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日本の桜、歴史の桜 (NHKライブラリー 113) 単行本 – 2000/2/1
小川 和佑
(著)
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- 本の長さ279ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2000/2/1
- ISBN-104140841133
- ISBN-13978-4140841136
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「日本書紀」以来、日本の文化は桜とともに歩んできた。文学にあらわれた桜、歴史の桜に触れることで、21世紀の日本の文化が見えてくる。NHKラジオ文化セミナーで放送された「桜物語」をもとに編集。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2000/2/1)
- 発売日 : 2000/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 279ページ
- ISBN-10 : 4140841133
- ISBN-13 : 978-4140841136
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,108,414位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年5月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
桜の植物としての歴史、日本国」の歴史、万葉集や新古今など文学が絡み合って記されていた点。
2008年5月4日に日本でレビュー済み
桜について、歴史・文学上の実例を引きながら、興味深く書かれている。数例挙げると、
☆水上勉の『桜守』(1969)のモデル笹部新太郎は、在野の桜研究家で、その生涯を桜と共に終えている。いま見る大阪造幣局の通り抜けの里桜は、大阪空襲で焼亡した桜を自家の武田尾の桜山から移植したものである。
☆ヤマザクラの名桜、巨桜は全国でも数少ない。近年ようやく知られてきた熊本県阿蘇郡白水村の戦国時代末期と伝えられる一心行の大桜ぐらいである。
☆富安風生の桜の名句に「まさをなる 空より しだれざくらかな」がある。このシダレザクラ(枝垂れ桜)はエドヒガンの変異種である。この桜は平安末期、箱根山で発見され都に運ばれ、珍しい花として摂関家に献上されていたらしい。
☆折口信夫が養嗣子春洋の戦死に際して詠んだ一首(歌集『倭をぐな』1955年)
「たたかひに 果てにし子ゆえ 身に沁みて ことしの桜 あはれ 散りゆく」
☆桜を愛し、桜を讃えるところに生きる歓びがある。王朝びとは桜をいのちの輝きとみた。その清明美には死の翳は全くない。花の香りは心に安らぎを与え、爛漫の花は歓びを形にしてみせる。女性、この母なるものが桜なのだ。日本文化が桜文化であったことは、その衣食住の中に無限に「桜(なるもの)が織り込まれていることで分かる。
☆次の芭蕉の句ほど桜に対する人びとの思いを鮮やかに印象づける句はほかにない。
さまざまの 事おもひだす 桜かな 芭蕉
☆水上勉の『桜守』(1969)のモデル笹部新太郎は、在野の桜研究家で、その生涯を桜と共に終えている。いま見る大阪造幣局の通り抜けの里桜は、大阪空襲で焼亡した桜を自家の武田尾の桜山から移植したものである。
☆ヤマザクラの名桜、巨桜は全国でも数少ない。近年ようやく知られてきた熊本県阿蘇郡白水村の戦国時代末期と伝えられる一心行の大桜ぐらいである。
☆富安風生の桜の名句に「まさをなる 空より しだれざくらかな」がある。このシダレザクラ(枝垂れ桜)はエドヒガンの変異種である。この桜は平安末期、箱根山で発見され都に運ばれ、珍しい花として摂関家に献上されていたらしい。
☆折口信夫が養嗣子春洋の戦死に際して詠んだ一首(歌集『倭をぐな』1955年)
「たたかひに 果てにし子ゆえ 身に沁みて ことしの桜 あはれ 散りゆく」
☆桜を愛し、桜を讃えるところに生きる歓びがある。王朝びとは桜をいのちの輝きとみた。その清明美には死の翳は全くない。花の香りは心に安らぎを与え、爛漫の花は歓びを形にしてみせる。女性、この母なるものが桜なのだ。日本文化が桜文化であったことは、その衣食住の中に無限に「桜(なるもの)が織り込まれていることで分かる。
☆次の芭蕉の句ほど桜に対する人びとの思いを鮮やかに印象づける句はほかにない。
さまざまの 事おもひだす 桜かな 芭蕉