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新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか (NHK出版新書) 新書 – 2011/10/6

3.9 5つ星のうち3.9 71個の評価

危機の時代を現代思想で読み解く、
俊英が満を持して放つ挑発的論考!

今、なぜナショナリズムを考察するべきなのか? 格差・貧困問題から経済復興までの喫緊の課題は、「国家」「民族」などのナショナルな意識に訴えかけることなくしては、もはや解決しえない。ナショナリズムを否定するだけの従来の議論を徹底的に批判し、ドゥルーズ=ガタリやフーコーなど現代思想のキーテキストを読み解きながら、ナショナリズムの社会的・政治的な可能性を考える。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (2011/10/6)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/10/6
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4140883618
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4140883617
  • 寸法 ‏ : ‎ 11.2 x 1.2 x 17.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 71個の評価

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萱野 稔人
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者が最近BSフジのLIVEプライムニュースに出演されていて、
話が非常にわかりやすくて洗練されていたので、興味をもって本書を購入しました。
エセ知識人の議論にうんざりして政治や哲学、歴史関連の本を
ここしばらく読まないようにしていたのですが、本書を読んで
久しぶりに本物の知識人に出会ったような気がしました。

哲学の素養もないのに政治や歴史を語る人や、
哲学の素養があっても今現在起こっている問題に関わろうとしない人(私も含む)が多い中で、
著者は政治、哲学、歴史、経済を有機的に結びつけて深く考えることができる、数少ない「本物」です。

ナショナリズムを地で行く人も、ナショナリズムに強く反対している人も
一度この本を読んでから考え直してみた方がいいと思います。

本書の帯に「現代思想入門」と銘打っているとおり、大学生なら読んで理解できる程度にわかりやすく
噛み砕いて説明されていますし、かといって決して内容が薄いわけではなく、下手な知識人の本を
読むよりも、はるかに勉強になります。おすすめです。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ナショナリズムの変遷を思想史とともに見ることで、ナショナリズムの本質に迫っている。解釈の仕方はなかなか面白い。ナショナリズムそのものが悪では無いことに関する説明は詳しいが、どうすれば望ましいナショナリズムを実現できるかについては本書ではあまり触れられていない。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の関心にいまひとつ合致せず、特に際立って面白いと思いませんでした。
2013年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
哲学やナショナリズムという問題が、何故日本では素朴な道徳問題に落としこまれてしまうのかということについて詳述してある。このテーマではなかなか類書はない。フランス思想が専門だけありなかなかその解釈は鋭い。著者は言及していないがレヴィナスに関しても日本では相当特殊な受容がされているように思われる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
後半部分の議論は難しくてあまり理解できていません。前半部分の反ナショナリズム論は自己矛盾を抱えているので、ナショナリズムを肯定しつつどのように他の国との争いを防止するのかという議論は面白かったです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月24日に日本でレビュー済み
特に最初の部分を興味深く読みました。ただ、ネグリ=ハートの登場の後半以降は、理論的なことばかりで、具体例が(あまり)無かったことが惜しまれます。

萱野氏は、大多数の流れに飲み込まれず「それは違うんじゃないか」と発言できる人だと思っていましたが、その期待は裏切られることはありませんでした。個人的には、これから「成長なき時代のナショナリズム」を読むので、こちらの議論がどう変化・進化したのか楽しみです。こちらは、私のような他の読者の方々(ナショナリズムについての議論を大まかに掴みたい、今の主流とされる考え方の欠点を知りたい)に適した良書だと思います。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月11日に日本でレビュー済み
著者の旧著『国家とはなにか』のレビューに、前半は切れ味鋭く面白いのに、
後半はフーコーとドゥルーズ=ガタリの引用ばかりが続き、まるで解説本の
ようになってしまっているのがいかにも残念だったと書いた。(また、そもそも
『国家とはなにか』という問題設定自体が抽象的過ぎて、思想系に興味のある
読者以外は、やや手に取りにくいものだったということも言えるかもしれない。)

おそらく編集者が同様の注文をつけたのだと思うが、本書はそれらの欠点が
見事に克服されているばかりか、旧著からの6年間で急速に進んだ「格差」の
ような身近な論点を理解する上でも、実はナショナリズムをきちんと消化して
おくことが不可欠だということを、一般の読者にもわかりやすく説いている
という点で、きわめて優れていると思う。結末部でファシズムを取り扱い、
冒頭で取り上げた格差の問題と円環をなすように終わるという構成も素晴らしい。
48人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 唯一、ハッとするような言い方は、先進国における「格差の拡大」の問題は、労働市場のグローバル化によってもたらされたもので、それが問題なのはナショナル・インタレスト(国民的利害関心)でとらえるからであって、中国などの労働者からみれば格差は縮まり、就労機会が増える「格差の縮小」であり、国内的にのみ、それは問題になる、というあたりでしょうか(p.21-)。

 でも、そうした問題は著者が論争相手と仮定していると思われる上野千鶴子さんあたりの本を読んだって、問題意識はもっているわけだし、例えば『上野先生、勝手に死なれちゃ困ります』では、ナショナリズムと福祉はワンセットだけど、日本のナショナリストは国民よりも国体が大切という立場が問題だ、という指摘だってあるわけで、なんか団塊の世代の評論家という仮想の存在を相手に論争しているようにも思えます(上野先生の自民党政権などは「だから少子化対策といってもシングルマザー支援なんかはやらなかった」という指摘の方が、よほど鋭く感じます)。

 さして後半は留学先だったというフランスから、いまさらのドゥルーズ=ガタリ、フーコーの解説。しかし、いまさらフーコーの「身体の規律化」とナショナリズムを結びつける議論はいろんな人が随分昔からやっていたわけだし…と思ったのですが、まあ、いいか。最近、『失敗の本質』みたいな本まで入門本が出てきて驚いているんですが、これも、大量に引用されているフーコーの『監獄の誕生』の超入門として読めば、読めないこともないんですかね…(『監獄の誕生』は確かに面白いですしw)。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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