)
1970年生まれ。岐阜聖徳学園大学教育学部准教授。専攻は教育社会学、社会階層・社会移動論。
大屋雄裕(おおや・たけひろ)
1974年生まれ。名古屋大学大学院法学研究科准教授。専攻は法哲学。
笠井 潔(かさい・きよし)
1948年生まれ。小説家、文芸評論家。
濱野智史(はまの・さとし)
1967年生まれ。株式会社日本技芸リサーチャー。専攻は情報社会論。国際大学GLOCOM研究員を経て、現職。
西田亮介(にしだ・りょうすけ)
1983年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科在籍。専攻は政策形成とソーシャルイノベーション。
入江哲朗(いりえ・てつろう)
1988年生まれ。現在、東京大学教養学部文科三類在籍。本論文をもってデビュー。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2008/12/23)
- 発売日 : 2008/12/23
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 451ページ
- ISBN-10 : 4140093412
- ISBN-13 : 978-4140093412
- Amazon 売れ筋ランキング: - 758,105位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,620位哲学・思想の論文・評論・講演集
- - 4,718位哲学 (本)
- - 5,797位思想
- カスタマーレビュー:
著者について
【自己紹介】1971年神奈川県生まれ。東京大学情報学環教授(社会学、メディア史)。博士(社会情報学)。東京大学文学部社会学科、同大学大学院人文社会系研究科修士課程修了、博士課程退学。東京大学社会情報研究所助手、筑波大学社会学系講師、東京大学社会情報研究所助教授、同大学情報学環准教授を経て現職。現在は、アメリカ社会調査史を中心に、調査という社会的行為の歴史をたどり返している。ドイツの戦時期にも手を付けないとといけないとびびっています。最新刊は『社会制作の方法』勁草書房。なんとか春までには有斐閣から社会学の教科書(というか講義録)を出したいと思っています。
1980年千葉県生。評論家、リサーチャー、フィールドワーカー。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。専攻は社会学(情報社会論・メディア論)および経営学(経営情報学・プラットフォーム論)。
カスタマーレビュー
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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こういう雑誌は本屋さんでも奥の隅の方にこっそりあったりするから、なかなか見つけにくくなって、文芸書や総合誌もホント売れなくなったというし、でも80年代にこの手の「人間」や「国家」、あるいは「社会」、「歴史」とかを大上段から論じたさまざまな本を訳も分からず読み漁った身としては、本屋さんに行けばそういうコーナーに必ず向かうし、たまに手にして、ぱらぱらめくり、話題の新鋭や懐かしい名前に出会えばそのままレジに向かったりするわけで、本書はバック・ナンバーなんだけけど、読み応えありました。
大テーマは「ジェネレーション」なんだけど、その言葉から派生する領域を縦横に何人もの執筆者が論じ深化させています。すべての物事が一律に平面状に並べられFast化し、果てはジャンクとなる運命しかないような世の中で、少なくとも全体を見据えて、愚直にも自らの地平を築こうとする思想に触れられるのは「贅沢」なんじゃないでしょうか。
むろんそれが錯覚である可能性も大いにあるんだけど、なんとなく分かったつもりで高揚した若い頃から、たとえそれが勘違いであったとしても、ある種の「気づき」を継続させるためにも、古典を含め、この手の雑誌(本)は僕にとって必要不可欠なアイテムであり続けるだろうと思いました。
それは、内容の問題ではない。
私自身の感想で申し訳ないが、表紙と題(ジェネレーション)
を見たときには端的に買う気が失せた。
それはまったく内容と関係ないし、実際にこの本の内容を
見ればそんなことは気にならなくなった。ぜひ表紙だけを
見て買う気がなかなか起こらない人はぜひ手に取って読んで
欲しい。
また、内容に移すと、座談会においては思想地図1(特集
日本)の話の続きになっていて、国家再起を狙うさいに
現業がどのようなロジックで動いているのかということを
東浩紀が、笠井、北田、西田、大屋、濱野たちと精査して
いく。最初から、アーキテクチャを取り出して議論してい
る。議論の内容の是非については皆さんに読んでいただき
たいが、私は面白かった。
ちなみに、上野千鶴子の切り返しはまったく鋭くはない。
東浩紀は、上野千鶴子に対して、「なぜ横断的な家族論を
書かないのか」と問う。それに対して「そもそも「おひとり
さまの老後」ではそれを書くつもりがなく、私の横断的な
関心を読み取れよ」ってことになってますが、
だったら「それだけを書けよ」ってことです。
面白かったのは、上野千鶴子氏のインタビュー。東氏の批判に応答するという形のものだけど、彼女の切り返す刀がとても鋭い。
鈴木健氏の「ゲームプレイ・ワーキング」という論考もコンピュータテクノロジーと労働観との関係について、考えさせられる内容だった。
その他にも、「胎動するインフラ・コミュニケーション」という情報社会に関する特集もある。こちらの特集の方が自分的には面白かった。
「ソシオフィジクスは可能か」、「再帰的公共性と動物的公共性」という二本の座談会が中心だけれど、どちらも、かなり過激。
まして、「建築」という社会性を大きく帯びた事象は、現代という時代性・社会性を無視していては到底成り立たないのは明白。もちろん、今を生きる一個人としても、自分の立ち位置に思いを巡らせることは必要だと思うが。
思想地図 vol.2の特集は「ジェネレーション」。
発生・生成とかかわりの深い語根genをギリシャ語より受け継ぐ語’’generation’’は、きわめて多様な意味を与えられている。手元にある辞書には、「同世代の人びと」「世代」「出産」「生殖」「形成」「発生」「生成」とあり、広い意味での〈生成〉とかかわりのある言葉であることがわかる。(まえがきより)
そこで、本書で最も興味深かった「創造性」と「生成力」に関する、濱野智史による論考「ニコニコ動画の生成力」について少しだけ紹介。著者は、近代の情報社会における「創造性」を、「作者」ではなく「環境」に帰属するとしてそれを「生成力」と呼ぶ。
「生成力」とは、インターネットやPCといった情報環境の土台たる「プラットフォーム」としての性能を総称したもので、具体的には、アプリケーションなどの創作物を自由に開発・追加できる「オープン性」や、その創作物が自由に参照可能であるという「共有地」としての性質が挙げられる。・・・(中略)・・・コンテンツが生み出され、流通する「環境」の設計に着目するのが、本書の狙いである。なお、アーキテクチャとは、環境の設計を通じて、人々の行動を無意識のうちに操作する規制法のことを指す。
「建築」といえば、「建物」或いは「建物を設計すること」と思われがちだが、建物という「ハード」にこだわりすぎると本質を見失ってしまうように思う。ハードはあくまでも「舞台装置」であり、そこで「誰が何をどう演じるか」が重要。そう考えると、「建築」=「アーキテクチャ」なのも十分納得できる。
ただ、その演技(コンテンツ)は舞台装置に大きく影響されるにもかかわらず、意外と軽視されているように感じるのは気のせいだろうか?
例えば子供の教育に目をやると、子供にどのような教育を受けさせるのか、社会全体として非常に重要視されているのは実感できるはず。特に現代の少子化社会ではなおさらのこと。個人的には教育と同様、「建築」という舞台は「無意識」のうちに演者としての「住み手」に大きな影響を及ぼしている。
その「意識されないこと」こそが最大の弱点でありながらも、実は最も重要なポイント。それこそまさに「プラットフォーム」としての「生成力」の典型であり、建築設計においても今後「創造力」から「生成力」への転換が求められるだろう。
と、言いつつも、私はジェネレーションによりその特徴を取り上げ比較批評することに前々から違和感を感じてきた。「団塊」だの「ロスジェネ」だの世代を語ることは「大きな物語」につながり、大きな物語が消失した現代で、なぜその分析が必要なのだろう?
鈴木健や入江哲郎のものが「ジェネレーション」という主題からかなり離れているが故に、かえって私にとっては一番面白かった。
# 各論文はそれぞれ興味深い点が多いことは事実だが。念のため。
# 上野千鶴子のインタービューも面白かった。相変わらずだな、この人は
次は3巻目に突入である。楽しみ楽しみ。
それと、やっぱり、フーコーの勉強は大事だね。やたら引用されている。