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マネー革命 2 (NHKスペシャル) 単行本 – 1999/4/1
- 本の長さ338ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日1999/4/1
- ISBN-104140804165
- ISBN-13978-4140804162
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)から輩出した経済学者たちや,彼らと緊密な連携を保ちながら世界の金融市場を構築し,動かしていく人々を追いながら,「金融工学」の全貌を浮き彫りにする。NHKが放映した「マネー革命」シリーズを活字化したもので,本書はその2巻目。番組作りの舞台裏も明かされていて楽しく,素人でもやさしく読める。
先物取引の発祥の地はシカゴとされているが,実はそれより120年も前に,大阪・堂島の米会所で始まっていた,という事実から物語りはスタートする。
シカゴ・マーカンタイル取引所で世界に先駆けて金融先物市場を開拓したレオ・メラメッド,彼の市場開設の原動力となったノーベル賞学者ミルトン・フリードマン,金融工学の核であるポートフォリオ理論(分散投資論)でノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ,マーコビッツの理論を実践的なものにしたウイリアム・シャープ,シカゴ大学でマートン・ミラー教授の教え子であった2人の学徒,マイロン・ショールズとビクター・ニーダーホッファーは,ショールズがノーベル賞を受け,ニーダーホッファーは巨額損失を出すが,やがてショールズも巨額損失を出す…。そのショールズとともにオプション理論を完成させたフィッシャー・ブラック,ロバート・マートン,そしてマートンを助手としてMITに招いたノーベル賞学者のポール・サミュエルソン。これだけ多くのノーベル賞学者がシカゴ大学やMITに密集していることに驚かされる。
日本人では伊藤清が,「金融工学の旗手たち」の尊敬を集める対象として登場する。彼が発見した「伊藤の定理」が金融工学を確立していった米国の数学者たちが組み立てていった数式に不可欠だったからだ…。
金融にまったく無知な取材人がどのようにそれを学び,番組を構成したか。それを追体験することで金融の入門書にもなる。また,放送番組やドキュメントを作成するクリエーターにもお薦めだ。 (ブックレビュー社)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (1999/4/1)
- 発売日 : 1999/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 338ページ
- ISBN-10 : 4140804165
- ISBN-13 : 978-4140804162
- Amazon 売れ筋ランキング: - 458,193位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 261位証券・金融市場
- - 46,126位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
素人ならではの素っ頓狂な質問に、バカだなあと苦笑する場面もありましたが、そういうのも含めて、読みやすく面白くなっていると思います。
がしかし、肝心のところで、自分たちが理解できないものだから、せっかくの話を切り上げてしまっているところもあって、こちらは、バカだなあとがっかりしました。NHKの取材だからということで、取材に応じて真剣に答えてくれている先生たちに対して、なんと失礼で傲慢な態度だろうと腹立たしくも思います。
特に、今は故人となった伊藤先生の話など、本当はとても貴重な資料となったはずです。
LTCMという、ノーベル賞受賞者などの選りすぐりの知識人を集めたファンドの設立までとその倒産までを中心にまとめている。
取材当時有名で勢いがあったLTCMを中心に、なぜ彼らがノーベル賞を取ったのか、オプション取引の算定がどれだけ経済的に価値があったのかをまとめている。
人間の欲はどこまでも深く、この数年後にはコロナショックという予知していないような大きな下落があり、そうでなくてもモーゲージローンをもとに始まるリーマンショックが起きている。
どこまで行っても予測というものは難しい。
もしくは予測というものに胡坐をかかず、絶えず社会の変化を読み取ってポジションをとるべきなのかもしれない。
現在はリスクをとる形でインデックスファンドにお金さえ預ければよい。というような話を時々聞く。
確かにそうかもしれない。
今回の内容でもあったようにリスクを避けるためには複数の卵はそれぞれ違うところに置く。
ただ実際に大きな金融危機を見ているとそこまで単純な話ではない。
現金であれ債券であれ、常に何かしらのリスクを持っている。
今後も金融工学は新たな発見を繰り返していくのだろうが、リスクがない以上リターンがないという事を考えると、簡単なことを永遠に難しくかき混ぜていっているだけなのかもしれない。
1998年にNHKスペシャルで放映され,話題を集めたドキュメント番組「マネー革命」の書籍版。
ある方からTVより本のほうが数倍内容が濃いと聞いたのでまずは2巻を買ってみました。
価格を見て売買ではなくIVでの売買という文章も出てきて、いきなりこの文章に当たれば何が何やらサッパリわからないとおもいますが読んでいくうちに理解できます。
今現在も使用されているブラック・ショールズ理論も丁寧に説明されております。
面白かったので1巻3巻も買いました。
金融工学という最先端技術の発案・改革・進歩に携わった人々のインタビューや人間像を通し、金融工学の大まかな概念を知る事ができる貴重な本。
ただこの本で最も面白いのは、金融工学の内容よりも、趣味的に研究に熱中し、社会的な評価を得、時代の寵児となり、現実世界で破綻する各登場人物の人間ドラマ。まさに現実は小説よりも奇なり。
またこれら登場人物と対称的な日本の数学者伊藤先生の実に日本人的な姿がより物語に深みを与えています。
できすぎたヒューマンドラマで、金融工学に興味がなくても1つの物語として楽しめる一冊です。