NHKテレビの『プロフェッショナル仕事の流儀』は,放送開始当初より,毎週のように興味深く視聴している.その番組で時々『脳活用法』と題したスペシャル番組が放送されるが,本書はその内容を更に膨らませたものだと思われる.
本書の著者の一人であり,番組キャスターでもある茂木健一郎氏が,本職の脳科学者として,脳科学の成果を織り交ぜながら「脳活用法」を分かりやすく説明している.どのような分野においても,プロフェッショナルとして評価の高い仕事を行っている人たちは,自分の仕事に責任とやり甲斐を持っていると思う.
京セラ名誉会長の稲盛和夫氏等の一流の経営者がよく言っていることだが,どのような職に就いている人でも,自分に与えられた仕事に不満を言うのではなく,先ずは自分の頭で必死に考え,一生懸命に仕事をこなしていくことが,プロフェッショナルへの道につながるのではなかろうか.
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プロフェッショナルたちの脳活用法 (生活人新書) 新書 – 2009/4/9
茂木 健一郎
(編集),
NHK「プロフェッショナル」制作班
(編集)
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- ISBN-104140882867
- ISBN-13978-4140882863
- 出版社NHK出版
- 発売日2009/4/9
- 言語日本語
- 本の長さ221ページ
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登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2009/4/9)
- 発売日 : 2009/4/9
- 言語 : 日本語
- 新書 : 221ページ
- ISBN-10 : 4140882867
- ISBN-13 : 978-4140882863
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- カスタマーレビュー:
著者について
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1962年、東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、慶應義塾大学特別研究教授。東京大学理学部、法学部卒業後、 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。2005年、『脳と仮 想』で、第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 15歳の寺子屋 ひとり遊びのススメ (ISBN-13: 978-4062162678 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年5月11日に日本でレビュー済み
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困難に直面した時、ただ固まってたんじゃ何もならない。とにかくじたばたしよう、体を動かそうというのが良かった。 また後日書きます。
2014年11月19日に日本でレビュー済み
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まえがきの「残念ながら神様は脳のトリセツを用意してくれていない」というフレーズからぐいぐい引き込まれていった。さすがにプロは脳の活用法がすごい。
2012年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
テレビで見る茂木さんのダイナミックさとか温かさとか人間味が全然伝わってきませんでした。心理学の本とかかなり読んでいるからか、内容もあまり参考になるのがなかったのでちょっとガッカリしました。
2009年5月10日に日本でレビュー済み
茂木健一郎さんの新書。作者が司会をする「プロフェッショナル仕事の流儀」の
今まで100人を見てきたその経験を通して、成功者の持つ法則を書いたものです。
共感出来るフレーズがたくさんありました。
これらのフレーズを大事にしながら生活していきたいものです。
構成は
1章 ひらめきの極意 プロに学ぶアイデア発想法
2章 プレッシャー克服方 プロに学ぶ難関突破の秘訣
3章 やる気を高める プロに学ぶモチベーションアップ法
4章 創造性を豊かにする プロに学ぶ仕事を楽しむ方法
5章 制約との付き合い方 プロに学ぶ現代生活における思考法
個人的に気になったフレーズは以下でした。
1章 古野 隆雄(農家)
やはり現場の中で考えるということだと思います。問題を問題としてまず意識すること。
何が問題なのかを現場の中で考えていくことで、すでにもう解答に近づいていると思う。
〜 自分自身がそこに関わる中から問題点が見えてくるんです。
3章 古野 隆雄(農家)
〜 実力が自身をつくるのではなく、自信が実力をつくるのではないかとおもう
4章多和田 悟(盲導犬訓練士)
一番大事なのは、目的が何であるのか、それが常にブレないことです。
祖母井 秀隆(サッカークラブ GE)
結果も大事ですけど、それ以上に、サッカーを通して何をするか、それを自分の
生き方の中にきちっと捉えていきたいと思っています。
佐藤 陽一(ソムリエ)
お客様が店にこられた目的の違いで、選ぶワインが微妙に変わってくることがある
小野二郎(鮨職人)
自分に合う仕事なんかないですよ。自分が仕事に合わせなきゃいけないでしょう。
だって、まるで経験のない人が、あれもダメ、これもダメと言っていたら、
やる仕事なんてありませんよ。だから仕事というものは、与えられたらそれが
天職だと思って、一所懸命修業すればいいと思います。
そうすれば誰だって一人前になりますよ。
今まで100人を見てきたその経験を通して、成功者の持つ法則を書いたものです。
共感出来るフレーズがたくさんありました。
これらのフレーズを大事にしながら生活していきたいものです。
構成は
1章 ひらめきの極意 プロに学ぶアイデア発想法
2章 プレッシャー克服方 プロに学ぶ難関突破の秘訣
3章 やる気を高める プロに学ぶモチベーションアップ法
4章 創造性を豊かにする プロに学ぶ仕事を楽しむ方法
5章 制約との付き合い方 プロに学ぶ現代生活における思考法
個人的に気になったフレーズは以下でした。
1章 古野 隆雄(農家)
やはり現場の中で考えるということだと思います。問題を問題としてまず意識すること。
何が問題なのかを現場の中で考えていくことで、すでにもう解答に近づいていると思う。
〜 自分自身がそこに関わる中から問題点が見えてくるんです。
3章 古野 隆雄(農家)
〜 実力が自身をつくるのではなく、自信が実力をつくるのではないかとおもう
4章多和田 悟(盲導犬訓練士)
一番大事なのは、目的が何であるのか、それが常にブレないことです。
祖母井 秀隆(サッカークラブ GE)
結果も大事ですけど、それ以上に、サッカーを通して何をするか、それを自分の
生き方の中にきちっと捉えていきたいと思っています。
佐藤 陽一(ソムリエ)
お客様が店にこられた目的の違いで、選ぶワインが微妙に変わってくることがある
小野二郎(鮨職人)
自分に合う仕事なんかないですよ。自分が仕事に合わせなきゃいけないでしょう。
だって、まるで経験のない人が、あれもダメ、これもダメと言っていたら、
やる仕事なんてありませんよ。だから仕事というものは、与えられたらそれが
天職だと思って、一所懸命修業すればいいと思います。
そうすれば誰だって一人前になりますよ。
2011年6月3日に日本でレビュー済み
あなたは、不安から
解放される方法を
知らないってことは
なくはないよね?
じつは、
モードを切り替えればいんだってことに
気づかせてくれる
この本は、ファーストクラスです♪
追伸
キーワードをお知らせします
無意識・睡眠・クロスオーバー
モード切り替え・オーバーロ−ド・ミラーニューロン
報酬・強化学習・失敗体験
自然体・共感
本番前の決まりごとがすべてかもしれません
解放される方法を
知らないってことは
なくはないよね?
じつは、
モードを切り替えればいんだってことに
気づかせてくれる
この本は、ファーストクラスです♪
追伸
キーワードをお知らせします
無意識・睡眠・クロスオーバー
モード切り替え・オーバーロ−ド・ミラーニューロン
報酬・強化学習・失敗体験
自然体・共感
本番前の決まりごとがすべてかもしれません
2009年4月19日に日本でレビュー済み
NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の100回記念スペシャル「プロに学べ!脳活用法スペシャル」(2008/10/21放送)の内容をまとめた本です。番組の要約になっていますね。「プロフェッショナル 仕事の流儀」の番組のファンであれば"買い"でしょう。これまで番組に登場したプロフェッショナル達の言葉が沢山引用されています。(太文字で印刷されているので、そこだけ拾い読みしたい時に便利です)彼らの言葉は、味わい深く、メッセージ性が高く、魂がこもっています。まさに"言霊"です。気に入る言葉が見つかることと思います。
個人的にはスシ職人・小野二郎氏の言葉は好きですね。「人より不器用だから、人よりも よく考えて、それが却って良い結果に繋がった。」(→ "不器用力"というプラスの見方)とか、「(経験ゼロのうちは)自分に合う仕事なんてない、自分が仕事に合わせないとダメ。一所懸命やれば一人前になれますよ。」という発言は、"新人"に贈りたい言葉です。
途中差し挟まれるの茂木氏の解説については意見(or 好き嫌い)が色々とあるかもしれませんが(※)、「プロの仕事の流儀を"茂木流 脳科学"の観点から分析する」という番組の雰囲気が伝わっているという意味ではOKでしょう。茂木氏が論語の一節をもじって「どんなに知識があっても、好きになれる人には及ばない。どんなに好きになれても、楽しめる人にはかなわない」と言っていますが、これはポイントを衝いていると思います。
(※)例えば「揺動散逸定理」を持ち出して説明する処は"舌足らず"な感あり。「系の外部刺激に対する反応はシステム自身の揺らぎに比例」は、この定理を導出する際の"仮定"の話であって、定理の"帰結"ではありません。また「暗黙知」と「以心伝心」を同一視する処も少し違和感あり。(ポランニーが最初に提唱した「 暗黙知 (認知プロセス)」の話ではなく、野中郁次郎流「 暗黙知 」を意識した発言?) (→ 以上、Wikipediaなどをご参照) またプロフェッショナル達にはhonesty以上のモノ(integrity)を感じました。
個人的にはスシ職人・小野二郎氏の言葉は好きですね。「人より不器用だから、人よりも よく考えて、それが却って良い結果に繋がった。」(→ "不器用力"というプラスの見方)とか、「(経験ゼロのうちは)自分に合う仕事なんてない、自分が仕事に合わせないとダメ。一所懸命やれば一人前になれますよ。」という発言は、"新人"に贈りたい言葉です。
途中差し挟まれるの茂木氏の解説については意見(or 好き嫌い)が色々とあるかもしれませんが(※)、「プロの仕事の流儀を"茂木流 脳科学"の観点から分析する」という番組の雰囲気が伝わっているという意味ではOKでしょう。茂木氏が論語の一節をもじって「どんなに知識があっても、好きになれる人には及ばない。どんなに好きになれても、楽しめる人にはかなわない」と言っていますが、これはポイントを衝いていると思います。
(※)例えば「揺動散逸定理」を持ち出して説明する処は"舌足らず"な感あり。「系の外部刺激に対する反応はシステム自身の揺らぎに比例」は、この定理を導出する際の"仮定"の話であって、定理の"帰結"ではありません。また「暗黙知」と「以心伝心」を同一視する処も少し違和感あり。(ポランニーが最初に提唱した「 暗黙知 (認知プロセス)」の話ではなく、野中郁次郎流「 暗黙知 」を意識した発言?) (→ 以上、Wikipediaなどをご参照) またプロフェッショナル達にはhonesty以上のモノ(integrity)を感じました。
2012年3月22日に日本でレビュー済み
茂木さんはこの本を書くためにあの番組をやっていたのではないだろうか?
それくらい脳活用という点からあの番組の登場者たちの言葉が脳活用という切り口からテーマ別にうまくまとめられている。
見せ方によって吸収力が変わる、
NHKのプロフェショナルという番組は【人】に焦点を当てているが、本書は【事】に焦点を当てて同じ材料を再編成している。
密度が濃い。
「歴史を学び、遺跡を調査してみると、その時代の制約の中で、人々は最高のものをつくっていたことがわかるんです。」(P221)
言い切ります、本書は最高傑作です。
それくらい脳活用という点からあの番組の登場者たちの言葉が脳活用という切り口からテーマ別にうまくまとめられている。
見せ方によって吸収力が変わる、
NHKのプロフェショナルという番組は【人】に焦点を当てているが、本書は【事】に焦点を当てて同じ材料を再編成している。
密度が濃い。
「歴史を学び、遺跡を調査してみると、その時代の制約の中で、人々は最高のものをつくっていたことがわかるんです。」(P221)
言い切ります、本書は最高傑作です。