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光速より速い光 ~アインシュタインに挑む若き科学者の物語 単行本 – 2003/12/26
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光速変動理論(VSL)が宇宙理論物理学に旋風を巻き起こしている!
「この理論が証明されれば、まさしく過去100年間でもっとも重要な発見である」(ジョン・ウェッブ 天文学者)
アインシュタインはぜったいに正しいのか?
僕はひどい二日酔いをなだめながら、カレッジのグラウンドを横切っていた。そのとき突然、あることがひらめいた。とても単純なゲームのルールを一つ破りさえすれば、インフレーションなど使わなくても宇宙論的問題は解ける。(…)しかし僕はすぐに、それを口に出すのはまずいと思った。(…)というのも、そのアイディアは、現代物理学のもっとも基本的なルール、すなわち「光速度一定の原則」に異議を申し立てることだったからである。(本文より)
- 本の長さ351ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2003/12/26
- ISBN-104140808411
- ISBN-13978-4140808412
商品の説明
商品説明
アインシュタインの相対性理論は「真空中の光速は一定」という前提によって発見されたものだ。光速不変は有名なマイケルソン・モーリーの実験で確かめられており、やがて物理学では疑いようのない常識になった。しかし、突き詰めると相対性理論に限界があるのも事実で、その打開策として著者が行き着いたのがアインシュタインへの異議申し立て、すなわち「光速変動理論(VSL)」である。著者はイギリスのMITといわれるロンドン大学インペリアルカレッジの教授。本書は2部構成になっており、第1部では相対性理論と、未解決の宇宙論的問題への答えとして最有力視されるインフレーション理論を紹介する。VSLに至る経緯と今後の展望が語られるのは第2部だ。
学問上の詳細は本書をお読みいただくとして、驚くべきは著者の文才である。ロジックが確かなのはもちろん、解説が非常にわかりやすく、たとえ話もうまい。また、科学者の人物描写も生き生きとしていて、一般人にはなじみのない物理学研究の世界がとても興味深く身近なものとして描かれている。物理学者なのにどこでこんな才能を身につけたのかと経歴を眺めれば、父親はポルトガルの古典学者で、ポルトガル・クラシックの第一人者に作曲を学んだことがあるという。著者は文理両道の天才のようだ。
「科学的取り調べの真っ最中」と著者自らが言うように、VSLが正しいかどうかはまだわからない。しかし、だからこそ大胆な仮説を立て、検証する科学の醍醐味をリアルタイムで共有できるのだ。そして何より型破りな著者のチャレンジ精神が痛快だ。手強い最先端の物理学をここまでわかりやすく、かつ面白く紹介した本としては出色の出来。科学に興味のある人なら誰でも、ぜひ手に取ることをおすすめしたい。(齋藤聡海)
内容(「MARC」データベースより)
著者について
1967年ポルトガル生まれ。理論物理学者。11歳でアインシュタインのとりこになり、14歳で相対性理論を理解する。15歳のとき、学校教育の偽善主義についてのエッセイを書き、ポルトガルでトップクラスの高校を退学になる。15~17歳、自宅で読書をしながら、ロペス=グラーサについて作曲を学ぶ。その後、ケンブリッジ大学で理論物理学博士号取得。王立協会の研究員となり、現在、ロンドン大学インペリアル・カレッジ教授。イギリスで3回シリーズの「アインシュタインの最大の過ち(Einstein's Biggest Blunder)」と題されたテレビ番組が放映され反響を呼んだ。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2003/12/26)
- 発売日 : 2003/12/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 351ページ
- ISBN-10 : 4140808411
- ISBN-13 : 978-4140808412
- Amazon 売れ筋ランキング: - 646,260位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 282位科学史・科学者
- - 496位理論物理学
- - 1,741位宇宙学・天文学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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インフレーションに至る既存理論の発展の歴史も含めた理論解説。意
外にもこの部分がオススメです。これは筆者が批判的な立場から解説
しているため、読者側に引っかかりのある部分をフォローしてくれて
いるからでしょう。
後半のいよいよ本論となる部分ではもちろん光速変動理論が主題
になるが、理論物理学者の日常や、あまりにも偉大な相対性理論に異
を唱えたために生じた、同僚や論文誌、大学の上層部、その他権威
との戦いにもかなりのページを割いています。この部分も面白くなくは
ないですが、個人的にはもう少し理論的な話を掘り下げて欲しい気が
しました。このため、さらに詳しい次の一冊を読みたい、というのが正
直な感想。それでも光速変動理論の素性のよさについては「感じる」こ
とが出来る読み物になっています。
ただそう思いついた過程等は面白い
この理論を発表するまでの険しい道のりを書き綴った読み物である。
面白かったです。この本は大きく2つに別れています。
前半は VSL理論以前お話で、Einstein がどうやって一般相対性理論を考えついたのかという話や、
一般相対性理論やインフレーション理論とはどういうものなのか、
どうしてそういう理論が考えだされたのかという話がかなりやさしく一般向けにかかれてます。
後半はこの本のメインであるVSL理論の話で、著者がVSL理論を考えついた背景や、
VSL理論を考えついてから論文として発表するまでのドラマが書かれてる。
(ただし、ぼくは物理は知らないから、
物理的な内容がどのくらい正確に書けてるかはわからないです)
という感じなのですが、後半部分は VSL 自体の説明よりも
苦労話や研究生活の方を軸として書かれてますね。
例えば、ジャーナルの編集者や査読者達との激しい争いや、
共同研究者達とのトラブル。研究環境への不満などが、かなり過激な言葉と共にかいてある。
悪く言えば、汚い言葉。
ついでに言うなら、信憑性も微妙。少し大げさな気もする。
まぁ、それがこの本をより特徴のあるものにしてる感じがするし、
個人的にはかなり痛快で楽しく読めたけど、人によっては不快に感じるかもしれません。
もっとも、ネガティブな事ばかり書いてる訳ではなく、
研究生活での(良い意味で)エキサイティングな出来事についても書かれてますけどね。
定説に逆らうような理論を研究し発表することは、とても困難なことだと思います。
実際、この著者も恐らく本1冊には書ききれないほどの苦労をし、悩み抜いてきたと思います。
にもかかわらず、どれだけ周りから冷たい反応を浴びても自分の考えた理論を信じて研究し続け、
最後には専門誌に論文を発表するまで至った著者の精神からは、
少なからず学ぶものがあると思いました。
そういう意味では、物理に興味ある人だけでなく、
理系全般の人たちに薦められる本だと思います。オススメです!
著者が私と同じくらいの年齢であること、私が個人的に好きなポルトガルの人であること、など他人事とは思えない部分あり、またあの天才科学者アインシュタインの理論を超える理論を展開しようとする姿に最近すっかり忘れていた物理学に対する思いを強烈に思い出させる一冊でした。
~~
前半は、相対性理論と宇宙論の基礎がわかりやすく説明されている。ここでは著者のユーモアのある解説で、後半を期待させる良い予告編となっている。全体に、著者の思い出や勉強、研究生活から、職を得るまでのエピソードが織り込まれている。後半が、インレーション宇宙論よりも簡単な宇宙論をつくるために、光速が変化しているということを思いつき、たくさ~~んの計算、共同研究者との出会いと別れを通して、理論を捨てずに発展させて行くようすが述べられている。イギリスの基礎研究政策や官僚主義にたいしての不満や突飛な仮説なので、権威ある専門誌NatureやPhysical Reviewの編集者とのやり取りにたいしての怒りと呆れも出てくる。日本の基礎研究の将来を占っているように感じた。
~~
物理「定数」が時間と共に変化すると言う仮説はイギリスでは奇異ではないだろう。ディラックなども述べたいことだし。本書でも、共同研究者としてバロウを見つけている。著者のホームページに行けば、昨年12月時点での追加もある。もちろん専門家向けの論文だ。~