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平らな国デンマーク: 「幸福度」世界一の社会から (生活人新書 153) 新書 – 2005/8/1

4.5 5つ星のうち4.5 11個の評価

商品の説明

著者からのコメント

 ロッテルダムの Erasmus大学の教授が毎年行っている幸福度調査で二〇〇四年のデータとして、「デンマークは世界一幸福度の高い国である」と報じられていました。
 人々が暮らしやすいと感じるその背景には、さまざまな要因があると思われます。生活者としての観点からそれをひも解いていくことができるのは、「子育 て」という母親にとって最も重要なフォー
カスがいつもそこにあるからだと思います。子供と一緒に「子育て」を通してこの国の制度や人の気持ち、社会や家 族のあり方など、さまざまなことを体感してきました。
 もちろん、どこの社会にも明暗というか、受け入れがたい部分もあります。しかしながらそんな中でも、日本人が失いかけているものを、この国の人々は持 ち続けているようにも思いますし、今の日本
の社会にこそ問いかけたい、また考えるヒントにしていただきたいことがたくさんあります。国の規模も文化も国 民性も何もかも違う中で、この本の中で書いていることがそのまま
活かされるとは思っていません。けれども日本という土壌に合う形で、なにかしら考える きっかけになれば、また、そんなことが伝わるような本になれば、と思ってい
ます。
 平らな国からの平らな意識を、自由な観点で読んでいただき、この本を読んだ後に、日本人や日本の社会にもできるアイデアなどが、みなさんの心にとどま ることを願います。

高田ケラー有子

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (2005/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 222ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4140881534
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4140881538
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 11個の評価

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高田 ケラー有子
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
デンマーク人男性と結婚した日本人女性が、
デンマークでのお産・子育ての体験談も含めつつ
現地生活で得られたルポ。

主に教育制度に関するコラム集といった感じです。
他にも労働環境・年金・環境などに関する情報が
書かれてあります。

政治・経済・農業・エネルギー等のことは
書かれてあることを期待していたのですが、
ほとんど書かれてありません。

お産のシステムに関して詳細に書かれてありましたが、
日本のシステムと随分違う印象です。
日本の専門家の意見が聞きたいところです。
イギリス型の医療崩壊があるとの話もありますが、
本著では言及されておりませんでした。

教育に関しては、日本の小学校にあたる学年では
試験が無いなどの、本当に良いのか?
と思ってしまう文化もあります。
基本的には個々人の意思を尊重し、右脳を鍛える事を
主眼にした取り組みが多いという印象でした。
それがおそらくこの国の価値観と能力を
形成しているのだと思いました。

社会システムの是非は別として
(労働環境には羨ましいものがありますが)
デンマークというお国柄を勉強する上では
数少ない貴重な本だと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年4月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
北欧諸国がこれだけ社会保障が充実しているのは、人口が少なくて税金が徴収しやすいのと人々の政治への感心が高い事がもあります。日本人は、政治に無関心と言われていますけど私達も政治に感心が高いとされる北欧人達のこうした姿勢を見習わうべき時が来たのではないのでしょうか?
2006年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 デンマークに暮らして8年の著者の視点は、単なるあこがれではなく、ありのままの生活が伝わり、わかりやすかったです。

 フリティズイエムやSFOという放課後の活動や大学入学後に学業に熱心である姿勢、高い投票率、税金と一元化している年金、簡易包装や環境への配慮など日本も見習うことはたくさんあります。「寛容」な国民性を持つ一方、「個」を重視する面もあり、離婚率が35%にも及ぶのは私が暮らしている北海道に似ていると感じました。

 日本のゆとりのない労働環境から見るとうらやましい点も多いですが、公平な社会保障を得るためには、重い税負担に納得しなければならないのも現実です。

 年金受給者で物価の安い南欧に移り住む人もいるのは、日本の移住と同じ現象なのだと感じました。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
爽やかな読後感を与えてくれる本である。デンマークにおける出産から年金生活に至る幅広い社会制度が綿密な調査の上で実に読みやすく解説されている。親・保護者、子供・学生といった、その制度の中で生活し活動する人達の視点から書かれていること、社会制度の紹介に留まらず背景で支える社会の動きに触れていること、単なるデンマーク礼賛に陥っていないこと等が、読後の気分を爽やかにしてくれるのだろう。それでいて、筆者の抑えた記述がかえって、デンマーク人の価値観や意図を、また、日本との対比を、いつの間にかじっくりと考えさせてくれる本である。(クマクマ記)
2005年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
異国から嫁ぎ、且つ繊細な感性を持つアーティストである著者だから、ここまで感じ、書けたのだろうと思う。暮らしを楽しみ、楽しいお祭りごとや自然にふれる森へのお散歩、妖精にまつわる子供ならワクワクするであろう楽しいおまじない、大人たち自身も楽しみながら育まれた子供達が大人になって、そういう子育てをするのは極自然な循環なのだろうと思わされる。そして、男の人の家事育児も極自然。子育てへの色んなサポートシステムが充実していることが育児ノイローゼを作らず、医療費ただも含め、消費税25%と高額でも還元されている実感があれば国民は不満も持たないし投票率80%という政治に関わる意識の高さにもつながるということなど、今の日本の政治家諸氏にも、是非読んでもらいたいと思った3児の母でした。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年10月15日に日本でレビュー済み
デンマークは2004年の幸福度調査で、マルタ、スイスと並んで
「世界一幸福度の高い国」としてランクされた国だそうです。
著者はそんなデンマークに住み、主婦として子育てをしながら生活する中で、
社会制度や教育などの国のありかたについて感じたこと、考えたことを綴っています。
今の日本では考えられないような素晴らしい(羨ましい)と思う社会制度が随所に見られ、
これなら高福祉高負担でもいいかも…と思ってしまいました。
ですが、国民性や社会、文化など日本とは様々な大きな違いがあり、
全く同じような社会にするには無理がありそう。
でも。。
少子高齢化社会に入り、国のありかたを見直す時期でもある日本にとって、
学ぶべきところはたくさん見つけることができると思います。
幸福を感じられる社会とはどのような社会なのか?
私たち国民もそれぞれが幸せのありかた(社会)を考えることが必要なのではないでしょうか?
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年8月23日に日本でレビュー済み
 本書を読んでいる最中に、「やっぱり北欧はいいなあ」という言葉が 何百回も口から出てきました。
 私は、デンマーク社会が何よりも個人の生き方を認めてくれることが
 「いいなあ」の決め手となっていると思います。
 人の可能性を信じ、人が動ける環境を提供し、
 そして人が生きたいと思わせる空気がデンマークにあると思いました。
 最後に一言。
 最近、個人主義を抹殺しようという言論が飛び交います。
 しかし、デンマークでは個人を尊重することで社会全体の連帯は保たれています。
 確かにデンマークの離婚率は30%以上です。
 けれども人と人の結びつきはベルリンの壁のように脆いものではありません。
 日本社会の問題をすべて個人主義のせいにするのは問題だと言えます。
 
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年12月31日に日本でレビュー済み
 まず,この本は貴重である。と言うのも,日本ではデンマークのことがあまり知られていないからである。
 実際に読んでみると,デンマークは,今の日本のような格差社会,金権社会に全く毒されていない事がわかる。それどころか,育児,教育に関する国家システムがうまく整っているので,子供にとっても良いと言える。
 デンマークは,世界一格差の小さな国と言われているが,この本を読んでみると,なるほど,とうなずける。

 この本は,日本がこれからどんな国作りをすべきか考えさせられる内容なので,是非多くの人に読んで欲しいと思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート