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教育欲を取り戻せ! (生活人新書 167) 新書 – 2005/12/1
齋藤 孝
(著)
- 本の長さ163ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2005/12/1
- ISBN-104140881674
- ISBN-13978-4140881675
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2005/12/1)
- 発売日 : 2005/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 163ページ
- ISBN-10 : 4140881674
- ISBN-13 : 978-4140881675
- Amazon 売れ筋ランキング: - 956,292位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1960年静岡生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(毎日出版文化賞特別賞、2002年新語・流行語大賞ベスト10、草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくった。著書に『読書力』『コミュニケーション力』『古典力』(岩波新書)『理想の国語教科書』(文藝春秋)『質問力』『現代語訳学問のすすめ』(筑摩書房)『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)等多数。TBSテレビ「情報7days ニュースキャスター」等テレビ出演多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。 (写真提供:草思社)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
教育する上で留意すべきことがわかりました。教育欲と性欲との比較はわかりやすかった。
2010年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
齋藤孝氏の教育についての本で「教育力」(岩波新書)という名著がありますが、おなじ教育本でもこちらはかなりリラックスして書かれている感じですね。教育欲を食欲・性欲に劣らず普遍的に誰もがもっている欲求だとする考えは、なるほどと思わせるところもあります。教育欲には男女差がある、という視点も分かる気がします。しかし、出されている実例など今ひとつ具体性というか、説得力を欠いているように思えるところもありました。いずれにせよ、教育欲というものを否定的にとらえるのではなく、それを自覚し、生き甲斐や人間関係にうまく行かしてゆこうとする点は非常に参考になりました。
2006年3月29日に日本でレビュー済み
教育ママ、説教オヤジなど、悪い意味で使われています。でも、教育欲は人間なら誰でも持っているもので、使い方さえ間違えなければとても有効なものであると、斎藤さんは言います。過剰にならなければいいと。
で、教育欲を過剰にしないための「装置」として、卒業する時期を決めておく、という方法にピンときちゃいました。子どもでも部下でも、いつか自分の手を離れるときが必ず来ます。その時期を逃すから、悪い結果をもたらす。時期を逃さないためにあらかじめ「卒業」させる時期を決めてしまう。そこから逆算して今何を教えるべきか考える。
参考になる話がたくさんある本でした。
で、教育欲を過剰にしないための「装置」として、卒業する時期を決めておく、という方法にピンときちゃいました。子どもでも部下でも、いつか自分の手を離れるときが必ず来ます。その時期を逃すから、悪い結果をもたらす。時期を逃さないためにあらかじめ「卒業」させる時期を決めてしまう。そこから逆算して今何を教えるべきか考える。
参考になる話がたくさんある本でした。
2012年10月1日に日本でレビュー済み
本書のコンセプトはユニークである。しばしば言われるように、
人間の三大欲求として食欲・睡眠欲・性欲があるわけだが、著者
は、人間には「教育欲」なるものもあるはずだ、と主張する。教育
ママや説教オヤジといった日本語があるのもその証左の一つで
ある、と。
本書では、別に教育ママや説教オヤジを礼賛しているわけではな
く、この教育欲を、教える側も教えられる側双方にとって気持ち
がいいかたちで有効に満たすことの意義や方法等を説いている。
そして、大変面白いのは、教育欲の観点から親子関係や男女関係
や恋愛などの分析を施していることである。
この教育欲という側面にフォーカスを当てた本書は、それだけで
も新しい視点が盛り込まれて興味深い。また、「恋愛の中で教育
欲を発揮して教えることに快感を得るのは主に男性で、女性はど
ちらかというと教育を受けて知識を吸収していく側です」(p. 94)、
「女性は自分より知性が劣る男性に対しては決定的に冷たい」
(p. 103)などといったことが、ざっくばらんに語り尽くされ、著者
の本心がストレートに出ている本という印象を受ける。
ただ、上記の例でもそうだが、「男性」「女性」というものをそれぞれ
一括りにして単純化しすぎている感もあるし、文学作品からの引用
は時折あるものの、学術的な書物からの引用はほとんどない。
つまり総じて言うならば、興味深い話題を取り上げて、著者の考え
をストレートに綴ったものという位置づけの本であり、その考えと
意を異にする方や学術的な考察が欲しい方にとっては物足りない
という印象を受けるかもしれない本である。
人間の三大欲求として食欲・睡眠欲・性欲があるわけだが、著者
は、人間には「教育欲」なるものもあるはずだ、と主張する。教育
ママや説教オヤジといった日本語があるのもその証左の一つで
ある、と。
本書では、別に教育ママや説教オヤジを礼賛しているわけではな
く、この教育欲を、教える側も教えられる側双方にとって気持ち
がいいかたちで有効に満たすことの意義や方法等を説いている。
そして、大変面白いのは、教育欲の観点から親子関係や男女関係
や恋愛などの分析を施していることである。
この教育欲という側面にフォーカスを当てた本書は、それだけで
も新しい視点が盛り込まれて興味深い。また、「恋愛の中で教育
欲を発揮して教えることに快感を得るのは主に男性で、女性はど
ちらかというと教育を受けて知識を吸収していく側です」(p. 94)、
「女性は自分より知性が劣る男性に対しては決定的に冷たい」
(p. 103)などといったことが、ざっくばらんに語り尽くされ、著者
の本心がストレートに出ている本という印象を受ける。
ただ、上記の例でもそうだが、「男性」「女性」というものをそれぞれ
一括りにして単純化しすぎている感もあるし、文学作品からの引用
は時折あるものの、学術的な書物からの引用はほとんどない。
つまり総じて言うならば、興味深い話題を取り上げて、著者の考え
をストレートに綴ったものという位置づけの本であり、その考えと
意を異にする方や学術的な考察が欲しい方にとっては物足りない
という印象を受けるかもしれない本である。
2006年3月15日に日本でレビュー済み
「教育欲」という新しい概念にはとても新鮮さを感じ、大いに刺激を受けました。ただ、無理に具体例を挙げているように見える部分もあり、妥当性に疑問を感じる例もあります。
文字数も少なく、三時間ほどで読めてしまう分量。
最近ひっぱりだこでかなりの著書を出版している筆者にとって、これは少し「やっつけ仕事」なのかな、という邪推すらしてしまいます。
そのため、せっかく提示した筆者独自の「教育欲」という概念を、より一般的で説得力のあるものに昇華させるまでには至っていないように感じます。その点が少し残念。
しかしながら、具体例の中には身近なこととして理解できることも多く、「読み物」としては面白い。齋藤孝さんの恋愛観や人生観を知る「エッセイ」として読むと楽しめるのではないでしょうか。
文字数も少なく、三時間ほどで読めてしまう分量。
最近ひっぱりだこでかなりの著書を出版している筆者にとって、これは少し「やっつけ仕事」なのかな、という邪推すらしてしまいます。
そのため、せっかく提示した筆者独自の「教育欲」という概念を、より一般的で説得力のあるものに昇華させるまでには至っていないように感じます。その点が少し残念。
しかしながら、具体例の中には身近なこととして理解できることも多く、「読み物」としては面白い。齋藤孝さんの恋愛観や人生観を知る「エッセイ」として読むと楽しめるのではないでしょうか。
2006年1月4日に日本でレビュー済み
正直言って,タイトルに「教育」の文字があるだけで,初めは引けてしまいました.では,なぜ読んだかというと,著者による「三色ボールペンで読む日本語」を読み,三色ボールペンで線を引く練習書を探していて,同一著者の本がたまたま目についたのでを買ってみただけなのです.
ところが,これが意外と面白かった.人間の止みがたい欲求の一つとしての「教育欲」を軸に,人間同士の関係性を著者独特の軽妙なタッチで考察しているのです.恋愛論は,本書の中のごく一部にすぎませんが,オリジナリティにあふれた秀逸なものです.教育欲と恋愛がこんなに関係していたとは,本書を読むまでは思ってもいませんでした.ここに書かれている内容には,きっと身につまされる方も多いことでしょう.
曰く,「教育されることに目覚めら女性は,知識を吸収し終わると,次の男性にステップアップしていく」,「『安定した関係』『長期的な関係』になると,女性はとたんに強くなる」,「女性は自分より知性が劣る男性に対しては決定的に冷たい」などなど...
もちろん,恋愛論だけでなく,親子の間,師弟の間,上司と部下の間,リタイアした老後における教育欲の正しい発散の仕方についてもちゃんと書かれています.そして,全編を通して単なるハウツー本・人生訓本ではなく,人間考察になっているところがすごいです.ご一読をお薦めします.
ところが,これが意外と面白かった.人間の止みがたい欲求の一つとしての「教育欲」を軸に,人間同士の関係性を著者独特の軽妙なタッチで考察しているのです.恋愛論は,本書の中のごく一部にすぎませんが,オリジナリティにあふれた秀逸なものです.教育欲と恋愛がこんなに関係していたとは,本書を読むまでは思ってもいませんでした.ここに書かれている内容には,きっと身につまされる方も多いことでしょう.
曰く,「教育されることに目覚めら女性は,知識を吸収し終わると,次の男性にステップアップしていく」,「『安定した関係』『長期的な関係』になると,女性はとたんに強くなる」,「女性は自分より知性が劣る男性に対しては決定的に冷たい」などなど...
もちろん,恋愛論だけでなく,親子の間,師弟の間,上司と部下の間,リタイアした老後における教育欲の正しい発散の仕方についてもちゃんと書かれています.そして,全編を通して単なるハウツー本・人生訓本ではなく,人間考察になっているところがすごいです.ご一読をお薦めします.