「センス・オブ・ワンダー(英語: sense of wonder)とは、一定の対象(SF作品、自然等)に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議な心理的感覚を表現する概念であり、それを言い表すための言葉である。」(wikipedia)
この本をはじめて読んだ時の読後感はまさにこういうものだった。
哲学が触れようとする対象は、自然、人間、神、時間(歴史)、その他の森羅万象をふくむ、世界(存在)そのものである。それはもしかすると、触れることができないものかもしれない。それでも、哲学はずっとそれに触れようとしてきた。哲学がはじまったそもそもの動機は、そういったものに対する知的好奇心、憧れ、信仰心といったものだったろう。
今、何度目かの哲学ブームで、哲学(史)の入門書や一般書が溢れるように出版されているけれども、こういった感覚を素直に刺激してくれる本は意外と少ない。
哲学に人生の救いを求める人もいるだろうし、厳密な学としての哲学を求める向きもあるだろう。そういう人には本書はお勧めしない(後者の入門書としては、木田元・須田朗『基礎講座 哲学』をお勧めする。前者には入門書はないけれど、個人的にはショーペンハウアー『幸福について』をお勧めする)。ただ純粋に、哲学を楽しんでみたいと思う人には本書をお勧めする。
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ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 単行本 – 1995/6/1
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世界の人々を魅了した、ノルウェー発の不思議な哲学ファンタジーである。「一番やさしい哲学の本」として記録的なロングセラー小説となり、映画化もされた。主人公はごく普通の14歳の少女ソフィー。「あなたはだれ?」とたった1行だけ書かれた差出人不明の手紙を受け取った日から、彼女の周囲ではミステリアスな出来事が起こっていく。「世界はどこから来た?」「私は一体何者?」これまで当たり前と思っていたことが、次々と問いとして突きつけられる。そしてソフィーはこれらの謎と懸命に向き合っていくのだ。
著者のゴルデルは1952年生まれ。ノルウェーのベルゲンという美しい港町の高校で11年間哲学の教師をした後、首都オスロで作家生活に入り、『鏡の中、神秘の国へ』『カエルの城』など、児童・青少年向けの作品を発表し続けている。また翻訳は気鋭のドイツ文学者の池田香代子が担当、哲学者の須田朗が監修するという本格的なつくりも、本書が好評を博した1つの理由であろう。
本書のもう1つの特色は、「哲学史の宝石箱」であること。ソクラテスやアリストテレス、デカルトやカント、ヘーゲルなど、古代ギリシャから近代哲学にいたる西洋の主要な哲学者の大半が登場する。読者をファンタジックな世界へ誘いながら、ソフィーと一緒に彼らの概念をやさしく生き生きと読み解いていく手法は秀逸である。哲学というこの世界じゅうの物事の根源、存在の意味の解明をおもしろく描き、おとぎ話と融合させた作者の功績はとてつもなく大きい。(田島 薫)
著者のゴルデルは1952年生まれ。ノルウェーのベルゲンという美しい港町の高校で11年間哲学の教師をした後、首都オスロで作家生活に入り、『鏡の中、神秘の国へ』『カエルの城』など、児童・青少年向けの作品を発表し続けている。また翻訳は気鋭のドイツ文学者の池田香代子が担当、哲学者の須田朗が監修するという本格的なつくりも、本書が好評を博した1つの理由であろう。
本書のもう1つの特色は、「哲学史の宝石箱」であること。ソクラテスやアリストテレス、デカルトやカント、ヘーゲルなど、古代ギリシャから近代哲学にいたる西洋の主要な哲学者の大半が登場する。読者をファンタジックな世界へ誘いながら、ソフィーと一緒に彼らの概念をやさしく生き生きと読み解いていく手法は秀逸である。哲学というこの世界じゅうの物事の根源、存在の意味の解明をおもしろく描き、おとぎ話と融合させた作者の功績はとてつもなく大きい。(田島 薫)
- ISBN-104140802235
- ISBN-13978-4140802236
- 出版社NHK出版
- 発売日1995/6/1
- 言語日本語
- 本の長さ688ページ
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商品説明
世界の人々を魅了した、ノルウェー発の不思議な哲学ファンタジーである。「一番やさしい哲学の本」として記録的なロングセラー小説となり、映画化もされた。主人公はごく普通の14歳の少女ソフィー。「あなたはだれ?」とたった1行だけ書かれた差出人不明の手紙を受け取った日から、彼女の周囲ではミステリアスな出来事が起こっていく。「世界はどこから来た?」「私は一体何者?」これまで当たり前と思っていたことが、次々と問いとして突きつけられる。そしてソフィーはこれらの謎と懸命に向き合っていくのだ。
著者のゴルデルは1952年生まれ。ノルウェーのベルゲンという美しい港町の高校で11年間哲学の教師をした後、首都オスロで作家生活に入り、『鏡の中、神秘の国へ』『カエルの城』など、児童・青少年向けの作品を発表し続けている。また翻訳は気鋭のドイツ文学者の池田香代子が担当、哲学者の須田朗が監修するという本格的なつくりも、本書が好評を博した1つの理由であろう。
本書のもう1つの特色は、「哲学史の宝石箱」であること。ソクラテスやアリストテレス、デカルトやカント、ヘーゲルなど、古代ギリシャから近代哲学にいたる西洋の主要な哲学者の大半が登場する。読者をファンタジックな世界へ誘いながら、ソフィーと一緒に彼らの概念をやさしく生き生きと読み解いていく手法は秀逸である。哲学というこの世界じゅうの物事の根源、存在の意味の解明をおもしろく描き、おとぎ話と融合させた作者の功績はとてつもなく大きい。(田島 薫)
内容(「MARC」データベースより)
ソフィーはごく普通の14歳の少女。ある日、ソフィーのもとに消印も差出人の名もなく、たった1行「あなたはだれ?」と書かれた手紙が舞い込んだ。その日からソフィーの周りでは奇妙な事が…。哲学ファンタジー。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (1995/6/1)
- 発売日 : 1995/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 688ページ
- ISBN-10 : 4140802235
- ISBN-13 : 978-4140802236
- Amazon 売れ筋ランキング: - 25,263位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 19位ドイツ文学研究
- - 89位その他の外国文学研究関連書籍
- - 192位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月19日に日本でレビュー済み
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満足です。
2021年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
懐かしい本で読み返したくて購入。
2020年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白かったようで高学年の娘が一気に読んでしまいました。
そこそこルビがふっていて、小学生でも高学年くらいで読めると思います。
内容の理解度は分かりませんが、年齢に応じて楽しめると思います。
そこそこルビがふっていて、小学生でも高学年くらいで読めると思います。
内容の理解度は分かりませんが、年齢に応じて楽しめると思います。
2016年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は哲学が解り易く書かれているので、中学生になる甥にプレゼントとして送りました。
2020年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
定番ですがいつ読んでも感動します。
2014年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014.4月の翻訳家池田香代子の発言にがっかりしました。ツイッター上であべしねなどと言うとは平和活動家がきいてあきれます。このような幼稚な発言をする方の翻訳かと思うと本を捨てたくなりました。
2010年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学の入門書・小説のベストセラーとしては有名(映画化もされている)
内容は、ミステリー小説に沿って、
登場人物が、古代〜現代までの哲学を勉強していくもの。
哲学に関する内容はダイジェストレベルで、
深く学習する(or哲学する)というものではないが、
哲学史をざっと勉強するは、良くまとまっていると思う。
物語は、始めは謎にされている部分が多く、
読んでいてしっくりこないが、中盤以降スピード感は増していく感じ。
ストーリー、オチが哲学を絡めきちんと作ってあるが、
個人的には、本書の価値は、
物語の内容よりは、小説を通して哲学史が勉強できる部分だと思う。
哲学を入門したい人、本のボリュームを気にしない人には、良い本だと思うが、
一方、途中で挫折する人もいるようなので、
他のレビューなども参考にしながら、一気にor気長に読める人向けの本。
(ハードカバーで660ページあったので、持ち運ぶのに多少難があるかも)
内容は、ミステリー小説に沿って、
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個人的には、本書の価値は、
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哲学を入門したい人、本のボリュームを気にしない人には、良い本だと思うが、
一方、途中で挫折する人もいるようなので、
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(ハードカバーで660ページあったので、持ち運ぶのに多少難があるかも)