夏目漱石の批評の領域にテクスト論を持ち込んだ第一人者の一人でおられる石原千秋先生が、
(※もう一人の第一人者は小森陽一先生です)
日本のポップ・ミュージックの歌詞を分析するというコンセプト自体は石原千秋先生のファンから見てもとても素晴らしいのですが、
批評の対象として選ばれた楽曲群が「時の洗礼」を超えられなかったこの本が発刊された当時の陳腐なTHE・J-POPという感じでそれがマズかったですね。
言及対象がつまらないのですから、
どう頑張ってもこの本が永きに亘って読み継がれるものに成り得た筈がありません。
しかし、
それでも石原千秋先生のファンとしては拝読してみて良かったと思える微笑ましい内容ではありました!
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Jポップの作詞術 (生活人新書 164) 新書 – 2005/11/1
石原 千秋
(著)
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2005/11/1
- ISBN-10414088164X
- ISBN-13978-4140881644
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登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2005/11/1)
- 発売日 : 2005/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 253ページ
- ISBN-10 : 414088164X
- ISBN-13 : 978-4140881644
- Amazon 売れ筋ランキング: - 397,337位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 97位歌謡曲・演歌 (本)
- - 771位エンターテイメント音楽のJ-POP
- - 1,943位詩歌 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年12月4日に日本でレビュー済み
Jポップの作品いくつかの歌詞の分析をしている本なのですが、
まずオリジナルの歌詞が掲載され、そのあとに歌詞をブツ切りにして
分析していくという構成になっています。
問題はブツ切りのしかたで、テーマに沿って小見出し的に
分けるのであればいいんですが、脈絡なく行を空けてポンポンやるので
「あーそう。この歌詞の解釈はそうなのね。だから?」という感じで
分析をする意味やその作品を選んだ必然性やその目的がわかりません。
デキの悪いレジュメのような紙面構成も合わせて良くないと思います。
まずオリジナルの歌詞が掲載され、そのあとに歌詞をブツ切りにして
分析していくという構成になっています。
問題はブツ切りのしかたで、テーマに沿って小見出し的に
分けるのであればいいんですが、脈絡なく行を空けてポンポンやるので
「あーそう。この歌詞の解釈はそうなのね。だから?」という感じで
分析をする意味やその作品を選んだ必然性やその目的がわかりません。
デキの悪いレジュメのような紙面構成も合わせて良くないと思います。
2006年11月4日に日本でレビュー済み
まずタイトルが適当でない。「作詞術」とあるからには、Jポップの歌詞を書くためのハウツー本と思って買う人がいるのではないだろうか。実際は50歳を過ぎた、それも、古典文学を研究する学者さんによる、ポップスの歌詞の分析である。
おじさんでも、阿久悠、さだまさしなど、ポップの作詞に携わっていた人が最近の作品について書いたらおもしろかったろうが、漱石や'外の研究家では、まるで声楽家が演歌を歌っているような、場違いな感じがする。ましてや、仏教の無常観や輪廻思想などを持ち出す意味があるのだろうか。
私は団塊の世代で、中高生の頃は、アメリカンポップスに熱中したものだった。ポップスの歌詞などは、イメージで作られているものではないだろうか。
「餅は餅屋」と言うが、自分が書くにふさわしい題材を選んでもらいたいものである。
おじさんでも、阿久悠、さだまさしなど、ポップの作詞に携わっていた人が最近の作品について書いたらおもしろかったろうが、漱石や'外の研究家では、まるで声楽家が演歌を歌っているような、場違いな感じがする。ましてや、仏教の無常観や輪廻思想などを持ち出す意味があるのだろうか。
私は団塊の世代で、中高生の頃は、アメリカンポップスに熱中したものだった。ポップスの歌詞などは、イメージで作られているものではないだろうか。
「餅は餅屋」と言うが、自分が書くにふさわしい題材を選んでもらいたいものである。