読んで知的好奇心を満足させられる本です。もしかしたら、「こんなことを知っているんだぞ」とばかりに、英語国民に対してちょっと優越感を覚えられるかもしれません。
英文科以外の学校ではお目にかからない印欧祖語にまで遡って解説してくれているので、ほとんどクイズ並みの例題です。たとえば、“skirt”、“shirt”、が同語源だというのは知っていましたが、印欧祖語“*sker-”が語源だとは知りませんでしたし、ましてや“score”や“screen”もまた同語源とは思いもつきません。これが“carnation”になると、何の関係があるのか、この本を読まなければ不思議というしかないです。
大学受験はともかく、TOEIC対策にはなりませんが、735円でこれだけの専門知識が得られるなんて、お買い得な本です。文春新書「語源でわかった!英単語記憶術」と併読することをお勧めします。
それはそうと、縦書きはやめてくれませんかね。
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語源で楽しむ英単語: その意外な関係を探る (生活人新書 215) 単行本 – 2007/3/1
遠藤 幸子
(著)
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2007/3/1
- ISBN-104140882158
- ISBN-13978-4140882153
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2007/3/1)
- 発売日 : 2007/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4140882158
- ISBN-13 : 978-4140882153
- Amazon 売れ筋ランキング: - 681,498位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年7月24日に日本でレビュー済み
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2007年3月11日に日本でレビュー済み
blazer, blue, flameの共通点は? yellow, gold, melancholyの共通点は? 一見見た感じでは分からない単語の共通点をインド・ヨーロッパ語の語源までさかのぼって易しく解説しています。そして、そこから如何にゲルマン語系・ラテン語系・ギリシア語系の言葉に派生したのかが歴史的背景と共に良く分かるようになっています。最初の章に英語の歴史に触れられているのも親切ですね。これまでの語源解説本はラテン語系・ギリシア語系の単語は解説するのが多かったと思いますが、本書のように古英語(ゲルマン語系)の単語も仲間に含めて解説した易しい本はまだまだ希少だと思います。その意味でも語源入門書としてオススメの一冊です。慣れてくると語感も身についてきそうですょ。("bl"とか"gl"が"輝くイメージ"、とか) 上級者用の辞書の語源の欄を見るのも楽しくなりますょ。(^o^)
同趣旨の本として「語源でたどる英単語まんだら」(岡山 徹)もオススメです。こちらの本は印欧祖語の語幹を根っことしてラテン語系・ギリシア語系・ゲルマン語系の単語が如何に派生したかが樹形図で図解されたページで埋め尽くされています。(この他には「語源でわかった!英単語記憶術」(山並 陞一)もあります、読み通すのがやや大変ですが)
同趣旨の本として「語源でたどる英単語まんだら」(岡山 徹)もオススメです。こちらの本は印欧祖語の語幹を根っことしてラテン語系・ギリシア語系・ゲルマン語系の単語が如何に派生したかが樹形図で図解されたページで埋め尽くされています。(この他には「語源でわかった!英単語記憶術」(山並 陞一)もあります、読み通すのがやや大変ですが)
2007年8月19日に日本でレビュー済み
英単語の語源そして英語と他の言語との関係を分かりやすく解説した新書です。
序章では英語の歴史が当てられ、英語がゲルマン語系の一つであることなど
英語の歴史的位置について分かりやすく解説しています。
そして本題である語源のリサーチは、グリムの法則に則る形で、
主に印欧祖語、ゲルマン語系、ラテン語系、ギリシャ語系から
生まれた動詞、数、名詞などの英単語を紹介しています。
難解な学術用語が氾濫することなく、英語学習者なら誰でも読めるよう
よく工夫された新書だと思います。
序章では英語の歴史が当てられ、英語がゲルマン語系の一つであることなど
英語の歴史的位置について分かりやすく解説しています。
そして本題である語源のリサーチは、グリムの法則に則る形で、
主に印欧祖語、ゲルマン語系、ラテン語系、ギリシャ語系から
生まれた動詞、数、名詞などの英単語を紹介しています。
難解な学術用語が氾濫することなく、英語学習者なら誰でも読めるよう
よく工夫された新書だと思います。
2008年8月13日に日本でレビュー済み
大学の言語学の先生ならではの、誰も知らないような語源研究の成果。誰もが知っているあの単語とこの単語が実は同じ語源を持っていた!という新鮮な驚きはあるものの、受験などで英単語をたくさん覚える必要がある人にとっては逆に混乱を招く可能性があります。もっと重要な語源の知識というものが世の中には存在していると思います。そういう意味ではこの本に登場する語源の知識はまさしくトリビアです。エッセンスではないと思うのです。
2007年12月22日に日本でレビュー済み
電車内で読みやすい新書版のサイズで、何か英語の雑学になるような本を探していて、本書を発見。電車の中だけで、気が向いた時に少しずつ読んでいった。
文章がくだけた口語体で、本当に喫茶店かなんかで、先生の雑談を聞いているような気分になった。ただ、各項目の構成が均一なので、あまり続けて読んでると飽きてくる。逆に毎日2〜3項目ずつ読むには丁度良い。
内容を味わうには、少なくとも大学入試(英検2級)くらいの単語力はあった方が良いでしょう。
文章がくだけた口語体で、本当に喫茶店かなんかで、先生の雑談を聞いているような気分になった。ただ、各項目の構成が均一なので、あまり続けて読んでると飽きてくる。逆に毎日2〜3項目ずつ読むには丁度良い。
内容を味わうには、少なくとも大学入試(英検2級)くらいの単語力はあった方が良いでしょう。
2007年5月3日に日本でレビュー済み
英単語の語源について、楽しく読みやすく解説した本。
まず、英語の歴史や比較歴史言語学の考え方をごく簡潔に述べた後、動詞や形容詞から派生した単語や数に関わる単語などといったテーマ別に、多くの英単語の語源や歴史的・文化的背景、そしてひいては英語以外の諸語の対応する仲間の単語について見ていく。
読みやすいが、その水準はあなどれないものがある。上級英語学習者や、授業中の「トリビア」を求める英語指導者などに薦められる。
まず、英語の歴史や比較歴史言語学の考え方をごく簡潔に述べた後、動詞や形容詞から派生した単語や数に関わる単語などといったテーマ別に、多くの英単語の語源や歴史的・文化的背景、そしてひいては英語以外の諸語の対応する仲間の単語について見ていく。
読みやすいが、その水準はあなどれないものがある。上級英語学習者や、授業中の「トリビア」を求める英語指導者などに薦められる。