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読書の価値 (NHK出版新書 547) 新書 – 2018/4/6
購入オプションとあわせ買い
わからないことは何でも検索できる時代だ。娯楽だって山のように溢れている。それでも読書でしか得られないものがある――。読書が苦手でしかたのなかった少年は、どのように本と向き合い、大学教授・ベストセラー作家となったのか。並外れた発想力と知的生産術を可能にする「読書の効能」がいま明らかに! 著作累計1,600万部超を誇る作家・森博嗣が、「きれいごと」抜きに語る体験的読書論。
●僕は本を読むことが苦手だった
●速読は読書とはいえない
●「つまらない本」の読み方を教えよう
●本選びで大事にすべきたったひとつの原則
●僕は一度読んだら忘れない
●「読みやすい本」には罠がある
●教養とは「保留」できる能力のことである etc.
デビューして二十数年になり、これまでに三百冊以上の本を上梓してきた。最初のうちは小説ばかり書いていた(というよりも依頼があったので、書かされていた)のだが、ここ数年、エッセィや新書を多く執筆している。僕としては、子供のときがそうだったように、虚構の世界よりは現実について書く方が「素直」な行動だと感じているし、未だに、自分で読むものはノンフィクションが九十九パーセントである。それなのに、何故こんな職業に就いてしまったのか、と不思議だ。今でも、ときどき首を捻ひねっている。
しかし、いずれにしても明らかなことは、僕がもの凄く沢山のことをすべて本から学んできた、という事実である。文字がすらすらと読めないハンディを背負いながらも、とにかく本を読むしかなかった。知りたいことは、活字を追うことでしか得られなかったのだ。そして、本を読むことが僕にとって、いつの間にか日常になり、また、そういったインプットを体験していたからこそ、逆にアウトプットする仕事を得られたのである。
(「まえがき」より抜粋)
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社NHK出版
- 発売日2018/4/6
- ISBN-104140885475
- ISBN-13978-4140885475
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商品の説明
出版社からのコメント
著者について
1957年、愛知県生まれ。小説家。工学博士。某国立大学の工学部助教授のかたわら、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、作家デビュー。以後、続々と作品を発表し、現在までに300冊以上の著書が出版され人気を博している。小説に『スカイ・クロラ』『ヴォイド・シェイパ』、エッセィに『小説家という職業』『孤独の価値』『集中力はいらない』など。
登録情報
- 出版社 : NHK出版 (2018/4/6)
- 発売日 : 2018/4/6
- 言語 : 日本語
- 新書 : 224ページ
- ISBN-10 : 4140885475
- ISBN-13 : 978-4140885475
- Amazon 売れ筋ランキング: - 117,042位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1957年愛知県生まれ。工学博士。
某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。
ほかに『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(メディアファクトリー)などの小説のほか、『森博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)、『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります!』(講談社)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『自由をつくる 自在に生きる』(集英社新書)など新書の著作も多数ある。
ホームページ「森博嗣の浮遊工作室」(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/)
●これから出る本→予定表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/timetable.html)
●作者による作品の紹介(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/myst_index.html)
●出版された本の一覧→出版年表(http://www001.upp.so-net.ne.jp/mori/myst/nenpyo.html)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「読みたいもの、読めばいいし、無理に読まなくても…。でもNHKの本でそんなこと言えないよな。」という、気持ちを想像した(感想です)。
それで、既に売られている読書本からあまり逸れない内容を書いているように見えた。だから、この本は森氏らしくなくて、あまり内容は覚えていない。
本をテーマにこれだけのことが書けるのは、やはり才能だろう。著者は両手利きだそうで(p.128)、両手利きの人は頭がいいと勝手に思い込んでおります。
本書を要約すれば、次のようになるでしょう。
・第1章は、本にまつわる大学生くらいまでの昔話
・第2章は、本の選び方。自由に自分で選べ。
・第3章は、第1章のその後、研究生活時のエピソードが語られる。
・第4章は、読書の効用。日常から離れた様々なインプットができる。
・第5章は、本は横書きにしてほしいという話。
2.本を読むこと
ある新任課長から、自分に最適な本はないかと相談を受けたことが、本書を手にした切っ掛けです。彼が自分で何を求めているかが自覚できたらいいのですが、それが問題なのです。著者に同じ質問をすれば、「何でもいいから、自分で選べ」ということになるでしょう。「本はすすめられて読むものではない(p.79)」とありますから。
本を読むばかりが、人生の次の一手ではないと思いますが、読書は人の言葉を聴き、人の立場に立つということでもありますから、読書はきっと彼のためになると思うのです。この点は、著者も「本と人は同じような存在(p.73)」と言っていますから、賛成してくれるでしょう。
ちなみに、エラ・バーサド, スーザン・エルダキン(2013)『文学効能事典 あなたの悩みに効く小説』(2017)金原瑞人, 石田文子 訳(フィルムアート社)という本があります。恐らく著者は、こんな本は目ではないでしょうが、読書の効用に、「己を知る」という効用を認めてもらいたいところです。
3.インプットとアウトプット
本を読むことはインプット。本を読んであれこれ思い付くことは、自分の中で起こることだが、これはアウトプットとされます(p.163)。本のことを誰かに話すことは当然アウトプットになります(p.164)。インプットされたものをアウトプットすることは模倣ではないでしょうか。それは完全に同じにはならない模倣です。なぜならインプットとアウトプットの間に意識が介在するからです。精神分析なら連想と言うかもしれません。また、この意識を「己」と呼んでも間違いではないでしょう。
文章を書くこともアウトプットです。著者は本を読んだ時のあれこれ、文章を書く前のあれこれもアウトプットとして重要視しています(第4章インプットとアウトプット)。だから速読などできないのです(p.162)。読書の価値は速読では得られません。
本書のポイントをまとめると以下のとおり。本=人 → 本を読むこと=人と逢うこと。読む本を選ぶという行為こそが読書の醍醐味(オススメの本とかウゼー)。読書感想文を書かせる教育は意味なくない?遅読オススメ。
これらの内容は概ね同意です。
著者は、人に本を薦めるのも薦められるのも嫌いと言うことで、あとがきでは「本を紹介されると95パーセント以上読まない」と、嫌悪感むき出しな割に、出版社からの贈呈本も次々と消化しているというような記述もあり、どこで線引きしてるのか、ちょっと疑問に思いました。
また、著者は、読書に関しては一切メモをとらないと言いながら、一方で、若いときは本に思いついたことを書き込んでいたという記述があります。前者は読み方として形式的に強制されるもの、後者は自発的自由発想として、著者の中では区別されているように推測されますが、そこまで親切な説明はありません。この例だけに限らず、かなり著者の個人感覚的な言葉で書かれているので、一部の文字列だけを取り出して、文字通り捉えない方がいい文章だなと思いました。
森博嗣という特殊性の上で成立する考え方も多く、我々凡人が、あまり過剰に反応する必要は無いかなと。著名な作家の生の素直な感覚がわかるという意味では、なかなか貴重かなと思います。
蛇足:
当面の興味対象外まで範囲を広げて、本探し・本選びに十分な時間をかけて、読みたい本は不自由なく購入し、1日の読書時間が2時間程度で、本を読むスピードがそれほど早くもない。にもかかわらず、いわゆる積ん読がない。ということが現実的に可能なのか大いに疑問に感じました。電子書籍は積ん読にはカウントしないというのなら納得できます。著者は、文章をイメージに展開することで、一度読んだ本の内容は忘れないとのことなので、類似する他の特殊能力を使っている可能性は大いに考えられます(例:積ん読本を一瞬にして消し去る「テレポーテーション」、時間を止める能力「ザ・ワールド」etc.)。
著者の小学校時の読書体験が、
独特の世界観を作ったベースになっているなと感じました。
「わからない」言葉があったら、調べる。
そして、「だんだんわかってくる」、その楽しさを知る。
小学生ぐらいに、こういう体験をした人は、後の人生が変わってくるだろうなと思います。
大人になると、「わかるモノ」や、「わかりやすいモノ」に、読書の効用を求める傾向が出てきますが、
それは、本質的にはネットニュースを見ているのと変わらないかもしれない。
少し抽象的な言葉や難しい漢字を使うだけで、
書籍の「売り上げ」にダイレクトに響くわけですから、出版社も、もっとわかりやすい本、
できれば、ドラッグのように中毒を引き起こすような刺激的で、即効性のある本を作るのは、
当たり前と言えば、当たり前です。
知的好奇心は、運動と似ていて、鍛え続けないといけない。
その最も良い方法は、挑戦という名にふさわしい本を選ぶことなんだと。
著者のこの本を読むと、何冊読むとか、広いジャンルを読むとか、古典の大切さを説くとか、
一切説いていません。
やはり、自分の知的好奇心を維持したり、広げるために、読書が存在すると言っています。
今は、アマゾンで書籍を購入したり、キンドルで電子書籍を購入するのが、
当たり前になっていますが、自分の購買記録から導きだされたアルゴリズムに従って、読まされているようで、
知的好奇心を育む上では、かなり縛られた状況に陥っているかもしれません。
気づいたら、似たような本を大量に読んでいたことも、少なくない人があるんじゃないでしょう?
それは、自分が読んでいるのはなく、読まされているだけかもしれません。
自分の好奇心を刺激する本は、誰もが読んでいる本には、おそらくないだろうなと思います。
やはり、自分で、見つけ出さないといけません。
今は、受動的な読書が主流で、能動的な読書を行うのが非常に難しい。
強い問題意識と、広範な知的好奇心を培うと、人生が豊かになる。
暇つぶしのための、楽な、わかりやすい本を読むだけの読書は、もう卒業しようと思いました。
Reading books is one of the most effective ways to see other perspectives, he said.
I'm totally on his side and so is meeting someone in my life.