建築を生業にしている関係で、中村好文さんののっているこの本を手に取りました。
中村さんが建築に対して考えていることが垣間みることができるのはもちろん、思わず微笑んでしまうクライアントとのエピソードなども披露されていて楽しめました。それに、スタジオジブリの鈴木さんからはプロデューサーの視点を、佐藤章さんからは会社人の視点を学べるという。一冊で三度美味しい本です。
建築、プロデューサー、商品開発の業界の人に一読していただきたいのはもちろんですが、他業種の方にこそ触れて他の仕事の醍醐味等を感じて欲しいと思います。
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プロフェッショナル 仕事の流儀 (4) 単行本(ソフトカバー) – 2006/7/27
茂木 健一郎
(編集),
NHK「プロフェッショナル」制作班
(編集)
- 本の長さ175ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2006/7/27
- ISBN-104140811099
- ISBN-13978-4140811092
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2006/7/27)
- 発売日 : 2006/7/27
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 175ページ
- ISBN-10 : 4140811099
- ISBN-13 : 978-4140811092
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,298,260位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,561位労働問題社会学
- - 107,578位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1962年、東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学特別研究教授。東京大学理学部、法学部卒業後、 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年、『脳と仮 想』で、第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 15歳の寺子屋 ひとり遊びのススメ (ISBN-13: 978-4062162678 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画プロデューサーの鈴木敏夫氏、建築家の中村好文氏、飲料メーカー商品企画部長の佐藤章氏の素顔の部分が強く見れて感激しました。
鈴木敏夫氏の言葉の中で、普遍性より時代性を重視し、より幅広い年代に共感を抱かせることを目的にしているという言葉に素朴に感激しました。
今まで何も意識せずに見ていたため、大変興味深く、大ヒットの理由は案外そういうところからでてくるのかなぁと思いました。
中村好文氏は、個人の物語や機能性を重視しているところに惹かれました。
見せる住宅でないところに心に響くものがありました。
佐藤章氏は、作り出すという言葉より、醸し出すという言葉に着眼したことと、性格の
良さを重視するところ、個性の考えに共感を得ました。
全体的に茂木さんの視点が有意義で、とても楽しめました。
鈴木敏夫氏の言葉の中で、普遍性より時代性を重視し、より幅広い年代に共感を抱かせることを目的にしているという言葉に素朴に感激しました。
今まで何も意識せずに見ていたため、大変興味深く、大ヒットの理由は案外そういうところからでてくるのかなぁと思いました。
中村好文氏は、個人の物語や機能性を重視しているところに惹かれました。
見せる住宅でないところに心に響くものがありました。
佐藤章氏は、作り出すという言葉より、醸し出すという言葉に着眼したことと、性格の
良さを重視するところ、個性の考えに共感を得ました。
全体的に茂木さんの視点が有意義で、とても楽しめました。
2007年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今回のプロフェショナルは、映画プロデュ−サ−、建築家、飲料メ−カ−商品企画部長の3人である。あの有名な「千と千尋の神隠し」がお風呂屋とキャバクラのお話をヒントにできたとは面白いエピソ−ドだった。映画作りの発想はいつも「半径3メ−トル以内」からヒントを得ているというのも驚きだった。 特に印象に残ったのは、私が憧れの職業「建築家」だった。事務所を独立してもクライアントが見つかるまではやはり苦難の日々だったという。しかし、お客さんの生活現場を訪れ、何を大切に生きている家族かをしっかり把握し、家族に一番あった夢の家の設計に全力を傾けお客さんに渡す彼は、立派である。彼の案を見た家族は喜びと感謝の声を上げる。その笑顔に触れ、彼はこの職業について本当によかったと言う。クライアントの反対にもめげず、森の中の家の天井のガラス窓に布をたらしたとき、零れ落ちたやさしい光にお客は感動したという。これからも庶民のために夢のある家を作り続けてほしい。コンビニでお客が商品を選ぶ時間は2秒であるという。その2秒で選ばれる商品作りに全力を上げる人々姿も圧巻だ。
2009年9月30日に日本でレビュー済み
映画プロデューサーの鈴木敏夫氏、建築家の中村好文氏、飲料メーカー商品企画部長の佐藤章氏。
これらの仕事を見ると、クリエイティブな現場で、一人の才能溢れる人が、使命感を帯びて目標を定め、多くの人を引っ張って作っていくように思える。
しかし、三人が異口同音に言うのは、「一人ですることには限界がある。周りのひとを信頼し、いかに力を引き出すかで、面白いものができる」、「時代や依頼者や大衆のことを考えないと、いいモノはできない」ということ。
この三人が一冊に編集されたことで、三人の考えを対比でき、かつこの本が伝えたいことがより明確になっています。三人に対してはもちろん、この本の編集の巧さに感謝したい気持ちです。
個人的に感動したのは、鈴木敏夫さんが、「目標を定めて頑張れる人と、とにかく目の前のことをこつこつやっていたら、どこかに到達する人が居て、僕は後者。後者でもどこかには到達できる」とおっしゃっていたこと。わたしもどちらかというと後者で、周りの前者の人を見て焦らなくてもいいのだと救われました。
これらの仕事を見ると、クリエイティブな現場で、一人の才能溢れる人が、使命感を帯びて目標を定め、多くの人を引っ張って作っていくように思える。
しかし、三人が異口同音に言うのは、「一人ですることには限界がある。周りのひとを信頼し、いかに力を引き出すかで、面白いものができる」、「時代や依頼者や大衆のことを考えないと、いいモノはできない」ということ。
この三人が一冊に編集されたことで、三人の考えを対比でき、かつこの本が伝えたいことがより明確になっています。三人に対してはもちろん、この本の編集の巧さに感謝したい気持ちです。
個人的に感動したのは、鈴木敏夫さんが、「目標を定めて頑張れる人と、とにかく目の前のことをこつこつやっていたら、どこかに到達する人が居て、僕は後者。後者でもどこかには到達できる」とおっしゃっていたこと。わたしもどちらかというと後者で、周りの前者の人を見て焦らなくてもいいのだと救われました。
2007年2月13日に日本でレビュー済み
本書では、映画プロデューサー・鈴木敏夫氏、建築家・中村好文氏、飲料メーカー商品企画部長・佐藤章氏の3人が登場する。
中村氏の放送では見ていないので、放送分を見てみたくなった。優しさを感じさせる人柄に安心感を覚えた。
佐藤氏の放送分はメモをとりながら見ていたので、本書で整理できてよかった。「作るんじゃない。醸し出すんだ!」というミュンヘンのビール職人の叫び。これはすごい!
3人の言葉は、今までになく、体に染み渡ることが多い。上質の作品に仕上がっている。
中村氏の放送では見ていないので、放送分を見てみたくなった。優しさを感じさせる人柄に安心感を覚えた。
佐藤氏の放送分はメモをとりながら見ていたので、本書で整理できてよかった。「作るんじゃない。醸し出すんだ!」というミュンヘンのビール職人の叫び。これはすごい!
3人の言葉は、今までになく、体に染み渡ることが多い。上質の作品に仕上がっている。
2007年5月4日に日本でレビュー済み
1つのヒット商品を作るのもたいへんな時代で、4年連続の大ヒット商品を生みだしたのは
佐藤氏の類まれなプロフェッショナル性に由来するものと思います。
さらに言えば、普通は会社の中でつぶされてしまうような「出る杭」である同氏を重要な
局面で活用したキリンビバレッジも同様に賞賛されていいのかもしれません。
佐藤氏の類まれなプロフェッショナル性に由来するものと思います。
さらに言えば、普通は会社の中でつぶされてしまうような「出る杭」である同氏を重要な
局面で活用したキリンビバレッジも同様に賞賛されていいのかもしれません。