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フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略 ハードカバー – 2009/11/21
購入オプションとあわせ買い
「〈フリーミアム〉という新しいビジネスモデルを提唱し、ビット世界の無料経済に正面から取り組んだニューヨーク・タイムズ・ベストセラー」
なぜ、一番人気のあるコンテンツを有料にしてはいけないのか?
なぜ、ビット経済では95パーセントをタダにしてもビジネスが可能なのか?
あなたがどの業界にいようとも、〈無料〉との競争が待っている。
それは可能性の問題ではなく、時間の問題だ。
そのときあなたは、創造的にも破壊的にもなり得る
このフリーという過激な価格を味方につけることができるだろうか?
●無料のルール
1.デジタルのものは、遅かれ早かれ無料になる
2.アトムも無料になりたがるが、力強い足取りではない
3.フリーは止まらない
4.フリーからもお金儲けはできる
5.市場を再評価する
6.ゼロにする
7.遅かれ早かれフリーと競いあうことになる
8.ムダを受け入れよう
9.フリーは別のものの価値を高める
10.稀少なものではなく、潤沢なものを管理しよう
ワイアード誌編集長が放つ最新作。
世界25か国で刊行!
- ISBN-104140814047
- ISBN-13978-4140814048
- 出版社NHK出版
- 発売日2009/11/21
- 言語日本語
- 寸法13.9 x 3.1 x 19.6 cm
- 本の長さ352ページ
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商品の説明
著者について
『ワイアード』誌編集長。「ロングテール」という言葉を2004年に同誌上ではじめて世に知らしめ、2006年に刊行した同名の著書『ロングテール──「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』(早川書房)は世界的ベストセラーとなる。2007年には米『タイム』誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれている。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。ロス・アラモス研究所の調査員を務めたあと、世界的科学雑誌である『ネイチャー』誌と『サイエンス』誌に6年間勤務。その後、英『エコノミスト』誌の編集者としてロンドン、香港、ニューヨークで7年間テクノロジーからビジネスまで幅広い記事を扱い、また1994年には同誌のインターネット版を立ち上げる。2001年から現職。以来同誌を全米雑誌賞のノミネートに9度導き、2005年、07年、09年に最優秀賞(General Excellence)を獲得している。現在カリフォルニア州バークレーに妻と5人の子どもと暮らす。著者ブログ(www.thelongtail.com)
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2009/11/21)
- 発売日 : 2009/11/21
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 352ページ
- ISBN-10 : 4140814047
- ISBN-13 : 978-4140814048
- 寸法 : 13.9 x 3.1 x 19.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 289,722位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 83,127位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
Chris Anderson 『ワイアード』誌編集長。
デジタル経済のパラダイムシフトを説いた著書『ロングテール:「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』(早川書房)と『フリー:〈無料〉からお金を生みだす新戦略』(NHK出版)は世界的ベストセラーとなり、2007年には米『タイム』誌の「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれている。
ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。
ロス・アラモス研究所の調査員を務めたあと、『ネイチャー』、『サイエンス』、『エコノミスト』各誌の編集者を経て2001年から現職。以来同誌を全米雑誌賞のノミネートに9度導き、2005年、07年、09年に最優秀賞を獲得している。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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当時は無料はまだ珍しく、なぜ無料なのかということがわからないものも多く
当時としては勉強になった
アメリカ人は新しい現象こういうふうに考えるんだ・・・と感心した。日本人は富山の薬売りを調査したであろうし、それ以上に進まなかったかもしれない。若干の危うさを感じたので星を一つ減らした。
次いで書評。
(1)この本は2009年の出版であるが、現時点(2022年)で、ほぼ主張とおりに進んでいる。著者の先見の明といおうか、想像力の確かさがある。
(2)中国における現象を肯定的に描いている。こういう見方があることに気付かされた(同意はしたくないが、著者の主張の方向に進むのかも・・・)。
この本に出てくる例は成功例ばかりなので、もちろん「都合が良すぎる!」と感じるかもしれませんし、実際全てに当てはまらないのが現状だからこそ全ての動画の再生回数が伸びるわけではなく、サービスを終了するスマホゲームが後を絶たないわけです。
しかし、日本語版の後書きに記載されている本書の要約(ここだけまず読むのも良いでしょう)にもありますが、フリーに関する大原則は今の時代も通用するものであると思いますし、この本を時代遅れの都合の良い成功例の寄せ集めだと批判する前に「自分にとって身近なフリーってなんだろう」「自分ならフリーをどう使うか」などと考えることが出来たなら、この本の価値があったと言えると思います。
「無料とはなにか?なにが、どうして無料なのか?超情報化社会がもたらす、新しい経済」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「私たちが、「お金の存在が変わる」大転換点に生きていることを、認識させてくれる一冊です」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):「タダほど高いものはない」という格言が、全く通用しなくなる世界の到来だな。
ウノーさん(以下ウ):いままでの「無料」と、これからの「無料」が学べる一冊です。
サ:紙幣経済そのものが変わる。価値に対する貨幣による指標が「ゼロ」という概念により変革するんだ。
ウ:いままでは、全ての「無料」は、交換経済のうえに成り立っていたのに、それを超える「無料」が現れ始めたんですね。
サ:ここで思い出すのが、中沢新一先生の『愛と経済のロゴス』での「贈与・交換・純粋贈与の構図」だな。
ウ:「無料」は「交換」としての役割から、「贈与」へと変化して「純粋贈与」へと至るんですかね?
サ:この本の内容を考えれば、その可能性は否定できないだろう。
ウ:マイクロソフトとリナックスの戦いは、その一端を見ることができますね。ソフトウェアそのものが「商品」なのか、ソフトウェアから生み出される価値が「商品」なのか、それに対する市場の回答が「無料」なんですね。
サ:この感覚、この考え方は、いまのところマーケティング理論や経済活動における戦略に過ぎないが、他の変化や他の概念との関連を見出すことによって、社会や哲学、宗教や人としての在り方を考えるキーワードになるかもしれない。
ウ:この本では「無料」からにいかに価値を誘導し「有料」を生み出すかに、焦点がありますが、読み方によっては、その経済活動そのものが変換点を迎えていることが確認できます。
サ:プリンスのニューアルバムが新聞の付録になったのは、ここで紹介されている収支表の実現だけが、目的ではなかったと思う。
ウ:生前、プリンスは、自分が起こしたいのは「本質を変えること」だと言ってましたものね。
サ:「無料」が当たり前の世代が「大勢」となったとき、暴かれるのは「資本主義の矛盾」かもしれないな。
ウ:そのへんは難しいですね。人間の深いところまで沁み込んでしまった「経済」という「欲求」を超えていくことができるのか、観察していく必要があります。
サ:それにしても、こういう変革の時代に生まれて、それをオンタイムで観れる喜びは、本当に素晴らしい。
ウ:それを気づかせてくれる「本」との出会いも、素晴らしいですね。
【了】
本書では、無料という大きなテーマを取り上げその歴史と効果、そして現在のビジネスへの影響など体系的に述べられております。自分はあまりデジタルの知識がありませんでしたが、初めから丁寧に記されているのでわかりやすかったです。
特に8章で紹介されたGoogleの事例が印象に残りました。Googleがなぜここまで大きな成長を遂げたかという疑問に対してフリーという目線で説明されております。Googleが現在の収入を諦めてフリーで消費者にサービスを届けることで、データを蓄積して未来の収入につなげるという構想を当初から考えていたのが本当に凄いと感心しました。
フリーのビジネスはこの本が出版された頃よりもさらに発展しており、今後もそれは進んでいくと思います。しかし、普及が進んだことで消費者の傾向が変化したと思うので、これまでのような強い効果を発揮しないと私は考えます。それがサブスクリプションと言った他のモデルと組み合わさることでどのような効果を発揮するのか今後のビジネスに注目していきたいと思います。